今、ここに在る。

まだまだ終わらない子育てのあれこれ、母として思う徒然を綴っています。

怒りのスパイラル

2015-09-25 09:11:36 | 発達障害
「怒るということ」
そんな本も以前読んだなぁ~。

「怒り」を爆発させていることが、いかに恥ずかしい行為であり
知的レベルの低いことかと・・。
納得。そう思う。

子供時代から感情を露わにすることが少なかった。
学生時代もいわゆるクールに過ごしてきた・・。
大抵の人間関係は我慢できた。
仕事をするようになってからは尚更に・・。
グッとこらえることもあった・・というか・・仕事場のあれこれは
相当辛抱強かったと思う。。

出産の痛みも、まったく・・というか、アブラ汗をかき、頭も真っ白には
なったものの・・・。逆に楽しめた気もする・・。

が、今は本当に『沸点』が異常に低いのだ。自分。
到底、考えられない長男の言動に振り回されているんだけど・・。
立場とか、相手とか、状況とか考えられない長男。
そうわかっていても、正直
「人として許せない!」怒りがこみ上げる。
もちろん、母である私の責任・・。
子は親の鏡・・。
そんなに勝手なこと、いくらなんでも教えてもいないし
私も、やってはいない。・・でも鏡・・。
ますます苛立ちが強くなる・・。

「待つ」ということができないくせに
「待たせる」ことは平気。
子供だからといって許される範囲を越えているのだ・・。

何度もやらなければいけないことを促す。
やらない。
やれていない。
怒る長男。
「全部お前が悪い」と私に怒りをぶちまける・・。

それを問いただそうとするものなら、さらにキレて
大声を出して暴れだす。
おかしいでしょう。それ!
無視をするのも限界になり、私の怒りが爆発。
そんなことの繰り返し。

そんな家の中。
学校で、相手を思ったり、空気を読んだり、状況を考えたり
できるわけないよな~・・・。

どうしたらいんだろう・・。
私、どうすれば、いいですかね・・・。

病院に行けば、投薬・・。
療育も最近は、何だかなぁ~。「その時」は出来ることも
日常におりてくるのは遠い道のりです・・。

「怒り」を「怒り」でやり返してしまう。
この怒りスパイラルからは何も生まれてこないだろうなぁ~・・。

「怒り」を逃がす方法、考えないと・・・。

雪遊び

2015-01-09 09:58:05 | 発達障害
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本来なら、長男にはスキーを挑戦させたいと思う・・。
ことあるごとにスキーを履かせて、リフトにも乗り、抱えて滑ってみた。

が、特有の感覚の敏感さというか「窮屈」が大の苦手で・・
足を締め付けるブーツがどうにも嫌らしい。
長靴スキーならOKらしい。

ということで、ソリ遊びとイグル―作りに徹底した。
今年は年末から、積雪が多く、お正月も結構な降りだった。
新雪50cmの中を「ごぼり」ながら歩くのは大人でも
結構な体力を必要とする。

体重が軽いせいか、泳ぐように歩いている。
歩いているだけで、体幹が鍛えられる気がした。

ソリといえども、また、身体でバランスをとることは
難しい。身をまかせて滑るだけだと、落ちてしまう。
うまく乗るにはコツがいる。

イグル―作りは、買い物かごのようなバスケットに
スコップで雪を詰め、ブロック状にしたものを積み上げた。
かまくらのように、山にして、雪を掘り出すよりも
いくらか、作業は楽。
スコップで雪をかく作業も、子供の力ではコツがいる。
やっていくうちに、ぐんぐんコツを得る・・。

なるほど・・。
と、ちょっと納得。
遊びの中にも、身体の使い方を学ぶことが
沢山あるのだな・・と。

出来たイグル―の中で、ご褒美のおやつをひとつ。
しばらく「籠る」。

なかなか長男の「発達障害」「人とは違う」ことを
認められず、自分の中にある偏見との葛藤が続いた日。
今年は、もう少し、もう少し、ゆっくり向き合って
彼らしく、彼だからこそ、を見つけてあげたいな・・。

グレーな責任

2014-10-28 10:36:28 | 発達障害
生まれつきなのか・・。
私がそうしたのか・・。

障害なのか・・。
定型なのか・・。

今持ってわかり得ない・・。
時に罪の意識と自責の念で
押しつぶされそうになる・・。

子供がお腹にいた時・・。
あ~したことがいけなかったのか・・。
遺伝子がもう老化していたのか・・。
生まれてから、積極的に愛情をふりそそぐ
ことに欠けていたからか・・。

通常レベルだったのだろうか・・・。
あの泣き・・。
あのぐずり・・。

「考えすぎでしょう」
「神経質すぎるのでは・・?」
「もっとおおらかに・・」
周囲からはそんな言葉ばかりだった・・。
明らかに上の子とは違う
「男の子だからだよ~」と・・。

第三者は、指摘を恐れる・・。
わかっていても、そうと思っても
本当のことは言えない・・。
そういうのが「常」である・・。

グレーって怖い・・。

どんなお子さんでもお母様や周囲の方の
支援次第で、どんどん良いところが伸びて
きます・・。

やっぱり、今の状態にあるのは
私のせい・・。
こうすればよかったのか
ああすればよかったのか・・。
そう思うことはしばしば・・。
すでに遅い・・?

