14日は思わぬ大雪で驚きましたが、
殺風景な冬の庭は墨絵のような美しさです。
各地では記録的な大雪がつづき、被害が広がっているというのに、
美しいなんて不謹慎なのですが、
葉を落とし骨格をあらわにしていた庭木たちが
真っ白な雪をまとった姿は、清々しく心に沁みます。
〈 舞落ちる雪は、天からの手紙・・・〉といいます。
はらはらと落ちる雪を眺めながら、
あ~ あれは母の手紙か・・・これは妹の手紙・・・
妹の夫の手紙も・・・
差しだした手の上で溶けてしまう手紙は、
会えずに逝ってしまった友からの手紙か・・・
こころ残りで今も胸のすみが痛い!
雪はしばし、ドンな私をも感傷的にしてしまう。
そうだっ! ふと思いついて、
プラスチックのお皿を持ち出し庭に出ました。
雪をかき集め、庭の南天の実と葉で雪うさぎを作りました。
ふわふわの白雪はうさぎの感触、赤い目がかわいい。
風邪をひきダウンして、かれこれ一週間になります。
その上この大雪でもう何日も買い物に行っていません。
冷蔵庫の中のものは食べつくしてしまいました。
冷凍食品も食べつくし、冷凍室もスッカラカンです。
そうだ、そうだ、雪うさぎを冷凍室に入れよう。
「うさぎちゃん、ゆっくりおやすみ」
時々冷凍室をのぞいてみます。
雪うさぎがちょこんと座っている。 かわいい!かわいい!