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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

あの制服向上委員会が、爆笑問題太田光くんに「安倍さんにゴマすってる方が痛々しい」。太田くん、奮起を!

2015年07月06日 | 社会とマスコミ

 

この写真を見たときには、私も目を疑い、次にため息が出た。芸人根性なのかもしれないが、俺にはできないな、これは、と。

 

 

 神奈川県大和市の九条の会主催のイベントで

「諸悪の根源、自民党」「大きな態度の安倍総理」「エリート意識・利権好き」「本気で自民党を倒しましょう!」

と歌ったら、大和市がイベントの後援を取り消してしまったという、

「本気で自民党を倒しましょう!」と歌ったアイドルグループ「制服向上委員会」の舌を巻くブログ。

という記事は10万回以上の閲覧を賜り、Facebookのいいね!は2万以上!!

 記事の中でフォローを呼び掛けた制服向上委員会の公式ツイッターは、3000余りのフォロワーから、見事、6000人近いフォロワーに急成長しました!(もちろん、わたくしだけの力じゃないけど!)

 皆さま、ありがとうございました。

 まだ、彼女たちをフォローしていない方は、是非、フォローのほどよろしくお願いいたします。

@ski_official

 

 

 

 ところで、その制服向上委員会と爆笑問題が「絡んで」、制服向上委員会の齋藤優里彩ちゃんが見事に切り返したというリテラの記事を読みました。

 リテラによると、

『太田は6月30日深夜のラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」(TBS系)で、彼女たちの政治的メッセージについて「あれ、やらされてるんだろうなぁ」と憶測を披露し、バカにしたように

「かわいそうだよねぇ」

とからかったのだ。

 相方の田中裕二が

「歌っている映像見たけど、歌いたそうな感じじゃなかったよ」

と相づちを打つと、太田は

「あれはさすがにちょっと痛々しいよね」

とも語っている。

 


 これに対して、制服向上委員会のアイドルで、上の記事でブログも紹介した制服向上委員会の齋藤優里彩ちゃんが強烈な張り手!

『安倍と意気投合してネトウヨにでも転向したのか、と批判しようとしたら、それより早く、当事者が見事なツッコミをしてくれた。

太田に「痛々しい」と言われた制服向上委員会のメンバー・齋藤優里彩がツイッターでこんな一言を見舞ったのだ。

「私からすると、安倍さんにゴマをすってる太田光さんの方が痛々しく見えます」

 

むううう。

 

 

 わたくし、10年前に神戸の9条の会のイベントに太田くんに来てもらいたいと思って、事務所までお電話して、社長の太田光代さんと直接お話したことがあるんですよね。

 2年先までスケジュールがびっしりだと光代夫人に丁重にお断りされたのですが、とにかく、第一次安倍政権の頃の太田光君は切れまくりでした。

 同じリテラの記事からご紹介すると、私も彼の最後のページが楽しみで毎回立ち読み(笑)していた「TV Bros.」連載『天下御免の向こう見ず』では、歴史認識についての中国や韓国の抗議を「内政干渉」とする風潮に対して、

『かつて日本人として戦場に行かされた人々がいる。皇民として生きることを無理矢理強要され、自分の国の言葉を奪われ、名前を奪われて戦場に行かされた人々がいる。その人々にとって日本の歴史は自分達の歴史であることに間違いはない。(略)

自分の都合の良い時だけ、お前達は日本人であるとして、都合が悪くなると、外国人が干渉するなというのは、あまりに身勝手ではないか』

と言い切っていました。これ、よく覚えてる!

 さらに、九条の会が全国に設立された頃、日本国憲法については

『人類が行った一つの奇跡』

『私に愛国心があるとすれば、それはこの国の“この国は戦争をしない国であると、世界に宣言している部分”に注がれる』

 これも覚えてる!

 もう、わたくしも、神戸の憲法9条を愛する若者も太田くんにぞっこんで、必死でツテをたどってアタックしたのでした。

憲法九条を世界遺産に (集英社新書)
太田光、中沢新一(著)
集英社

2006年8月12日刊行。

実に、日本国憲法とは、一瞬の奇蹟であった。それは無邪気なまでに理想社会の具現を目指したアメリカ人と、敗戦からようやく立ち上がり二度と戦争を起こすまいと固く決意した日本人との、奇蹟の合作というべきものだったのだ。しかし今、日本国憲法、特に九条は次第にその輝きを奪われつつあるように見える。この奇蹟をいかにして遺すべきか、いかにして次世代に伝えていくべきか。お笑い芸人の意地にかけて、芸の中でそれを表現しようとする太田と、その方法論を歴史から引き出そうとする中沢の、稀に見る熱い対論。宮沢賢治を手がかりに交わされた二人の議論の行き着く先は…。



 リテラによると、思い切った発言を続ける太田君に対する攻撃は凄まじく、2006年、

「右翼団体が太田の所属事務所に抗議活動を展開。警視庁が事務所に警備員を常駐させるように要請し、太田にも護衛をつける騒動となった。」

 大晦日の紅白歌合戦と年越しライブで、チョビ髭でピースとハイライトを歌ったり、文化勲章を尻ポケットから出して、右翼団体に事務所まで来られて抗議された桑田圭祐さんの時も書きましたが、これでビビらなかったらそっちの方がおかしい。

2014紅白歌合戦 サザン桑田佳祐 安倍晋三に捧げる「ピースとハイライト

全面謝罪した桑田佳祐とサザンオールスターズとアミューズを誰も責められない

 

 

