猫に腕枕

腎不全の猫と暮らした日々+

水素水効果?

2011年08月03日 | その他の猫闘病記録
7月14日の記事で、高濃度水素水(スパシア)を飲むようになってから体調が良いと書いたコブちゃん。
同じくももちゃんも好調でご機嫌さん♪ コブちゃんがこんな風にくっつても怒らないので、コブちゃんもご機嫌です。


ゴハンいっぱい食べるし元気だしご機嫌だし(^_^)調子が良いことは良いのですが
以前にも増して水素水をたくさん飲むようになったコブちゃん。
もしや脱水気味?と心配になり、昨日動物病院へ行ってきました。

診察台に上がるなり、先生一言!「あら!太りましたね~~!!」って(汗)
「高濃度水素水というものを飲ませていて、6月から輸液は全くしていないんですが
 体調いいようで凄く食欲旺盛なんですよ~」と私(^_^;)

血液検査結果詳細は以下の通り。正常値を外れた値は赤で示してます。()内は前回値。

【血液生化学検査】
TP (総タンパク):6.6(7.4)
ALB (アルブミン):3.1(3.5)
BUN (尿素窒素):59.0(109.9)
CRE (クレアチニン):3.4(4.4)
IP (リン):4.0(7.7)

Na (ナトリウム):152(154)
K (カリウム):3.3(3.1)
Cl (クロール):119(120)

【血算 CBC】
WBC (白血球数):12500(13300)
RBC (赤血球数):394万(491万)
Ht (ヘマクリット):16(22)
Hb (ヘモグロビン):6.9(8.1)

PLT (血小板数):30.4万(23.8万)

腎不全である事には変わりはありませんが
6月・7月と全く輸液をしていない状態で(正確には5月の終わりぐらいから輸液はしていません)
尚且つクレメジンやコバルジン、ネフガードといった活性炭やレナルガードといったリン吸着剤等
薬やサプリは一切飲んでいないにもかかわらず
BUNが50下がり、CREも1下がり、IP (リン)も3.7下がりました!
数値が下がっただけではなく、食欲旺盛で体調も良いのです。

先生曰く、他の患畜さんでも高濃度水素水(H40)を飲んでいるコはいるそうで
合う合わないがあるのか、効果があるコとないコがいるけれど
コブちゃんは合ってるようですし、FIVにもいいようなので
このまま続けられるといいと思いますとのこと。

ただ、問題は貧血です。
Ht (ヘマクリット)が16というのはかなり低いです。(ゆずはもっと低かったのですが・・)
ただ貧血だとたいてい息切れしたりフラフラしたりがあるものですが
コブちゃんにはそれが全くなく元気で、この間も雀捕まえてきたくらい(^_^;)

貧血の原因は腎臓からきている場合と、FIVからきている場合の2つが考えられ
腎臓から来ている場合(腎性貧血)は、エリスロポエチンが有効であるけれども
FIVが原因の場合はエリスロポエチンは効かないとのこと。
またエリスロポエチンの注射をする場合は週に2、3回打って
効果が出るまで継続して続けなければならず(だいたい1ヶ月)
通院の負担があります。

エリスロポエチンの注射以外の貧血対策としては輸血だそうですが
輸血は入院しなければならず、ショック症状等のリスクがある割りに効果は1ヶ月ほど。。
(ゆずは腎不全で入院したその日に静脈点滴と同時に輸血もしなければならないほど重篤であったため輸血はしましたが
やはり効果は1ヶ月くらいしかなかったし、2度目の輸血はもう殆ど効果がなかったように思います)
効果とリスク・ストレスを天秤にかけた場合、輸血の選択肢はコブちゃんにはありません。

コブちゃん、前回の通院記事にも書いた通り、超ビビリで通院時は大絶叫です。
ずっと大声で「アワーーッ!オワーーッ!(殺される~~助けて~~!)」と鳴きっぱなし(-_-;)
待合室で待ってる時も同様。
しかも、布製のリュック型キャリーに入れて通院しているのですが、
キャリーの出入口のネット部分にずっと顔をというか鼻をグイグイガンガン押し付けていたので
病院についた時には鼻の頭が擦りむけて赤くなってしまっていました。
先生に薬をつけてもらったのですが、帰宅する時もずっと鼻をゴシゴシとネットに押し付けていたため
帰宅すると更に鼻の頭が擦りむけて血が滲んでいました(ToT)
恐怖のあまりお漏らしはしていまうし、コブちゃんにとって通院はかなりのストレスです。入院はもってのほか。

コブちゃんは元々野良ちゃんなので、徐々に家猫化計画を進めていて家の中で過す時間は増えてはきましたが、
今でも外には出て行ってます。
「外出せーー!」と鳴き出すと、出すまで鳴き止まないし、抗議のお漏らしもする始末(普段はちゃんとペットシーツでするのに)
こんな風に外に出て行く猫の場合、無理なこと・嫌なことをしたら家に帰ってこなくなる可能性もあります。

