ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

シンデレラと海賊

2020-08-21 | アメリカ事情

Photo Credit: Disney

 

 

何やら心がざわざわする時は、いい意味でも悪い意味でも落ち着かない。心当たりがあってもなくてもそうしたざわざわはやってくる。特に今は。

学校へ行きたいのに行けない子供たち。新学年初日のために、新しい服で、朝両親が写真を撮る。真新しい靴と、真新しいバックパック。1日目は学校へ行けても、すぐにまた在宅ズーム授業。そのズームにとんでもないハッキングがあり、それもしばし停止。ハイブリッド案として、半分登校、半分ズームが挙げられて、その通りにしたくとも、登校は一人でも感染者が確認されると、なかったことに。それでも、100年前に比べて、教育は受けられる。その手段や方法がどんな形であれ、義務であり特権でもある。

100年前と比べて、今はいい、などと言っても埒はあかないのだが。受難の子供たちがそれでも健気にそれぞれ努力している言動を目の当たりにすると、不憫にさえなって、胸が詰まる。子供にとっての「仕事」は遊ぶことなのに、それさえも規制ばかり。毎日毎晩どうかこの奇禍が早く立ち去りますようにと祈るが、しぶといウイルスは蔓延ることを決めたように、根を生やし、頑として立ち去らない。

でも、シンデレラのFairy Godmother(フェアリー)は、言ったのだ;Even miracles take a little time." (奇跡でさえ、ちょっと時間がかかります。)

その上、シンデレラは、こう言ったではないか。:"No matter how your heart is grieving, if you keep on believing, the dream that you wish will come true." (どんなに心が悲しんでも、信じ続ければ願う夢は叶うものよ。)

5ヶ月前には、感謝もしなかったごく普通の毎日すること、日常茶飯事が、今はどれほど愛おしく、懐かしく、そこへ戻ることをいかに恋うているかは、尋ねなくとも誰の目にも伺える。

メリー・ポピンズのように片手で指をスナップするだけで、元通りになるならいいが、そうではないならば、ここはあの有名な海賊ジャック・スパロウの言葉を信じることだろう: “The problem is not the problem. The problem is your attitude about the problem.”(問題は問題ではない。 問題は、問題に対するあなたの態度だ。)

負けません、勝つまでは。

 

Photo Credit: Disney

 

 

 

コメント (2)
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