断捨離・片づけブームにのっかって、かなりモノは少なくした。
しかし「使える」ものを処分するのが、どうも苦手。
いや～～な貧乏性・・。
かれこれ、２０年近くもお世話になってきた体重計。
当時、出始めのデジタル表示のシンプルな体重計。
友人の結婚式の引き出物。
今では、その友人のつきあいもない・・。
年賀状・・くらい？
なんだかアバウトな表示だなと思っていたが・・。
正確に体重を知る必要もなし。と
おざなりにしてきた。
が、歳とともに、下腹が突出してきて、どうにもみっともない。
お腹いっぱい食べていることも多い。
ちょっと疲れたと言っては、自分にご褒美と甘いもの。
元気ださなくちゃ、と言っては甘いもの。
家事の合間に甘いもの。
なんかやばい気がするぅ～～～。
顔にもたっぷりお肉がついてきた気が・・。
ますます、ほうれい線が際立つ・・。
一念発起。
体重計を新調する。
いわずと知れた OMRON の定番。
早速乗ってみる。
「えっ？？」「うそっ！！」
自分が信じていた体重 プラス ２．５ｋg はある。
「はぁ～～～、まずい・・」
急に、お世話になっていた体重計がうらめしくなってくる。
その友人の顔までチラついて、イラっとさえくる。
「なぁにぃ～？だましたのぉ～～？」
とでも言わん勢い・・。
いやいや、違う。違う。思い返してみる。
この子（体重計）は私に、とても優しくなっていたのだ。
年と共に、当然のように、丸く、優しく、温和になっていただけ。
そうそう、決して「だます」なんて思ってはいない。
そういうことだ。
と、思い直す。
みんな、私に優しくしてくれる。
みんな、親切にしてくれている。
なのに、勝手に、自分が背負って、持ちためて、「怨み」まで
背負おうとした・・。
そういうことだな。とまた思う。
「捨てる」ことってそういうことだと思う。
「捨てる」作業とともに、自分の感情や意志の余分まで削ぐ作業。
と新調したOMRON にのって、いち早く、
「この肉、捨てるべし！」と決意する。
『朝だけ生姜紅茶ダイエット』
まずは一週間、やってみるか・・・。