ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

ささいなこと

2020-08-28 | アメリカ事情

 

 

 

合衆国のエレノア・ホグマン・ポーター女史が1913年に出版したPollyanna(ポリーアンナ=パレアナとも日本では言う)が、私は幼い頃から好きで、1960年代に製作されたデイズニー映画の同名タイトルも、もちろん飽きるほど鑑賞したものだ。それはどんな辛い時でも、楽しいことや良いことや明るいことを見つけることと、父親に言われて、それをThe Glad Game(嬉しい探しゲーム)と名付けてそのように生きようとする。

後年、心理学者は、心的疾患に、ポリアンナ症候群と名付け、楽天主義の負の面として現実逃避傾向過多を称したり、ジョージとアイラ・ガーシュウィンは、失恋の歌”But Not for Me"を作り、その歌詞の一節には、「ポリーアンナの陽気さは私にはいらない」などとある。この傾向は、むしろアブラハム・リンカンが言った「悪いところを探すと、期待しているなら、あなたはそれを得る」的な思考系統をむしろ好む人々もいると言うことだ。

個人的に言えば、私はどんな辛い時にでも、道端のタンポポにさえ、感動できるような心の持ち方を好む。そんな私は、8月22日付けのグッドニュースの記事を見つけた。

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新しい世論調査によると、アメリカ人の72%は、夏季に「小さな喜び」を見つける可能性が高いと述べていて、今年は特にその傾向があると言う。

最も喜ばしいことが持たされるのは、日々のささいなことであると、回答者の83%が同意している。多くの人が、これらのささいなことはここ数か月でさらに重要に感じるようになったと言う。

幸運なことに、平均的な回答者は、小さなことを毎日4つは経験していることだ。

この調査は、Bubbies Ice Cream(餅アイスクリームの会社)のためにOnePoll世論調査社が実施したもので、回答者が自然とアウトドアに関連してのことを楽しみにしている傾向があるのを発見した。 例えば3番目に人気のある「小さな喜び」は「顔に太陽を感じる」ことである。

降雨や雷雨を家の中で聞くこと、青空の晴れた日の到来、潮の香りなどが、トップ30入りを果たしている。

しかし、トップ10の「小さな喜び」の3分の1の主要因となったのは家族と友人である。当然のことながら、2020年には、離れていた愛する人と再び会ったことが#1だった。

きちんとベッドメイキングされた清潔なベッドで寝ること、自分自身に時間を割いてみること、無料で何かを手に入れることなどが、上位5つの答えの要約である。金額はともあれ、ちょっとしたお金を見つけることが好きではない人はいないものだ。そのことも答えの中にあった。

キッチンで何かを楽しみにしている多くの人にとって、焼きたての焼き菓子の香りと朝の最初のコーヒーのひと啜りがお気に入りの答えであった。

「これらのちょっとした喜びは、ほんのちょっとしたお楽しみから来ています。ストレスの多い時期を乗り切るには、人生の小さな瞬間を祝うことが重要であることだとわかりました。」と、Bubbies Ice Creamバブルズ・アイスクリーム社のマーケティング担当・副社長であるケイティ・クラインは述べている。

 

アメリカ人のトップ10「小さな喜び」


1.しばらく離れていた愛する人に会うー40%
2.作りたてのベッドで寝るー39%
3.顔に太陽を感じるー39%
4.何かを無料で入手するー39%
5.自分に時間をかけるー35%
6.愛する人を抱きしめるー33%
7.思いがけずにお金を見つけるー32%
8.朝の最初のコーヒー1杯ー30%
9.シャワー後の清潔感ー30%
10.「私はあなたのことを考えています・想っています」というタイプのテキストや手紙やノートやカードを受け取るー28%

 

あなたの好きな小さな喜びは何でしょうか?
日差しとベッドメイキングのしっかりされたばかりの清潔なベッドは、あなたのトップ5に入りますか?

 

 

 

 

 

コメント (10)
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