今、ここに在る。

まだまだ終わらない子育てのあれこれ、母として思う徒然を綴っています。

優柔不断

2014-10-30 00:17:21 | 特別支援
現在、長男は通常級にあわせて通級というカタチで
小学校へ通っている。

ここのところの登校しぶり
家庭での暴言ぶり
また学校公開での授業の様子

もろもろ療育の先生にも相談
教育委員会への連絡
担任との相談

「支援のカタチを検討した方が・・」
との結論。

2年生からは「特別支援級」へ行く方が
良いということだなぁ・・と
考えている。

何がそう躊躇させてしまうのか・・。

就学前も本当に迷い、迷った。
5校の支援級の見学
3校の体験入学
を教育相談の先生の配慮もあり
させていただいた・・
全くもって優柔不断な親である。

入学後の今にあっては「迷う」観点も違うが・・。

躊躇する理由。
1 現在の学校には支援級がないために
  転校を強いられることになる。
2 学区内の支援級ではなく学区外の支援級への
  転校となる。
3 転校にあわせて学童も移動となる。
4 「歩いて、自分で」行くことは難しく、日々の
  送迎が必要(これは今もやっている)
5 本人にどう納得させるか。

全て仕方のないことと吞むしかないことである。
「本人」の納得が一番難しい。

改めて気がついた・・。
私も「適応」できないことが、かなりつらいのだ。
本音はつらいのだ・・。
残念だけれど、もう「あがいて」いる場合ではない。

「本人」に負担が大きい。
より、「本人」が楽しく学べる場が得られるのだ。
より、「本人」がのびのびとできる環境が得られる。

それに代わるナニモノもあるはずがない・・。

優柔不断はなにゆえに???
結局、「私のこだわり」なんだろうな~・・。

心の栄養

2014-10-29 00:38:08 | 特別支援
2014-10-13-13-24-01_deco[1]

9月に初めてのキャンプデビュー。
家族を持つことになり初めて・・である。

ほぼ父不在の我が家にBBQやキャンプは敷居が高い。

保育園のお友達ご家族が誘ってくれたBBQ
引き続きキャンプ。
以来、ちょっとだけのBBQも挑戦している。

弟のお友達はダウンちゃんです。
障害の持つ子が生まれた時
「どんどん自然の中に連れていきなさい。
キャンプへ連れていきなさい。
心も身体も成長するよ。」と
同じく障害を持つ上司に言葉を頂いたそう。

ドキュンときた。

「自然は身体の60兆個の細胞に全て
教育する・・」

そんな言葉を聞いたことがある。

日々煮詰まっているサナカ・・。

弟は伸びやかに見えた。
晴々しく映った・・。

以来、彼は
「今度のキャンプはいつ?」
連日聞く。
「なんでキャンプがそんなに楽しい?」
と聞いてみた。

「全ては自由だからさぁ・・」
そう答えた。

彼の思うところがちょっと見えた・・。
自覚はないけれど、いつも何か不自由な
不便なことがあるのだな・・と

彼をとりまく環境について考える時・・の
ように思えた。

グレーな責任

2014-10-28 10:36:28 | 発達障害
生まれつきなのか・・。
私がそうしたのか・・。

障害なのか・・。
定型なのか・・。

今持ってわかり得ない・・。
時に罪の意識と自責の念で
押しつぶされそうになる・・。

子供がお腹にいた時・・。
あ~したことがいけなかったのか・・。
遺伝子がもう老化していたのか・・。
生まれてから、積極的に愛情をふりそそぐ
ことに欠けていたからか・・。

通常レベルだったのだろうか・・・。
あの泣き・・。
あのぐずり・・。

「考えすぎでしょう」
「神経質すぎるのでは・・?」
「もっとおおらかに・・」
周囲からはそんな言葉ばかりだった・・。
明らかに上の子とは違う
「男の子だからだよ~」と・・。

第三者は、指摘を恐れる・・。
わかっていても、そうと思っても
本当のことは言えない・・。
そういうのが「常」である・・。

グレーって怖い・・。

どんなお子さんでもお母様や周囲の方の
支援次第で、どんどん良いところが伸びて
きます・・。

やっぱり、今の状態にあるのは
私のせい・・。
こうすればよかったのか
ああすればよかったのか・・。
そう思うことはしばしば・・。
すでに遅い・・?

