フィッシュストーリー☆新潟

釣りと映画と読書と家族の雑記です

鬼のあし音

2013年08月07日 | 読書

道尾秀介 著

 

 

6話からなる、連作短編集・・・・・・となっていますが、関連していることは、「S」と言う人物が関係していることと、鴉が出てくること以外、6話に関連するところはなさそうでした。

 

「S」も、同一人物ではありません。

 

ミステリ・・・・・と言うより、ホラーと言った方がしっくりくる内容ではありますが、私の知る限り、短編ホラーをここまで上手く書ける作家さんはそうはいませんね

 

道尾氏の才能が光る、秀逸の一冊だと思います!

 

正直、ちょっと分かり辛いオチもあったんだけどね

 

この辺は難しいところでもあるんだけど、あまりにストレートすぎると一気に安っぽくなっちゃうし、凝った事をしすぎると読み手に伝わらない危険もあるし。

 

そのギリギリのバランスの取り方が氏は上手いのかな?

 

そんな風な感想を持ちました。

 

 

 

 

 

コメント
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