@telier OWLのブログ(アトリエ アウルのぶろぐ)

くつと修理とその周辺…日々の記録です。

映画『新しい靴を買わなくちゃ』再観賞

2020-09-18 05:30:48 | 過去のブログ2021年10月まで
『新しい靴を買わなくちゃ』は向井理と中山美穂主演の2012年の映画です。
パリ在住の女性と妹に付き合わされて観光に来たカメラマンの3日間のパリでお洒落な淡い大人の恋のお話です。

この映画は公開当時映画館まで観に行きました。
その後レンタル化された時にも借りて観たので、今回で3~4回目。

内容や俳優の演技が特に素晴らしいわけではありません。むしろ観る度にこっぱずかしくていけません。
いやそれはないやろ…と今回ついに声に出してひとりごちてしまいました。
ではなぜ何度も観ているかというと、
靴が出てくるからですかね。
中山美穂演じるアオイのヒールが壊れたのを向井理演じるセンがアロンアルファで直すシーンがありまして、私はどうやらこのシーンがお気に入りらしいです。
アロンアルファはどうでも良いのですが、"靴"を"直す"というところが私にとって引っ掛かりポイントなのだろうと思います。靴が好きというより靴+修理というところにとんでもなく引っ張られているわけです。


『新しい靴を買わなくちゃ』はすごく良い題名だと思います。
"素敵な靴は素敵な場所に連れていってくれる"ということわざがベースに
・古い靴=過去に捕らわれて前に進めない
・新しい靴で一歩踏み出す
むちゃくちゃ面白い映画ではないけれど
靴を重要なアイテムとしていい感じにまとめてあります。






GUCCIショルダーバッグ、根革交換

2020-09-18 04:33:07 | 過去のブログ2021年10月まで
ショルダーベルトの付け根がちぎれています。瞬間接着剤のようなものにより、表面の硬化と剥離があります。
根革交換の修理です。

それにしても、荷物の負荷をこんな小さなパーツが支えているなんてすごいといつも思います。

強度を出すために必要なら補強テープなども使用しています。


↓修理前






↓修理後






ボッテガ・ヴェネタのバッグ、持ち手交換

2020-09-14 04:45:40 | 過去のブログ2021年10月まで
ボッテガ・ヴェネタのバッグの持ち手交換です。

傍らに置いているちぎれたものが元の持ち手です。
丸い芯を入れた筒状の丸い持ち手ですが、これと同じようにはできません。専用のミシンがあるのでしょうか?元の持ち手を眺めてみるに普通のミシンでは縫えない構造です。
丸型持ち手はただでさえ難しいですが、今回のはさらに頭を捻らなければなりません。

考えた結果、薄くした革を筒状に縫って裏返して、あとから芯を通すことにしました。
短い長さで何度か試作をしてから挑んだのですが…。
何しろ本番は1メートル近くあるもので、短い時はスムーズにできたのに、まったくひっくり返らないのです。
力も要りますので手のひらが真っ赤になってしまいました。そして汗だくです。
あまりの大変さにしばらく放心してしまいました。
やっとできたと思ったら今度は芯が通らない…。
何度か失敗しやり直して、どうにか目処がついた頃には夜も更け私はぐったりしていました。
汗だくで持ち手を作るなんてことはあんまりないのですけど。

翌日はいろんな所が筋肉痛で
手に力も入らないのでした。