が、「今」彼に対した時。
冷静さを保つのに必死・・。
朝からマイナス感情に引きずり込まれないよう
耳に蓋をすることもある。
脳みそを停止させていることもある。
心を動かなさいようにしていることもある。
向き合っていないから・・そう言われそう・・。
が、必死に向き合って真剣であればあるほど
「ムキ」になって向かってくる・・。

わからない・・。
どこがどう偏ったの?
それは、どうしたら戻るの?
戻らない・・。
それもわかっている・・。

「過去」が「今」をつくり
「今」が「未来」をつくる。

明日のために、「今日」をリセットして
新たな気持ちでひとつひとつ・・。

登校しぶり

2014-10-28 00:14:57 | 発達障害
登校しぶり・・というか、寝起きが悪いのか・・
どうしたって朝の騒ぎがおさまらないでいる。
起きて即「○ね!!」「こ○ろすぞ!!」と
わめいている。

きっとストレス満載なのであろう・・。
昨日の先生の話でもあったが・・
ちょっとその疲れの原因をとりのぞく・・と
いうことを試みても良いであろう
ということもあり・・
車での送迎をしてみる。
片道30分は彼にとっては負担が大きい
のかもしれない・・。

「歩いて学校へ行く」ことが
一番の基本中の基本かと。
それなくして、小学生とは言えまい。
これも、私のひとつ拘りかも。

ちょっと「待つ」気で・・。
「車で送迎しなければいけない・・」
ではなく
「送迎すれば、スムーズに行ける」
と発想を変えて・・。

うん、ちょっとスムーズに行けた。
それでいいっか・・。

児童精神科の先生のお話

2014-10-27 11:27:09 | 発達障害
療育でお世話になっている間
保護者のためのレクチャーがある。

ある日は作業療法士の先生からの
感覚統合のお話。
今日は、児童精神科のY先生のレクチャーであった。
10名くらいの保護者の方から出た質問に
バシバシとお答え頂いた・・。

例えば・・

Q1「挨拶ができないんですけど・・」

先生 : 
  あっ、しなくてもいいです。
 本人が「しない」と拘っているものを「今」は
  させないで。できるときまで富士山の上の方に
おいで「待って」いて下さい。
『この子はいい子なんだけど、挨拶がちょっと
苦手なんですぅ~』と笑っていってあげていて下さい。
そのうち、本人が気づいて「挨拶するくらいいいか」
と思えた時、しますから・・。

Q2 「何であまのじゃくなのか。
  怒られることになるのに…(1年生)対応のコツは?」
先生:
 発達障碍児は応用が利かない。
 昨日と今日の(どうしてそうなった)理由は異なる。
 言い合いになるとムキになるし、売り言葉に買い言葉
 となるので、その時で1回終わり。明日は明日の風が吹く。
 また、本人はおちょくっているのではなく、カテゴリーに
 入れるのが難しい。
 想像できない。
 1を聞いたら1を知るというが、1も1.1も別物。
 1つ1つ教えていくと思ってよい。
 ただし、記憶力は良いので同じこと終えたら
 腑に落ちていればしない。
 昔のことを言わず、大きい声で言わず
 なぜいけないのかを静々と話す。
 子自身は親や大人に叱責されるのが苦しい。
 ダメなやつと言われるのがきつい。
 せめて親が味方にならないと逃げ場がなくなる。 
 子は成長するので、このままということはない
 (悪くなることもあるが)
 「そのうち何とかなる、ま、いいか」と言われた子は
 突然できるようになる子もいる。だいたいなるようになる。
 脳の特性、こだわりやすいところ、気になりやすいところ
 特徴は同じだがモチベーションを育てられるかどうか。
 逆上がりできなくでも、自己評価高ければ取り組める。
 いてよい存在、苦手なところは大人が手伝ってくれると思うと、
 周りに対する信頼感があると助けてもらいやすいし
 伸びていく。ただし、低学年のうちはわからない。

そんな具合。まだまだ質問は沢山でしたが省略。
定型のお子さんには当てはまらないこともある。
うん。当てはまりません。
でも納得できるところが沢山です。

が、いくつかの結論

1 今出来ないことに親は執着しない。
  拘りや出来ないことを強化してしまう。
2 自己肯定感と自尊心さえあれば、伸びていくところ
  もかなりある。
3 ほめること(労いや感謝する)で、自己評価を
  高くすることも大切。
4 想像以上に五感が敏感で、定型の人よりも
  疲労感が絶大。ストレスを減らすことも大事。
5 想像力の欠如が「くりかえし」を必要とする。

聞いた3日くらいは頭にそうおいて対処できるんだが・・。
「今」はずっとではないことを信じよう。