かたつむりのように

のんびり、ゆっくり、ゆっくり、・・・歩いていこう
時には アンテナをたてて・・・

冷凍庫の中の雪うさぎ

2014年02月16日 19時20分22秒 | 日記

14日は、思わぬ大雪で驚いたが、殺風景な冬の庭は墨絵のような美しさになった。

各地では記録的な大雪がつづき、被害が広がっているというのに 

美しいなんて不謹慎なのだが、

葉を落とし 骨格をあらわにしていた庭木たちが 真っ白な雪をまとった姿は

清々しく、心に沁みた。

 舞落ちる雪は 天からの手紙・・・・・・  という。

はらはらと落ちる雪を眺めながら

あ~ あれは、母の手紙か・・・ これは 妹の手紙・・・ 妹の夫の手紙も・・・

差しだした手の上で溶けてしまう手紙は、会えずに逝ってしまった友からの手紙か・・・

こころ残りで、今も胸のすみが痛い!

雪は しばし ドンな私をも 感傷的にしてしまう

・・・・・

 そうだっ・・・ ふと思いついて

プラスチックのお皿を持ち出し庭に出る 

雪をかき集め 庭の南天の実と葉で 雪うさぎを作った

ふわふわの白雪は うさぎの感触

赤い目がかわいい

風邪をひきダウンして かれこれ一週間になる。

その上この大雪で もう何日も買い物に行っていない。

冷蔵庫の中のものは食べつくした。

冷凍食品も食べつくした。 冷凍室もスッカラカンだ。

そうだ、そうだ 雪うさぎを冷凍室に入れよう。  

 『 うさぎちゃん、ゆっくり おやすみ 』

 

時々冷凍室をのぞきこむ。

雪うさぎが ちょこんと座っている。 かわいい かわいい