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かたつむりのように

のんびり、ゆっくり、ゆっくり、・・・歩いていこう
時には アンテナをたてて・・・

神様 健康だけは奪わないでください 護ってください

2019年10月26日 14時38分15秒 | 日記

 台風19号による多摩川の氾濫で、姪のマンションが水没してしまった。

 

 日頃 美しい景観の多摩川が近いすてきなマンションは、1階と半地下の

メゾネットタイプの部屋であったから、最悪の状態になってしまった。

1階は濁流で胸あたりまでつかり、半地下の部屋は3日間完全に水没してしまった。

 半地下のフロアーにあったグランドピアノと1階の2本のタンスを残して

すべて処分したという。

ピアノは姪の父親が孫娘のために贈ったもの。

2本のタンスは、姪の結婚の時の婚礼ダンス。

 

 半地下で3日間も水没していたピアノは、はたして蘇ることができるだろうか。

捨てきれずに残した2本のタンスは、 開かない。

姪は言う「結婚するとき、ママと私が気に入って選んだタンスなんだよ・・・」

その言葉に万感の想いが伝わってくる。

 

 姪の両親(妹夫婦)はすでに他界。二人はどんな想いでこれを眺めていることか。

あんなに幸せな家庭を築き上げていたのに・・・

 

 2年半前、 私は姪のマンションにおじゃました。

そこには幸せが満ち溢れていた(https://blog.goo.ne.jp/rei-007/m/201703 

ありがとうの言葉ますます好きになりました)

なのに、 一夜にしてすべてを失うことがあるのだと、過酷な現実を目の前に 

私は茫然としてしっかり立っていられない。

 

 姪はメールで

「・・・ポンプ車で半地下の水が抜けて、久しぶりに見たピアノを目の前にして、災害後

始めて涙がでたよ。 夫も泣いていた。今までテレビで、何度もこんな光景を

見ていたけれど、現実は想像の何倍も凄まじかった。でもね、 私は友達が一部屋開けて

くれて、片付作業をしたあとに帰れば、お風呂と夕食がでてきて、 最上級の避難生活を

させてもらっているよ」

 

 姪は幸せなことに、友人、会社の人たち、ゴミ出しを手伝ってくれた娘の大学の若い力

多くの人たちに支えられている。ほんとうに、感謝しきれない。

 

 姪夫婦は50歳前後。 

まだまだやり直せると思いながらも、まだ残っているマンションのローン。

これから始まる部屋の解体、 消毒、 リホーム。

そして、仮住いの住居代、靴下1枚も残っていないこれからの生活を思うと 

恐ろしさで鳥肌がたつ思いだ。

 

 (どうぞ神様、 姪一家の健康だけはお護りください。健康だけは、 奪わないでください)

私は、じっと祈っている。

 

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