@telier OWLのブログ(アトリエ アウルのぶろぐ)

くつと修理とその周辺…日々の記録です。

婦人靴のカカト修理、補充してはめこむ

2018-11-29 00:06:16 | 過去のブログ2021年10月まで
婦人靴、船底一体型ソール。カカトが減って穴があいてそこに石が入ってカラカラ音がするそうです。

↓修理前
ペンで線引いているのは削るところを下書きしています。減りすぎを補充するラインと、最終的に新しいカカト資材をつけるラインです。





↓修理後





同時進行の紳士靴、カカト交換
↓修理後



紳士靴、カカト・半張り・補充あり

2018-11-25 05:24:05 | 過去のブログ2021年10月まで
カカトが減りすぎている点ととソールが割れている点の修理のご相談。

部分修理は可能ですが、カカトの修理跡はわかるのと補充分料金が追加になります。

カカトは補充して高さを戻してから新しいリフトをつけます。
ソールも、割れを埋めてから半張りをします。

↓修理前





↓割れはきっちり埋めました。
この上からハーフソールのゴムを貼ります
カカトは補充しています。粗削り状態なので、ここからきれいに仕上げていきます。



↓修理後



GUCCI ポーチ、内張り交換

2018-11-12 02:53:31 | 過去のブログ2021年10月まで
劣化してボロボロ粉が落ちるようになった内袋を新しい生地で作成して付け替えます。

リッパーと糸切りバサミで縫い目をほどいて内袋を取り外す→内袋をばらして型紙をとる→新しい内張り生地をカットする→カットした生地を袋状に縫う→作成した内袋をカバン本体に縫い付ける※八方ミシン
…みたいな工程です。

毎度のことながら型紙をとるのに劣化の粉が落ちてくるのが邪魔で、いっそ全部落ちちゃわないかなぁとゴミ袋の前ではたいたのですが。素晴らしく濛々と粉が舞い散ったっただけでした。わかっててもついやってしまうのです。

↓修理前





↓八方ミシンで縫っています。



↓修理後
タグもつけています。





紳士靴、カカト交換と半張り

2018-11-06 01:50:42 | 過去のブログ2021年10月まで
・カカト交換、
 10㎜厚TOPYブロケットヒール
・右、ソールの穴を埋めてから半張り
・仕上げの靴磨き

ソールの穴埋めやすり減り過ぎたカカトの補充などがあると工程が増えるので時間も余分にかかる訳ですが、
私は嫌いじゃないんです…むしろ好きです。削ってツルッとピカッとさせるのが大好きです。


↓修理前、修理後交互で