11月12日、絞りの町有松に竹灯りを見に行ってきました。
有松は、東海道の鳴海宿と池鯉鮒宿の間を、往来する旅人のお土産物として
絞り染めが考案され、その絞り染め「有松絞り」とともに発展した来た町です。
有松の東海道沿いには、豪壮な絞商の建物が今尚残り、
その町並みは重要伝統的建造物群保存地区になっています。
この日、格子戸が美しい町並に、幻想的な竹灯りがゆらめきました。
5時になって竹灯籠に灯がともされ、それは夜が深まるにつれ、
明るさを増し、そのゆらめきは心をゆさぶります。
LEDのクールな光と違い、ろうそくの灯りはあくまでも優しく、 温かく、
眺めていても いつまでも立ち去りがたい。
ろうそくの灯が尽きるまで見ていたいような ・・・
消えるのは見たくないような・・・そん気持ちの夜でした。