
昨年の写真から。
ヨーロッパの至る所にある旧市街の情景は、古き昔の状態が今日まで保たれていることにただ驚かされる。赤茶色の屋根瓦、電柱・電線も無く、付近に高層ビルもなければ、景観を損ねる派手なネオンなども一切ない。建物も壁の色も白またはベージュ色で統一されており、たとえ旧市街内の商業地域であっても、全体の美観を損なわないような配慮が異常なくらい施されている。大都市にあるようなガラスのショーウィンドウなどの店は、旧市街の中では存在しない。自分達の文化に対する美意識の拘りの強さが伺えるのである。
勿論旧市街の中に自動車を乗り入れることは出来ない。観光地化されてしまっているといえばそれまでだが、しかし利便性を著しく抑制してまで、美観を保とうするその強烈な美意識は、ただただ「すごい」としかいいようがない。
ちなみに、街を眼下に見下ろすことが出来るこの山の頂上にも、誤って落下しないように配慮された「柵」がないという、徹底ぶりである。西洋人恐るべし。
ヨーロッパの至る所にある旧市街の情景は、古き昔の状態が今日まで保たれていることにただ驚かされる。赤茶色の屋根瓦、電柱・電線も無く、付近に高層ビルもなければ、景観を損ねる派手なネオンなども一切ない。建物も壁の色も白またはベージュ色で統一されており、たとえ旧市街内の商業地域であっても、全体の美観を損なわないような配慮が異常なくらい施されている。大都市にあるようなガラスのショーウィンドウなどの店は、旧市街の中では存在しない。自分達の文化に対する美意識の拘りの強さが伺えるのである。
勿論旧市街の中に自動車を乗り入れることは出来ない。観光地化されてしまっているといえばそれまでだが、しかし利便性を著しく抑制してまで、美観を保とうするその強烈な美意識は、ただただ「すごい」としかいいようがない。
ちなみに、街を眼下に見下ろすことが出来るこの山の頂上にも、誤って落下しないように配慮された「柵」がないという、徹底ぶりである。西洋人恐るべし。
は部屋の模様替え一つ許可なしで出来ないと言ってましたね。
京都でも60m以上の高層ビルは許可されてませんが、南に下がるほど海抜が低いので、南部は高いビルが多いですよね。抜け道を巧みに利用する日本人・・・。
でも、昔の日本を思い出すことは出来ても、戻すことはだれにも出来そうにありません。
強烈なリーダーが出てくれば可能かもしれませんが、それはそれでアブナイことになりそうです。
「雑多」を受け入れることが日本人の特異な性分なのでしょうかね。
出来売れば、便利であっても美意識をどこかで残す。共存させるということを追及したいものですな。
便利さの代償として日本が美を失ったというより、日本もアジア的雑然さを持っているというべきなんでしょうかね。
昔、「ヨーロッパなんか日本人の新婚旅行先になればいいんだ」といった人がいました。その尊大さは恥ずべきですが、「勝てんなあ」が本音というか、実感だったのかもしれません。
逆に非対称で、アースカラーで、重複し、何でも飲み込むのがアジア的なんだと思えば、いとも簡単に利便性と共に更なる雑然さも飲み込んでしまったのかもしれません。