が、「今」彼に対した時。
冷静さを保つのに必死・・。
朝からマイナス感情に引きずり込まれないよう
耳に蓋をすることもある。
脳みそを停止させていることもある。
心を動かなさいようにしていることもある。
向き合っていないから・・そう言われそう・・。
が、必死に向き合って真剣であればあるほど
「ムキ」になって向かってくる・・。

わからない・・。
どこがどう偏ったの?
それは、どうしたら戻るの?
戻らない・・。
それもわかっている・・。

「過去」が「今」をつくり
「今」が「未来」をつくる。

明日のために、「今日」をリセットして
新たな気持ちでひとつひとつ・・。

登校しぶり

2014-10-28 00:14:57 | 発達障害
登校しぶり・・というか、寝起きが悪いのか・・
どうしたって朝の騒ぎがおさまらないでいる。
起きて即「○ね!!」「こ○ろすぞ!!」と
わめいている。

きっとストレス満載なのであろう・・。
昨日の先生の話でもあったが・・
ちょっとその疲れの原因をとりのぞく・・と
いうことを試みても良いであろう
ということもあり・・
車での送迎をしてみる。
片道30分は彼にとっては負担が大きい
のかもしれない・・。

「歩いて学校へ行く」ことが
一番の基本中の基本かと。
それなくして、小学生とは言えまい。
これも、私のひとつ拘りかも。

ちょっと「待つ」気で・・。
「車で送迎しなければいけない・・」
ではなく
「送迎すれば、スムーズに行ける」
と発想を変えて・・。

うん、ちょっとスムーズに行けた。
それでいいっか・・。

児童精神科の先生のお話

2014-10-27 11:27:09 | 発達障害
療育でお世話になっている間
保護者のためのレクチャーがある。

ある日は作業療法士の先生からの
感覚統合のお話。
今日は、児童精神科のY先生のレクチャーであった。
10名くらいの保護者の方から出た質問に
バシバシとお答え頂いた・・。

例えば・・

Q1「挨拶ができないんですけど・・」

先生 : 
  あっ、しなくてもいいです。
 本人が「しない」と拘っているものを「今」は
  させないで。できるときまで富士山の上の方に
おいで「待って」いて下さい。
『この子はいい子なんだけど、挨拶がちょっと
苦手なんですぅ~』と笑っていってあげていて下さい。
そのうち、本人が気づいて「挨拶するくらいいいか」
と思えた時、しますから・・。

Q2 「何であまのじゃくなのか。
  怒られることになるのに…(1年生)対応のコツは?」
先生:
 発達障碍児は応用が利かない。
 昨日と今日の(どうしてそうなった)理由は異なる。
 言い合いになるとムキになるし、売り言葉に買い言葉
 となるので、その時で1回終わり。明日は明日の風が吹く。
 また、本人はおちょくっているのではなく、カテゴリーに
 入れるのが難しい。
 想像できない。
 1を聞いたら1を知るというが、1も1.1も別物。
 1つ1つ教えていくと思ってよい。
 ただし、記憶力は良いので同じこと終えたら
 腑に落ちていればしない。
 昔のことを言わず、大きい声で言わず
 なぜいけないのかを静々と話す。
 子自身は親や大人に叱責されるのが苦しい。
 ダメなやつと言われるのがきつい。
 せめて親が味方にならないと逃げ場がなくなる。 
 子は成長するので、このままということはない
 (悪くなることもあるが)
 「そのうち何とかなる、ま、いいか」と言われた子は
 突然できるようになる子もいる。だいたいなるようになる。
 脳の特性、こだわりやすいところ、気になりやすいところ
 特徴は同じだがモチベーションを育てられるかどうか。
 逆上がりできなくでも、自己評価高ければ取り組める。
 いてよい存在、苦手なところは大人が手伝ってくれると思うと、
 周りに対する信頼感があると助けてもらいやすいし
 伸びていく。ただし、低学年のうちはわからない。

そんな具合。まだまだ質問は沢山でしたが省略。
定型のお子さんには当てはまらないこともある。
うん。当てはまりません。
でも納得できるところが沢山です。

が、いくつかの結論

1 今出来ないことに親は執着しない。
  拘りや出来ないことを強化してしまう。
2 自己肯定感と自尊心さえあれば、伸びていくところ
  もかなりある。
3 ほめること(労いや感謝する)で、自己評価を
  高くすることも大切。
4 想像以上に五感が敏感で、定型の人よりも
  疲労感が絶大。ストレスを減らすことも大事。
5 想像力の欠如が「くりかえし」を必要とする。

聞いた3日くらいは頭にそうおいて対処できるんだが・・。
「今」はずっとではないことを信じよう。