@telier OWLのブログ(アトリエ アウルのぶろぐ)

くつと修理とその周辺…日々の記録です。

靴修理の紹介:紳士靴、カカト交換とすべり革

2016-12-31 22:48:47 | 過去のブログ2021年10月まで
長年修理を繰り返し大切に履かれてきた靴を預かりました。年数を聞いてびっくりなくらい綺麗に履かれています。
何回目かわからないけれど
すり減ったカカトを交換します。
足入れカカト部分の擦りきれや傷みを革を当てて修理する方法を『すべり革』といいます。写真のとおりすでに一度すべり革修理されており
今回また破れてしまっている片側だけを私が修理します。とても綺麗に直してあります。
正当なやり方のすべり革でもあります。
…違和感なく仕上げたいものです。

↓修理前





↓修理後








ありがとうございました。

鞄修理の紹介:持ち手作成、コーナー当て革修理

2016-12-16 13:42:56 | 過去のブログ2021年10月まで
↓修理前
持ち手を作り替えます

コーナー、プラスチックの丸い芯が出ています。
パイピングの当て革修理です。


↓修理中
八方ミシンで
持ち手を取り付けた状態で縫っています。
カバンなどを作るときは平面から立体に組み立てていく感じです。
直すのはなるべく立体のまま…
ができなかったら、解体して組み直し。


悩ましいのはここからです。
この上からもう一枚革を巻いたら
太すぎてうちの八方でも縫えないので。
もちろん普通のミシンでは無理です。

ミシンでは縫えない持ち手…

最終手縫い仕上げです。
何かいい方法はないかと
いつも考えています。
知らないだけで
きっと
どこかには
すでにあるのでしょう。
私はまだ勉強中です。

↓修理後





ありがとうございます。