ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

社会弱者とは

2008年06月14日 | Weblog
 自然災害で大きく影響を受けるのが子供、高齢者、身体障害者とりわけ被災弱者と言われる人々だ。
阪神大震災からも多くの実例が出た。
その後も、日本で、世界で、この数年の間において、多くの自然災害が起きて、やはり、災害の影響は弱いところに、力が傾くようで、事あるごとにその対応の改善が叫ばれるが、災害も質と規模が大きく変わり、対応の方が及ばない。

さらには、自然災害ではない、時代の変化で、若い世代が非正規雇用という、差別的とも言える待遇の中にいきなくてはならないのも、時代の中の被災ともいうべきか、先日の秋葉原の殺傷事件も、その裏側にこうした若者を形成する社会構造に目を向けるべく、単に、個人の生い立ち、性格だけの原因と決めてしまえば、あらたな事件と問題が発生することであり、今時代が大きく病んでいる。
金、物中心で来た、資本主義、唯物主義の終末の中で、人類全体がゆがみ出している危機的な状況を、認識すべきではないか。地球の自然環境の変化は、結果、人間の意識の変化が培ったものとして。