真藤順丈 著
英雄を失った島に新たな魂が立ち上がる。固い絆で結ばれた三人の幼馴染みーーグスク、レイ、ヤマコ。生きるとは走ること、抗うこと、そして想い続けることだった。少年少女は警官になり、教師になり、テロリストになり、同じ夢に向かった。
なかなかの大作ですよ
初期の展開から刑務所暮らし、出所してからの展開、沖縄の現状、若き三者三様の道のり、逞しく生きる沖縄人(ウチナンチュ)がどのような戦後を生きてきたのか大変勉強になった一冊でした。
直木賞は当たり前!
戦後、沖縄がどんな生活を強いられたか、知ってるようで知り得なかった世界。。。。
結局我々は対岸の火事を見ていただけなんだと痛感させられました
今も沖縄では基地移設で揉めてますよ。。。。
初の代執行だそうです。。。。。。。
近年、沖縄も諦めなくなりましたよ。
なんで我々だけが!
そりゃ当たり前だよね。
沖縄にどれだけの負担を掛けてきたのか考えると頭が垂れますよ。。。
じゃあ自分の住んでる近くに米軍基地を移設しますか?
想像してみて下さい、それが思いやりや優しさに繋がるのでは無いでしょうか。
沖縄の問題を対岸の火事にしてはいけない。
この一冊を読んで何か感じてもらいたい、とても良い一冊でした。
米軍が日本から撤退したらどうなるかは分かっています。
共存しなければいけないのが現状です。
きれい事は思っていません。
ジョン・レノンみたいな理想を掲げることもできません。
でも、知ることによって寄り添うことはできるのではないでしょうか。