東野圭吾 著
少女の遺体が住宅街で発見された。捜査上に浮かんだ平凡な家族。一体どんな悪夢が彼等を狂わせたのか。
「この家には、隠されている真実がある。それはこの家の中で、彼等自身の手によって明かされなければならない」。
刑事・加賀恭一郎の謎めいた言葉の意味は?
家族のあり方を問う直木賞受賞後第一作。
老人介護問題と現代の教育問題をまざまざと突きつけてきた、おろかで切ない家族の物語と言ったところですね。
殺人事件の謎を解く・・・・・ってところも見せ場の一つなんだろうけど、それ以上にこの歪んだ家族がどのようにして出来上がってきたのか、どうすればこんな家族になるんだろう・・・・といったところが著者の露呈したい部分でしょう。
そして介護の問題も、オチの部分は本当にこんな実例があるのかは定かではありませんが、なんとも切なく、目頭が熱くなってしまいました。
東野圭吾氏の本を読んで、初めて氏の才能に触れた感じです
まだ4冊しか読んでないけどね
何やら加賀恭一郎シリーズってのがあるみたいですね?
興味が沸いてきたのでこれからは積極的に古本屋をあさってみようと思います
でも東野圭吾の本って高いんだよね。。。。。。。