スタジオ1022

欲しいけどないものを色々作るハンドクラフト&日々の日記的ブログ

娘の裁縫箱

2008年05月13日 | クラフト
長女の保育所では年長になると自分で雑巾を縫います。
毎日している廊下の雑巾掛けに使う雑巾をいよいよ縫い始めるにあたり、
0歳のときから見て貰っている担任から『お母さん手作りの裁縫箱と針山』を、
GW明けまでに作ってもらい持参するよう指令がくだりました。

なぜか馬に乗ったこともないのに馬が大好きな長女。
たまに八幡のホームセンターミサシに行くと、隣の乗馬クラブを勝手に見学させて
もらって、いろんな馬を観察。入会できるのは小学校1年生からだそう。
もう帰ろ、と言うまでいつまででも馬を見ていたい彼女。
毎日毎日馬の絵を描いています。その中から一枚をピックアップして裁縫箱にする
ことにしました。



クラフトパークで馬柄を探したけどズバリ、って感じの柄はなくて、
写真ではわかりにくいですが、これは動物達がメリーゴーランドの馬に
乗っている楽しい柄です。
ピンクが嫌いなボーイッシュな彼女のためにブルー系で馬、となるとねぇ。
この生地を、母から貰ってきた草履の紙箱の内側にスプレー糊で貼りました。
蓋はその生地をベースに、無地の生地にシールタイプのフェルトで馬を貼り、
毛並みや目、鼻などは刺繍。草もシールフェルトです。中にパッチワーク用の
薄手の芯を入れて縫いつけました。はい、いがんでいます



箱の外側は、メリーゴーランドの生地と馬刺繍部分の無地生地でツートーンに
してあります。
針山は、長女達が年中時代に植えたイチゴが実ったのをヒントに、です。
葉の部分もシールフェルトを使ってアイロンで貼り付け、中に綿を詰めて縫い
ました。写真では見えませんが、蓋のふちに茶色にベージュの馬が走っている
リボンをぐるりと囲って張りました。

夜、完成後、長女の指定席のテーブルに置いておきました。
朝、無言で蓋を開けたり閉めたり、持ち上げて眺めたり、イロイロしてから
「お母さんありがとう、●子のが、だれのよりステキやと思う
って言うてくれました楽しみながら頑張ってよかった
こういう、『親の手作りのもの』って最近減ってますよね。同じクラスの母たちも
仕事の合間に増えるこうした手間隙かかることに、「じゃまくさい
という声は当然あるのですが、でも、出来上がったときの子供の喜ぶ顔を見ると
やっぱりお金で買えない価値がある(某カード会社)とはこいうことかも、と感じました。
大変なことは知っていながらも私達親に強制してくれた担任の先生に感謝。

昨日お迎えの時、ただいま製作途中の裁縫箱に入った彼女の雑巾を見せてくれました。
オレンジの糸でゆっくり丁寧に縫い始めていて、小さな手で頑張っているんだな、と
一生懸命糸を通して縫い始めた、彼女の集中力が目に浮かびました。


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