毎週土曜日、乳ガン治療中のTさんのフェイシャルリフレクソロジーの
モニターを行うことになり、昨日がスタートでした。
Tさんは、2008年秋に右乳房に7センチ以上のガンがあるのがわかり、
11月末から抗がん剤治療を始めています。
抗がん剤治療を始める前に分子整合栄養医学での治療を
コーディネイトさせていただき、9月くらいから栄養療法を
スタートされました。
抗がん剤治療をできるだけ効果的に成果を出し、副作用を少なくするために、
それには全身状態を健康に保たなくてはいけません。
まず栄養状態は大切なポイントになるので、9月くらいから栄養療法を行い、
11月末に抗がん剤に入りました。
抗がん剤の後、すぐビタミンCの点滴も行い、
その後週1回はVCの点滴でケアされています。
今、4回の抗がん剤が終了したようです。
1回目、2回目の抗がん剤の後、副作用らしい状態も
ほとんどみられなかったようです。
髪の毛は少しずつ抜けていたようですが、
髪の毛の抜ける様子も他の人より遅いとお医者さんも
驚いていると話されていました。
3回目、4回目の抗がん剤からは、
2日目に体に痛みを感じる部位が出てきたようです。
しかし、食欲も落ちないし、
睡眠もとれるし、
仕事にも行けています。
分子整合栄養医学療法は、こんな状態の方に役立ち、
多くの方を助けています。
多くの医療現場に取り入れて欲しいと心から願っています。
しかし、そんな元気なTさんでも、
気分的にはとても健やかではない日があります。
それは当然ですよね。
抗がん剤を点滴することを考えても
気分が良いものではないし
シャンプーの度にいつもより多くの髪の毛が
抜けるのを見たりすると
いくら普通のガン患者さんより、元気で普通の生活をしていても
気分は晴れません。
先週は、ビタミンCの点滴を受けに行くのも、
栄養素を摂取するのも億劫になりパスしたと言っていました。
こんなに副作用もなく過ごせているのは、
栄養素やビタミンCのおかげだと十分に分かっていても
気分がどうしても向かないということでした。
ビタミンCの点滴はとても役立つのですが、
是非受けたいのですが
毎週1回2~3時間、点滴の針で片手が縛られるのは、
それだけでも苦痛です。
しかし、昨日は気分を取り直し、
ビタミンCの点滴を受けに
分子整合医学を行っているクリニックに来られました。
私もそこに出かけ、TさんのビタミンCの点滴中に
フェイシャルリフレクソロジーを行いました。
フェイシャルリフレクソロジーは、
中枢神経と経絡、ホルモン等に
自然にかつその人の今必要な状態に向けての
アプローチしていきます。
Tさんの元になっている神経の塊は、「胃脾経」でした。
色でいうと黄色のエネルギーです。
小さい頃から黄色が好きで、いつも黄色を選んでいたそうです。
フェイシャルリフレクソロジーを始めると、
Tさんは深く眠りに入りました。
Tさんの顔の左側と右側の滞りは、大きな違いがあり
左に滞りが偏っていました。
多くの乳ガンはホルモン由来の疾患です。
Tさんもエストロゲンレセプター陽性でした。
ホルモンバランスは、薬で調整しようとすると
アンバランスになりやすいのですが
(乳がんになり、子宮がんになる方が多いように・・・)
しかし、食べ物(栄養素)や経絡のアプローチは
必要なホルモンを自分の体が微調整するので、
自らバランスをとることができます。
乳がんがエストロゲンレセプター陽性だったので
大豆(イソフラボン)は、NGと勘違いされる方も
以前いらっしゃいました。
お医者さんにそう言われたとか・・・
生化学的にみても、天然物は、薬とは違い
体が選択してくれるので、
エストロゲンが過剰になったりはしません。
欧米の人より、日本人に乳がんが少ないのは、
イソフラボンのおかげですよね。
それは、口から入った栄養は、自分の体が必要か、
必要でないかを判断する素晴らしい機能があるからです。
フェイシャルリフレクソロジーを終えたTさんは
痛かったけど、気持ち良かったとおっしゃっていました。
ありがとう~ととても感謝されていました。
私がありがとうなのです。
自分の持っている技術や知識を人の役立つ事に使えることは
私の命を使えている喜びであり
本当に幸せです。
受けてくださり心より感謝です。
フェイシャルリフレクソロジーを受けることで、
Tさんが毎週、ビタミンCの点滴に通うことを
少しでも楽しみにしてくださると嬉しいです~
フェイシャルリフレクソロジーの内容も素晴らしいのですが
テクニックの素晴らしさより、
患者の体が治癒が向かう大切なことは
患者にしっかり向き合うセラピストの心だとつくづく感じています。
テクニックは、おまけです。
病気に意識を向けるのではなく
患者に意識を向けることが最も大切です。
Tさんに必要な心の対応ができることがメインで
私の施術をきっかけにまずはTさんとリラックスして
会話できることが私の望みです。
「治療的自我」今回のヨーガ療法での宿題にもあるテーマですが
相手を治すと意識は自我そのものですよね。
相手の状態をまず十分に理解することからスタートだからです。
Tさんは今度の土曜日が5回目の抗がん剤。
今度は、フェイシャルリフレクソロジー+キネシオロジーの
バランス調整ができたら行いたいな~。
昨夜、Tさんからメールがきました。
「今日はクリニックまでまで来てもらい、ありがとうございますm(__)m 気持ちが、すっきりしました。家に帰って、娘がお母さん~顔色(^O^) むくみ、ツヤが出て違うよ。綺麗になっているよ、言われたよ~ありがとうv^0^v」
治療中に、どんどんキレイになりましょう~と返信しました。