そして、腎不全は治りません。一度ダメになった腎臓は再生しません。
つまり腎不全は延命治療でしかないのです。
これが、100%治る治療であるというのであれば入院もするでしょうが
どれもこれも延命治療に過ぎないのであれば、無理な治療はしないで
なるべく穏やかにご機嫌に過せるように努めようと、私は決めています。

エリスロポエチンについては、ゆずには効果があったので、コブちゃんの貧血が腎臓からきているものであれば
少なくとも1クールは効果があると思われます。
ただFIV陽性のコブちゃんの場合は、FIVからきている可能性も捨てきれず・・。
あと通院ストレスを考えると、そう頻繁に連れていけるかどうか・・。
エリスロポエチンの注射を私が家で打てないか聞いてみましたが
腎不全で毎日輸液が必要なコや、糖尿病で毎日朝晩インシュリンが必要なコの場合は
通院しきれないのが明らかなので飼い主さんが自宅で処置することを許可しているそうですが
それ以外では許可していないそうです。
ペットチニック(鉄のサプリメント)は効果がありますか?とも質問してみましたが
腎性貧血の場合は効果はないのではないかという回答でした。
ただFIVからの貧血の場合は、若干の効果は期待できるかもという回答でした。

そこで、とりあえずペットチニックが手元にあるので(コブちゃんが食欲がなかった4月にはペットチニック飲ませていたので)
ペットチニックを試してみる事にしました。
ペットチニックを飲ませつつ様子を見て、体調が思わしくないようなことがあれば
また貧血が進んでいるようだと思われることがあれば、エリスロポエチンを打つことにしようかと。
その際通院は(歩いていけるんですが)タクシーを使って短時間で済ませ結果は後で人間が単独で聞きに行くようにするか
往診が可能であれば往診してもらえれば・・と考えています。
ペットチニックは、以前食欲が無かった頃はウェットフードを食べないので直接スポイトであげるしかなかったのですが
今は食欲があるのでウェットに混ぜれば食べてくれます。
昨晩も今朝も問題なくペットチニック入りのウエットフードを食べてくれました(^_^)
貧血に効いてくれるといいんだけど。



さて、高濃度水素水スパシア、コブちゃんの体調をみている限り効いているように思いました。
4月末くらいから飲み始めたので3ヶ月経ちますが、BUNが50下がり、CREも1下がり、IP (リン)も3.7下がりました。
これは水素に活性酸素(の中の特に酸化力が強く周囲の細胞を破壊してしまうヒドロキシラジカル)を取り除く力があるからのようです。
また高濃度水素水は水素がすぐ抜けてしまうのが欠点のようですが、
スパシアは、水素が抜けにくいアルミパウチに入っているため、開封しても10日間は9割の水素が残っているそうです。
うちは飲み切りサイズのお猪口(24cc)であげているので、常に入れたてを飲み干してもらい、水素を無駄なく体に取り込んでもらってます。
また、スパシアはナノ化しているため吸収力が高く、ゴクゴク飲んでもお腹にたまる感覚が少ないという特徴があるようですが
確かにコブちゃん、「お代わりー!」と催促して何杯もゴクゴクと飲んでいるので1日に250cc前後も飲んでいますが、勧めればまだまだ飲めそうな感じ。
とにかく、コブちゃんが好んで飲んでくれるので、猫にも人にもストレスゼロで助かっています。
残念ながら貧血には効果がないので、貧血対策が今後の課題でしょうか。

なお、高濃度水素水、いろいろ出てますが、水素濃度と酸化還元電位(ORP)の良いもの、
且つ水素が抜けにくい工夫がされているパッケージのものを選ぶと良いようです。
(ペットボトルは短期間に水素が抜けてしまうので実際に体内に取り込める水素の量はかなり少ないそうです)
またペット用と人用がある場合、中身は一緒なので人用で十分だそうです(人用の方がたいてい容量が多くリーズナブル)。
コブちゃんは1日に250cc前後とかなりの量飲んでいますが、スパシアの場合は猫は朝20cc夜20ccあげれば大丈夫だそうです。


追記:一昨日の晩、ミニたんが脱走家出しました(-_-;)
ミニたん、コブちゃんが嫌いだし、コブちゃんが自由に外に行ってるのに自分が行けないのが面白くなく、
最近はももちゃんとコブちゃんが仲良しなのも面白くなく。。。
翌朝5時に無事戻ってきたのですが、怒られると思ってるので私と絶対に目を合わそうとしません。
ささっとカーテンの陰に入って寝たミニたんでした。
おかげで寝不足の私は昨日会社を休んでしまいましたー(^_^;)


ミニ「僕のせいじゃないもん!」

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