周囲は『L5Y』に関する記事で盛り上がってますが、まだ観てない私はCD+他blogさんの感想レポで予習の日々![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/book.gif)
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そんな合間に、やっと『暗闇から-土方歳三異聞』を読んだ。
windowheadさん宅でこの作品に関するある考察を見て、すごく読みたくなって図書館で借りました。
女性作家の作品は、新選組関連に限らず他のジャンルでも、よほどのことがない限り読まないので、これも思いっきりスルーだったわー![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
新選組ファンや土方ファンの方はとっくに既読なんでしょうね。
簡単にストーリー紹介。
鳥羽伏見での敗北後、品川に戻った土方。芹沢鴨暗殺後行方知れずだった平間重助。土方の昔の女だったお孝。
平間とお孝はそれぞれある理由で土方を恨み、土方への復讐を糧に、付け狙い殺すことを目標としている。この“理由”がわかってしまうと面白みが半減するので書きません。お孝の方は想像できると思うけど(笑)
平間とお孝は深い仲になるが、お孝は土方を想う気持ちが憎しみよりも深い。平間には土方を殺す機会が何度となく訪れるが、いざとなるとそれができない。土方は2人の行動なんかどこ吹く風。そうこうするうちに平間お孝2人の思惑も微妙に変化し、3人は五稜郭へ……。
ラストは、もちろん土方は死にます。この時の平間の行動が「!!!」でした。
フィクションは承知の上で、アリかナシかっつったら“アリ”だわ。これ。
ダークサイド一歩手前の土方も“アリ”。というよりこういう方が好き。
“役者のようないい男”振りは相変わらずだけど、大胆不敵で不穏で胡散臭くて冷静で冷徹で女に対しても冷徹で…。だからこそ、時折垣間見せるほんの少しのあたたかみが強調されて、更に彼に魅了されるのかも。
windowheadさんもおっしゃってるように、大河の土方のキャラが(ビジュアルでなく)好きな人には受け容れ難いかなー。
この『異聞』の土方、人物設定としては『燃えよ剣』&『新選組血風録』に次ぐ位置になっちゃいました、私の中では。
何で絶版なんだろう。文庫化もされてないし。
手元に置いておきたい1冊なので復刊を切に願います![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_please.gif)
★余話
『暗闇から』のキャラで山本土方に言って欲しい、台詞がひとつある。本がもう手元にないので、どのあたりだったか忘れたけど、その台詞からすると結構前の方かな。
武八郎をねめつけたあの三白眼で、あるいは新見を陥れるときのあの上目遣いで、その台詞を彼が吐いたところを想像したら………背筋が寒くなりました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
大河ファンから石が飛んできそうなひとことです。
本をお持ちの方は、おヒマならどの台詞か探してみるのもまた一興。
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そんな合間に、やっと『暗闇から-土方歳三異聞』を読んだ。
windowheadさん宅でこの作品に関するある考察を見て、すごく読みたくなって図書館で借りました。
女性作家の作品は、新選組関連に限らず他のジャンルでも、よほどのことがない限り読まないので、これも思いっきりスルーだったわー
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新選組ファンや土方ファンの方はとっくに既読なんでしょうね。
簡単にストーリー紹介。
鳥羽伏見での敗北後、品川に戻った土方。芹沢鴨暗殺後行方知れずだった平間重助。土方の昔の女だったお孝。
平間とお孝はそれぞれある理由で土方を恨み、土方への復讐を糧に、付け狙い殺すことを目標としている。この“理由”がわかってしまうと面白みが半減するので書きません。お孝の方は想像できると思うけど(笑)
平間とお孝は深い仲になるが、お孝は土方を想う気持ちが憎しみよりも深い。平間には土方を殺す機会が何度となく訪れるが、いざとなるとそれができない。土方は2人の行動なんかどこ吹く風。そうこうするうちに平間お孝2人の思惑も微妙に変化し、3人は五稜郭へ……。
ラストは、もちろん土方は死にます。この時の平間の行動が「!!!」でした。
フィクションは承知の上で、アリかナシかっつったら“アリ”だわ。これ。
ダークサイド一歩手前の土方も“アリ”。というよりこういう方が好き。
“役者のようないい男”振りは相変わらずだけど、大胆不敵で不穏で胡散臭くて冷静で冷徹で女に対しても冷徹で…。だからこそ、時折垣間見せるほんの少しのあたたかみが強調されて、更に彼に魅了されるのかも。
windowheadさんもおっしゃってるように、大河の土方のキャラが(ビジュアルでなく)好きな人には受け容れ難いかなー。
この『異聞』の土方、人物設定としては『燃えよ剣』&『新選組血風録』に次ぐ位置になっちゃいました、私の中では。
何で絶版なんだろう。文庫化もされてないし。
手元に置いておきたい1冊なので復刊を切に願います
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★余話
『暗闇から』のキャラで山本土方に言って欲しい、台詞がひとつある。本がもう手元にないので、どのあたりだったか忘れたけど、その台詞からすると結構前の方かな。
武八郎をねめつけたあの三白眼で、あるいは新見を陥れるときのあの上目遣いで、その台詞を彼が吐いたところを想像したら………背筋が寒くなりました
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大河ファンから石が飛んできそうなひとことです。
本をお持ちの方は、おヒマならどの台詞か探してみるのもまた一興。
水無月さんのレビューを拝見していたら猛烈に読みたくなってきました。
帰りに図書館で予約入れてきます
また面白い本を発見されたらご紹介くださいね。
おまけにブラック土方だし
ちょっと脇の話が多くて読みづらい部分もありますが、
テーマが面白いので気にならないと思いますよ。
図書館の本はかなり年季が入ってました
市の図書館に無いので諦めていたんですけど、
水無月さんの記事に諦めきれなくなって、
県の図書館で検索してみました。あった~~!!
市立図書館の方に回してもらえないか、聞いてみよう。
北原亞以子さん、『歳三からの伝言』はお気に入りなので、
こちらも楽しみです。
ありがとうございました。
気に入ったみたいですね「暗闇から」
山本土方に言って欲しい台詞????
「場合によっちゃあ、近藤さんだって、見捨てるぜ」
なんてのがありましたね。
早く借りられるといいですね。
『歳三からの伝言』は読みましたよ。
同じ作者の描く土方でも、私は『暗闇から』の方が好きですねー
口の片端を少し上げて、不愉快さを感じる一歩手前の不敵な笑みを浮かべる感じが似合いそうで……。
ってこれじゃ山本土方
台詞ばれちゃった。って読めばわかっちゃいますね。
『組!』でも脱走切腹云々でニュアンスの似た台詞を言ってますが、設定が全然違うので、『暗闇から』のキャラでこの台詞を聞きたかったんですよ。ミーハーですいません
それともう1つあります。
「帰えんな=けえんな」
これ、北原さんのほかの小説の中で同じ言葉をいう土方が出てきます。暗闇からの土方に通じるような人物設定です。
>「帰えんな=けえんな」
って『降りしきる』かな?
これは未読なので読んでみます。
ということで早速○マゾンでぽちっとしました。