アメリカを正しく認識する 建国までの歴史概略-31 ボシェによるフランスでの王権神授説
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からの続き
アメリカは開戦と同時に、カナダ併合を企図して遠征隊を送り、カナダ会戦におけるフランスの支援を求めました。
しかしフランスは、これに同意しませんでした。 フランスはアメリカを同盟国として引き留めておくためには、カナダをイギリス領のままにしておく方が得策と考えたのです。
スペインは強大なアメリカ共和国の出現が、自分の植民地の独立運動を刺激することを恐れました。
独立戦争の開始以来、 イギリス と アメリカ合衆国 と フランス・スペイン との三者間で虚々実々の戦時外交が続いていました。
しかもスペインは独自の利害を持ち、アメリカ合衆国のアパラチア山脈以西への進出に反対しました。 合衆国には、まだ自力でこの広大な地域を軍事的に確保できる力はなかったのです。
講和会議では、フランスはスペインを支持。 イギリスはアメリカ・フランス間に楔を打ち込むべき。アメリカに単独講和を働きかけました。
1783年のパリ講和では、形式的には、フランス・スペインがイギリスと講和し、その後でアメリカが講和することになりました。
合衆国はカナダ獲得を断念しますが、独立の承認とミシシッピ川以東の土地を得ました。 スペインは米英の突然の接近のため、ジブラルタル奪還は断念しますが、フロリダを取り戻しました。
フランスは新世界では西インドのトバゴ島とセントローレンス湾の二つの島を得ただけでありましたが、久しぶりにヨーロッパ外交で勝利者の役割を演じて、イギリスの大西洋支配体制の確立を阻止できました。
イギリスは外交的孤立を脱し、最大の外国市場あっメリカへの輸出が再開されました。
パリ条約が締結された直後、10月に最初のオランダ公使がフィラデルフィアに上陸した時、信任状を手渡すべき政府はそこにはなく、10日後にようやく政府がニュージャージー州プリンストンにあることが分かりました。
しかも、そのオランダ語の高文書を読める人を探すのに、またその後10日かかります。
当時合衆国政府の役割を果たすことになっていた連合会議は、軍隊の給料も払えず、ペンシルヴェニア連帯の反乱にあって逃げ回っていたのです。
連合政府には、直接人民に課税する権限もなく、各州政府は連合政府の財政難などいっこうに気にせず、拠金の要請には応じず、戦争が終わってしまえば連合政府など事実上なくなってしまっても良いと考える人々も少なくなく、前途多難の状態でした。
講和後も合衆国には大きな外交課題が残りました。 米英は、ミシシッピ川の相互の自由航行に同意しましたが、スペインはこれを認めませんでした。
ミシシッピ川は19世紀中ごろに鉄道が建設されるまで、アパラチアの西の運輸動脈でした。 南西部に入植した人々の中には、合衆国市民であるよりは、ミシシッピ河口を支配しているスペイン人に忠誠を誓って運輸を確保したほうが得だと考える人もいたのです。
19世紀中頃に鉄道が建設されるまではと前述しましたが、これは阿片戦争、ペリー提督の日本来航、そして日本開国に大きく影響しています。
ペリー来航は1853年です。 受験生は『嫌でござんすペリーさん』、で年号を思えましょう。
当時は大英帝国が親の阿片戦争でぼろ儲けしていた時代でした。 実はアメリカも『ラッセル社』という阿片商社を親に作って、親と阿片貿易をしていました。
大英帝国はインド産の阿片を売りつけましたが、アメリカはブッシュ一族が経営するトルコ産(現アフガニスタン)の阿片を清に売りつけていました。
清から、奪えるものは全て奪った大英帝国と、阿片商人であるサッスーン商会、ジャーディン・マセソン商会、そして金に異常なまでの嗅覚があるロスチャイルド家は知らない間に彼らと婚姻で親族となり、濡れ手に粟状態のぼろ儲けをしていました。
まずは、アメリカの阿片商人、および関係物資の輸送は、当時アメリカ東海岸から大西洋周りで南アフリカのケープタウン、インド、シンガポールを通り、わざわざ清にきていたのです。
面倒くさいので、カリフォルニアにの港から清に行きたい。 当時は蒸気船だったので、石炭の燃料や」水・食料の供給基地として日本を開国させたかったのです。
そのためには、アメリカ東海岸から西海岸間のアメリカ大陸横断鉄道(AMERICAN EXPRESS)が必要だったのです。
これを企画し、アメリカ議会を説得していたのが、ロスチャイルド・ロンドン家(正確にはロンドン家のロスチャイルド銀行:NMロスチャイルド&サンズ)の代理人として契約していたアメリカの弁護士のアーロン・パーマーと、ペリーの娘キャロラインと結婚したベルモント財閥のオーガストガスト・ベルモントです。 ペリー家もボストンの有名な財閥です。
どちらも、ロスチャイルド・ロンドン家(NMロスチャイルド&サンズ)の代理人です。
弁護士アーロン・パーマーは、ロスチャイルドとの契約で、アメリカの情報や公共事業に関する情報をロスチャイルドに提供するとともに、ロスチャイルドのビジネスでアメリカ議会にロビー活動していたのです。
その活動(企画)が成功し、ペリー提督が、当時はまだ東海岸からの遠回りですが、1853年に日本に来航して、開国を迫ったのです。
ただ、ロスチャイルドと大英帝国様が石炭と水・食料の補給のためだけのちっぽけな商売で動くはずがありません。 清の次のターゲットとして日本を植民地にしようと考えていたのです。
当時の世界覇権はロシア帝国vs大英帝国。 そして狡猾なイギリスは頭が弱く簡単に日本(徳川)を裏切る長州を利用して、明治維新という日本国内の内乱を起こすのです。
・大英帝国の繁栄とプレートテクニクスhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/285caf17b19e27612c1d00df5871c377
日露戦争は、イギリスvsロシアの代理戦争にタホの長州率いる明治政府は使われたのです。 日露戦争でのに明治政府の死傷者は9万人、イギリスの死傷者ゼロ。
そして高額な銃・大砲・軍艦はロスチャイルドの兵器会社であるアームストロング・ヴィッカース社から巨額の借金をして買わされ、日露戦争では実質、イギリスのおかげで勝利しますが、残ったのは巨額の借金。 この借金を完済できたのが、バブルに踊る1980年代後半のことです。
これが、明治維新と日露戦争の真実です。 尊王攘夷と叫んでいた長州ですが、何故か日本を裏切り親英に、そして尊王攘夷の孝明天皇(本来明治天皇になる筈だった)とその長男睦仁親王は暗殺されます。 おそらく長州ででしょう。
明治政府の初代っ総理大臣になったのが、長州の伊藤博文。 身分の卑しい大の女好き。 イギリス・ロンドンに留学していた時には、国費留学のお金を全てロンドンに風俗に使ってしまったことは記録にも残され、これを大英帝国・ロスチャイルドに利用されたのです。
伊藤博文(いとうひろぶみ)https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/ca7f4be65dea8e31e8607c66e398a2dc
徳川埋蔵金? そんなもの長州率いる明治政府が。個人資産も含めて、使ってしまっているのは当たり前じゃないですか、常識で考えましょう。 日本にある数多くの財閥の大半は明治以降ですよ。 こんなことがわからないようではイケマセン。 アホネ!
住友・三井は歴史ある老舗の大財閥ですが、三菱とて明治以降にできた財閥です。
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