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Eos5D写真三昧 格安の海外旅行記と国内旅行のすすめ

海外旅行の情報を旅行記として綴った記録。EOS5Dとiphoneで撮った写真をあげております。

Cetinjeにて一泊

2008年09月22日 16時48分58秒 | クロアチア旅行記2008年8月
Lovcen山の麓で日が暮れたので、近郊で宿を探す。Cetinjeの町で、3人部屋で80ユーロ(約13200円)というものがあったので、そのホテルで一泊することにした。写真はビデオから落とした画像で、Cetinje中央部である。



画像は同じくビデオからのもの。Cetinjeにある小さいマーケットである。
この夜、ホテルに帰ってから作戦会議を開く。内容は、明日以降の旅程についてである。既にクロアチア、モンテネグロの主だった見所は廻った。この後どうする?

1:モンテネグロの2000メートル級の山々をドライブし、ボスニア・ヘルツェゴビナに寄ってモスタルの町を見るというコースにするか。
2:それともセルビアの首都ベオグラードを抜けてハンガリーに入り、田園風景を見るコースにするか。
3:あるいは、このまま一気に南下して、ギリシャのアテネを目指すか。
 
 私が立てた当初の計画は1である。ところがこの旅行中、家人から3の可能性についてたびたび言及され、盛り上がった事もあった。旅程としては1がもっとも優雅に廻ることが出来る。2は多少強行軍になる。3は半ば無謀な旅程である。なにしろここCetinjeからギリシャのアテネまでは片道約1000キロもあるからだ。ところが衆議の結果、3が採択されたのである。この日は8月27日(六日目)の夜である。翌日28日に出発するとして、9月2日にはザグレブで飛行機に乗らなければならない事を考えると、28日~1日までの5日間の時間がある。5日で往復2000キロ走っても、辿り着くのはここCetinjeである。ここからザグレブまでさらに戻らねば飛行機に間に合わない。Cetinje~ザグレブの距離は約900キロ。要するに5日で2900キロを走る計算になる。一日に約600キロ走る、それがコース3の内容である。それが今まさに採択された。キ印である。スラブの毒気にあてられたのか、この旅程はよほどのキ印でないと選ばない(笑)。
 旅行はここから、完全なるアドリブと化した。今までもかなりアドリブだったが、それなりのレールには乗っていたワケで、どこで何を見る、ということはだいたいは決まっていた。今やそのタガは完全にはずれたのである。



翌朝(28日)の朝のホテルの中にある売店の風景。ホテルの部屋もそうだったのだが、なんとなく社会主義的名残を感じないだろうか?普通売店にはPOPやポスターで商品を訴求をするものだが、この無機質な売店はどうだろう?
 観光地コトルを見たときには感じなかったが、観光地とは縁遠いここCetinjeを見ると、多少クロアチアとは違った一面を垣間見ることが出来る。

山頂の建物

2008年09月22日 03時08分43秒 | クロアチア旅行記2008年8月
石造りの建物の内部はこうなっている。二つの石造は、モンテネグロの典型的な伝統衣装をまとった男女という事だった。
そんな事よりも気になるのは、写真の右下にいる子ネコである。




・・・寝てる。ちょうど段差があるところで寝てる。この段差の場所ではかえって寝にくいのではないかと思うのだが、一向に構わない様子だ。モンテネグロのネコでした。



建物内部の一室に入ると、ご覧の通り。なるほど、入場料の大半はこの建設に対する費用なのか。余計なものを作ったものである。イコンというタイルを敷き詰めたモザイク天井が、正教会のドームなどに良く見られるが、これも同じようにして作られている。歴史的価値などまったくないのに、贅沢に作ったものだ。日本の公共建設の無駄遣いと本質的に何ら変わらないのではないか?もったいない。



モザイクの拡大写真。モンテネグロの経済もまだまだ発展途上だろうに・・・。こんな所に金をかけちゃって。