@telier OWLのブログ(アトリエ アウルのぶろぐ)

くつと修理とその周辺…日々の記録です。

RED WINGブーツのカカト修理

2020-05-30 03:35:36 | 過去のブログ2021年10月まで
レッド・ウィングのブーツのカカト修理です。高めのヒールで一体型ですが、減ってる分、平らに削ってから元の高さの厚みのカカトを1枚貼りました。

↓修理前







↓修理中



↓修理後








最後に靴磨きで終了です。


ルイヴィトン・二つ折り財布の修理

2020-05-28 04:46:13 | 過去のブログ2021年10月まで
(実はあまりにもブログをサボり続けていたため修理例はたくさんあるけれど、どこから紹介していったらよいのかわからなくなってしまいました。…なのでつい最近のものから、数ヶ月前のものまで順不同となっています。)

ルイヴィトンの二つ折り財布。
角スレ・糸ほつれ・二つ折り部分の傷みの修理をしました。内張りの合成皮革部分の劣化も判明し、追加で内張り交換も致しました。

全体的にかなりダメージを受けているお財布ですが、思い出のあるものなので直るのならまた使いたい…ということでした。

財布や名刺入れというのは
コンパクトなのに多機能で、
ばらしていくと
ものすごい細かいパーツの集まりなのです。そしてとても薄い革等をはりあわせて縫ってあり繊細です。

修理をしてもまったく新品に戻せるわけではありませんが、
なるべく丈夫に綺麗にまた使える状態まで戻したいと日々奮闘中です。

↓修理前






↓修理中









↓修理後








カルティエの名刺入れ修理

2020-05-27 05:01:59 | 過去のブログ2021年10月まで
財布、名刺入れ、カードケース…
傷むのは角と折るところです。
どんなに丁寧に使っても多かれ少なかれ必ず傷みは出てきます。


もうすでに弱ってかなりのダメージを受け、たとえ直しても今後もずっと開閉の度に負担を受け続けるところ。
二つ折り部分の修理には、あて革で補強した後フチに革を巻いて補強するパイピング修理をセットですることが多いです。土台は破れていますし、目立たないようにはできないです。
しかし、
修理跡は出るにしても、どうやったら違和感なくスッキリ仕上がるか、強度もあり美しい修理についてずっと考え続けています。


カルティエの名刺入れ、折り部分両サイド・あて革補修&パイピング補強させて頂きました。
↓修理前













↓修理後












レザースニーカー、カカト修理(傾斜板)

2020-05-05 18:37:52 | 過去のブログ2021年10月まで
コンバースもそうですが
ソールのまわり、サイドにゴムを巻いたような構造で一体型の靴底は穴があきやすいです。雨水とかで足が濡れたと感じやすいです。
別の資材を継ぎ足すことでカカト修理は可能です。


↓修理前






↓修理後












セカンドショルダーバッグ、オールケア

2020-05-03 04:01:38 | 過去のブログ2021年10月まで
元の色がわからないくらい褪せていること。持ち手がボロボロなこと。かぶせの裏側の合成皮革が劣化してはがれていること。全体的にあちこち傷んでいること。ショルダーベルトがボロボロ。

①クリーニング&カラーリペア
②持ち手交換
③かぶせ裏側、革で交換
④ほつれ直し
⑤破れあて革修理
⑥ショルダーベルト補修

元の色は、お客様は茶系がご希望で、褪せてない部分のいちばん濃い色で作っています。

↓修理前




↓持ち手パーツを作っています。


↓持ち手を縫っています。



↓修理後