大阿蘇タロウの周辺ブログ

身近に起こった出来事の記録。

核平気、核攻撃から生き延びるには。

2012-04-16 14:31:44 | Weblog

核攻撃から生き延びる

 核兵器が使用された場合でも、爆心地か、あるいは爆心地から数キロ以内にいるのではない限り、爆発の際に放射能の曝露を避けるためにある程度の肌の露出の遮断をしてシェルターに避難し、放射能物質が減衰するのを待てば、生き残ってしまう。
核攻撃からの生還は誰にでもできることだ。

 核爆発の際に放出される最初の放射線と、直後に降下してくる残留放射能(放射性降下物と呼ばれる)は大変危険だが、物質が減衰するか、拡散することによって、危険レベルは低くなる。

放射線のタイプ

核放射線は、3種類の主要な放射線を含んでいる。

アルファ線
紙、あるいはヒトの皮膜によって遮ることができる。アルファ粒子が吸入されるか、口から摂取されるか、あるいは傷などを通して体内に入った場合、組織と細胞に損害を引き起こすことがあり得る。

ベータ線
皮膚、あるいは、より厚いシールド(木のような)で止めることができる。吸入されるか摂取された場合、ベータ粒子が内臓に重い損傷を引き起こすこ可能性がある。また、目の損傷や皮膚に火傷を引き起こすことがある。

ガンマ線
ガンマ線はもっとも危険で、人間の体の全身を透過することができ、体内のあらゆる器官と血液、骨を通して全身の細胞に損傷を与える可能性がある。放射線は神経細胞を刺激しないので、放射線が体に吸収されても、何らかの感覚を感じることはない。高水準のガンマ線に晒された場合は放射線障害に陥るか、あるいは死に至る。ガンマ線を遮断して、身を守るためには、暑く遮断されたシェルターが必要となる。


放射性降下物から身を守る。

距離
放射性降下物から離れていればいるほど良い。

シールド
放射性降下物との間を、できるだけ重くて密度の高い材料で遮る。
たとえば、厚い壁、厚い土、コンクリート、レンガ、水、本など。
部屋から出ない。地下に留まる。
地下のシェルターでは、放射線の曝露は 90パーセント減少する。
10センチメートル未満の土や大地も、約 50パーセントのガンマ線の侵入を防ぐことができる。

時間
放射性降下物の大部分は、急速にその効力を失う。
核攻撃の後、時間が経てば経つほど、危険は減少する。
爆発の後、放射線の量は、7時間ごとに10倍ずつ減少する。

たとえば、 500ラドのレベルは、7時間で 50ラドまで下がり、そして、2日(49時間)後には 5ラドまで減少する。
もしもあなたが良いシェルターを持っているのなら、そこで7時間じっとしていれば、生き残る可能性は高くなるということになる。

通常の屋内での避難場所

地階
地階がある場合、もっとも深い場所の隅に行く。
自宅に地下施設がない場合は、窓から離れた家の中心部に留まる。

ビル
ビルの中心部に行く。できれば、9階よりも上のフロアが良い。
いる場所が、屋根や天井の隣だったり、同じフロアの場合は、ひとつ上か下に移動する。
屋根や天井には、放射性降下物が溜まるからだ。
また、放射性降下物は地上にも溜まるので、1階に留まるのも避ける。

屋内のシェルター化

 簡単な方法で、危険な放射線から身を守るための急場でのシェルタを、自宅や仕事場などに作ることができる。

1. 適当な場所に、大きくて頑丈な作業台かテーブルを置く。もし、テーブルがない場合、箱や家具の上にドアなどを置いてテーブル状のものを作る。

2. テーブルの上と横にできる限りの遮断物を積む。それは、たとえば、家具、キャビネット、電気機器、本などが詰まった箱、埃や砂を詰めた枕、食べ物の詰まった段ボール、水、コンクリート、ブロックなど。これをあなたのいる回りを取り囲むように置いていく。テーブルの上は、テーブルが壊れない程度にすること。必要なら、テーブルの足を強化するために家具などで補強する。

3. 作業がある程度終了したら、そこにいる全員がただちにテーブルの下に入り、内部から密閉する。

4. 中から空気を入れるための 10センチ程度の小さな空気穴を2つ残すか、ない場合は開ける。穴は両サイドに、ひとつは高い位置に開け、もうひとつは低い位置に開けることによって、空気の流れが良くなる。

5. この簡易シェルターには、放射線発見装置とラジオ、携帯電話、数日分から数週間分の水と食料、そして薬や公衆衛生用品を入れること。


 核攻撃の際に爆心地やその周辺にいた場合は、まず助からない。
しかし、そのゾーンより数キロ外にいる場合は、上記の方法などで、48時間かあるいは2、3週間、シェルター内(自宅内のシェルターでも)に留まることができるのなら、生き残る可能性が高い。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