Lovcen山の麓で日が暮れたので、近郊で宿を探す。Cetinjeの町で、3人部屋で80ユーロ(約13200円)というものがあったので、そのホテルで一泊することにした。写真はビデオから落とした画像で、Cetinje中央部である。

画像は同じくビデオからのもの。Cetinjeにある小さいマーケットである。
この夜、ホテルに帰ってから作戦会議を開く。内容は、明日以降の旅程についてである。既にクロアチア、モンテネグロの主だった見所は廻った。この後どうする?
1:モンテネグロの2000メートル級の山々をドライブし、ボスニア・ヘルツェゴビナに寄ってモスタルの町を見るというコースにするか。
2:それともセルビアの首都ベオグラードを抜けてハンガリーに入り、田園風景を見るコースにするか。
3:あるいは、このまま一気に南下して、ギリシャのアテネを目指すか。
私が立てた当初の計画は1である。ところがこの旅行中、家人から3の可能性についてたびたび言及され、盛り上がった事もあった。旅程としては1がもっとも優雅に廻ることが出来る。2は多少強行軍になる。3は半ば無謀な旅程である。なにしろここCetinjeからギリシャのアテネまでは片道約1000キロもあるからだ。ところが衆議の結果、3が採択されたのである。この日は8月27日(六日目)の夜である。翌日28日に出発するとして、9月2日にはザグレブで飛行機に乗らなければならない事を考えると、28日~1日までの5日間の時間がある。5日で往復2000キロ走っても、辿り着くのはここCetinjeである。ここからザグレブまでさらに戻らねば飛行機に間に合わない。Cetinje~ザグレブの距離は約900キロ。要するに5日で2900キロを走る計算になる。一日に約600キロ走る、それがコース3の内容である。それが今まさに採択された。キ印である。スラブの毒気にあてられたのか、この旅程はよほどのキ印でないと選ばない(笑)。
旅行はここから、完全なるアドリブと化した。今までもかなりアドリブだったが、それなりのレールには乗っていたワケで、どこで何を見る、ということはだいたいは決まっていた。今やそのタガは完全にはずれたのである。

翌朝(28日)の朝のホテルの中にある売店の風景。ホテルの部屋もそうだったのだが、なんとなく社会主義的名残を感じないだろうか?普通売店にはPOPやポスターで商品を訴求をするものだが、この無機質な売店はどうだろう?
観光地コトルを見たときには感じなかったが、観光地とは縁遠いここCetinjeを見ると、多少クロアチアとは違った一面を垣間見ることが出来る。

画像は同じくビデオからのもの。Cetinjeにある小さいマーケットである。
この夜、ホテルに帰ってから作戦会議を開く。内容は、明日以降の旅程についてである。既にクロアチア、モンテネグロの主だった見所は廻った。この後どうする?
1:モンテネグロの2000メートル級の山々をドライブし、ボスニア・ヘルツェゴビナに寄ってモスタルの町を見るというコースにするか。
2:それともセルビアの首都ベオグラードを抜けてハンガリーに入り、田園風景を見るコースにするか。
3:あるいは、このまま一気に南下して、ギリシャのアテネを目指すか。
私が立てた当初の計画は1である。ところがこの旅行中、家人から3の可能性についてたびたび言及され、盛り上がった事もあった。旅程としては1がもっとも優雅に廻ることが出来る。2は多少強行軍になる。3は半ば無謀な旅程である。なにしろここCetinjeからギリシャのアテネまでは片道約1000キロもあるからだ。ところが衆議の結果、3が採択されたのである。この日は8月27日(六日目)の夜である。翌日28日に出発するとして、9月2日にはザグレブで飛行機に乗らなければならない事を考えると、28日~1日までの5日間の時間がある。5日で往復2000キロ走っても、辿り着くのはここCetinjeである。ここからザグレブまでさらに戻らねば飛行機に間に合わない。Cetinje~ザグレブの距離は約900キロ。要するに5日で2900キロを走る計算になる。一日に約600キロ走る、それがコース3の内容である。それが今まさに採択された。キ印である。スラブの毒気にあてられたのか、この旅程はよほどのキ印でないと選ばない(笑)。
旅行はここから、完全なるアドリブと化した。今までもかなりアドリブだったが、それなりのレールには乗っていたワケで、どこで何を見る、ということはだいたいは決まっていた。今やそのタガは完全にはずれたのである。

翌朝(28日)の朝のホテルの中にある売店の風景。ホテルの部屋もそうだったのだが、なんとなく社会主義的名残を感じないだろうか?普通売店にはPOPやポスターで商品を訴求をするものだが、この無機質な売店はどうだろう?
観光地コトルを見たときには感じなかったが、観光地とは縁遠いここCetinjeを見ると、多少クロアチアとは違った一面を垣間見ることが出来る。