@telier OWLのブログ(アトリエ アウルのぶろぐ)

くつと修理とその周辺…日々の記録です。

革張りスマホカバー作成

2021-03-27 02:08:22 | 過去のブログ2021年10月まで
ご注文いただきまして、
スマートフォンの革張りカバーを作成致しました。角の丸っこい部分を貼るのがちょっと難しいです。



私自身は防水で少々落としても頑丈な仕様の同じシリーズの機種をずっと使い続けていて、スマホにカバーをつけて使用する質ではなかったのですが
最近はコロナウイルスも気になるため外出後とかスマホをアルコールで拭いていたら、サイドのゴム?のプロテクターがはがれてきてしまいました。
(防水なのに…( ω-、))
手持ちの接着剤(一応どんな素材でもオーケーなもの)でつけてみましたがうまくつきませんでした。
なので、仕方なく機種に対応するスマホカバーをネットで買いました。カバーで押さえられるのではがれは気にならなくなりました。解決したわけでもありませんが。
こんなことなら最初からスマホカバー使ってたら良かったなあと思うのです。


コロナ禍となり、
革製品に除菌のためアルコールを塗布したら色落ち・変色してしまったという修理店への相談が増えたそうです。

革は染めた後、色落ち防止・保護のためコーティング剤が吹いてあります。
新しく色をのせるカラーリペアの前処理として、このコーティングをはがすためにアルコールを使ったりします。

必要なコーティングをはがしてしまうことになりますので革製品にアルコールはNGの部類なのです。





COACHバッグ、持ち手交換

2021-03-21 23:12:58 | 過去のブログ2021年10月まで
COACHのバッグ、古くなった持ち手を交換しました。

持ち手やパーツを違和感なく作るというのは、まず使用する革や素材が元とどれだけ色やツヤや質感等が近いかということに尽きます。
縫い目・糸調子・糸の色・コバの処理~取り付けまで、どれひとつとしておろそかにしてよいことではありません。
しかし、どんなに丁寧に作ろうとも、
『色目が合ってないし、ツヤも質感もまったく違う』となれば
たとえ最初に同じものはないと説明していたとしても、
第一印象から減点確実なのです。

同じものは入手できないかもしれない、
でも似たものが必要…。
修理は今日より明日、自分の技術を向上させる終わりのない日々でありますが、
『違和感がない』資材を探し続ける日々でもあります。


今回の持ち手でいえば、他の革部分と同程度にほどよくあめ色に経年変化したヌメ革が入手できればベストです。


↓修理前


↓修理後










↓焼けてない新品のヌメ革で作成した靴(2016年11月)


↓現在の同じ靴(2021年3月)
経年変化しています。




映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』

2021-03-20 04:30:50 | 過去のブログ2021年10月まで






『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を観てきました。


水曜日は休業日にあてている日でしたが仕事をしていて、途中でやめることができなくなって昼食も食べず気づけば夕方…。
映画館に到着したのは夜でした。


2時間以上空腹を我慢しながら映画を観るのでは集中できないと思い、上映を待つ10分の間にホットドッグを買って食べました


シン・エヴァンゲリオン、映画館で観れて良かったです。序も破もQも映画館で観ましたが、ここまで長かったです。


内容云々よりも
テレビシリーズから数えて20年以上の歳月が流れてから、
物語の完結という形につき合えたことに
感無量でありました。

10代学生だったのが、もうエエ歳になってしまいました。
とても長い時が過ぎました…。




帰宅後の食事は
えきそばのカップ麺です。






コロナ渦となり、前ほど映画館にも行かなくなりました。
どうしても観たいものだけ。
12月に『鬼滅の刃』は観ました。




ウォーキングシューズのオールソール

2021-03-20 02:09:11 | 過去のブログ2021年10月まで

オールソールといっても
外側の傷みすり減り以外は
まだ劣化も剥がれもないため、底を5ミリほど削って5ミリのゴムシートで補強する方法です。

一度同様の修理を別のお店でされています。今回は当店にご縁がありましたので、私も同じ方法で修理しました。

前回修理でもカカトは補充してあったようです。今回もシートを貼る分以上にカカトが斜めに減り過ぎていたため別資材で補充してからシートを貼りました。

↓修理前





修理後