孫の七五三のお祝いに出掛けました。
女の子はお着物が大すきで、長い髪を結いあげてもらい、
参拝の道すがら行き交う人たちに、「かわいい かわいい」 と
声をかけられると満面の笑みです。
特に観光でやってきていた外国の人たちに、
「ビューティフル、いっしょに、いっしょに・・・」
と言われてカメラにおさまると、これまた、満面の笑みで応えていました。





その夜のこと、Yちゃんが、
「ばぁば、手帳かして。おてがみ書くから・・・」
と、 私の手帳をとり、何やら書いていましたが、
「これは ぜったいに、あしたの朝に読んでね」
「あした読むようにかいてあるからね。
もし、 あした読むのわすれたら、まえには・・・とかえてよんでね」
と念をおされました。
帰りの新幹線の中で約束をやぶって手帳を開き、 ふ、ふっ と笑ってしまいました。
翌日の朝、念を押されたとおりにまた手帳を開き、
ばぁばへ
きのうは、たのしかったね。
七五三のためにきてくれて、ありがとう。
七五三はどうだったかな。かみがたはどうだったかな。
とおもっているよ。いっぱいあそんでくれてありがとう。
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ばぁばがいたおかげで、たのしかったよ
またきてね。
とうきょうは人がいっぱいでしょ。
またあおうね
と書かれてあったのを読みながら、なるほど、読むのを忘れたら、
「きのうは」 を 「まえには」 にして読むんだな、
また、 また、
ふ、ふっと、笑ってしまいました。