 この3月に、太田君が別のラジオ番組「爆笑問題の日曜サンデー」で安倍首相のことを

「バカなんですよ」

とバカバカ言いまくった時も、ネトウヨ達から

「一介の芸人が総理をバカにするな」「この反日チョン芸人が」「一国の首相に対して名誉棄損だ」

などと総攻撃を受けたそうで、これは沈黙した太田君より、右翼団体やネトウヨを批判すべき。

 太田君をひよった(日和見主義になった)と批判するリテラは少々酷な気がします。

 

 

 にしても。

 爆笑問題が司会のサンデー・ジャポンで、百田・自民党勉強会が取り上げられたときも、出演者が口々に百田氏や勉強会や安倍首相を以下のように批判したのに対して、太田君は冒頭で

『これは自民党が何かいえば広告主が思い通りになるんじゃないかと言われたスポンサーとか広告主が何も反論しないのはどういうことだって言ったら、俺は誰かに懲らしめられるんでしょうか?』

と言ったきりで、あとは「永遠のハゲ」とギャグを飛ばすだけ。

 かなり萎縮しているのは間違いありません。

 ちなみに、ホリエモンこと堀江貴文は

『勉強会に呼んでいるのは・・・。安倍首相の趣味は右翼なんだってという話を田原総一郎さんがしていたんですけど。趣味で右翼というか国粋主義的、みたいな。

それやめたほうがいいじゃないかいたいな話をされていたみたいなんですよ。安倍首相がそういうふうな、寄りの、考え方を持たれているんだと思うんですよ。だから・・・』

 デーブ・スペクターが

「ああいう空気を作った政権だって。みんなカルト信者みたいになっていて。勉強会じゃなくて、不勉強会ですよ。

百田氏は歴史の作品を書いているのに歴史から何も学んでいないですよ。」

「報道圧力」でテリー伊藤、デーブ、ミッツらが”サンジャポ”で超激辛コメント!

 

 3月の「爆笑問題の日曜サンデー」では、安倍政権が沖縄の普天間基地を辺野古へ移設しようとしている問題について

「まず安倍って言うバカ野郎は…」「総理大臣でもバカはバカでしょ」「私は個人的にバカだと思っていますけど」

「(翁長知事のほうからから)会おうと言っているのに、会おうともしない。選挙で翁長さんが県知事になったわけだから、『あなたたちは、選挙の意味を無効にするのか』と受け取られてもしょうがない」

「安倍っていう男のやっていることは、幼稚すぎると思うんだよね。何か自分の都合の悪いことは会いませんみたいなことは、いくらなんでもバカにし過ぎなんじゃないの」

『国を守りたい、日本を取り戻したい』と思うんだったら、沖縄を取り戻せって俺は思うし、何でアメリカ、日本を守らないの、沖縄は日本ですよ。何で日本を守らないのあのバカは」

と言い切った太田君。今の芸人どころか、文化人でここまで言い放つ人がどれだけいるか。

 そんな太田君が少し丸くなったとしても、彼の責任ではなく、右翼の責任であり、守りきれなかった我々市民の問題だと思います。

 いま、制服向上委員会にも、毎日のように死ね、殺すというメールなどの攻撃が来ていて、若い彼女たちは傷ついているとか。

 太田君が再び「過激」な発言ができるように、そして、制服向上委員会が屈することなくのびのびと発言し、歌うことができるように、さらには彼らに続く芸能人が続々と現れるように、我々が頑張って応援し、誰もが言いたいことを言える環境を整えていかなければならないと思います。

制服向上委員会のフェイスブックファンページより。

いつも応援、コメント、シェアありがとうございます!

制服向上委員会が出演したイベントで政権批判の歌を披露し、自民党の市議さんを怒らせ後援取り消しとなった騒動で、連日取材攻勢を受けております。メンバーは気丈に振舞っていますが、

炎上商法、売名行為、ブサヨク、殺す、死ね!等、

の攻撃を受け、メンバーは

『そもそも売名したいなら、このグループにいないし!』大和市にチクった市議に対しても『器の小ちゃい大人だ!』

などと強がりな発言をしつつも、10代の心中はそれなりに傷ついております。

そんなメンバーの支えになるのは皆さまからの応援の言葉!どうぞみなさん、ドシドシ励ましのメッセージをお寄せください!

今日はTBS『サンデージャポン』でも取り上げられるそうです。


※写真は土曜日に受けた週刊誌の取材の模様

 

脱がない、媚びない、NOと言えるアイドル~制服向上委員会の生き残り戦略~
橋本美香 著
ヤマハミュージックメディア

メジャーにいかないアイドルはどうやって生き残ってきたのか?
清く、正しく、美しく。グループアイドルとして20年間の歴史をもつ制服向上委員会。その会長が、そのすべてを語る ! 彼女たちは、アイドルなのに売れるための活動をしない。ただひたすら、その時代時代の社会問題を訴え続けてきたのだ。「言いたいことが言えないならメジャーにはいきたくない」。そう語る“弱者アイドル”の“消えない”秘訣が今明かされる。

 

 

我々普通の市民が自由にモノが言える社会を守るためには、彼らを守らないと。

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天下御免の向こう見ず (幻冬舎文庫)
 太田光 著
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この頃、めっちゃキレキレだった!

松田聖子の離婚記者会見から司馬遼太郎の死、オウム真理教に安楽死と幅広く時事ネタを切ったかと思えば、下積み時代のエピソードや単独ライブの裏話、ボツネタ、自分が見た夢、夏休みの思い出などプライベートを披露。ジャンルを問わず鋭い視点が光る、爆笑問題・太田光の原点となったはじめてのエッセイ集。



太田光が、制服向上委員会から「安倍さんにゴマをすってる方が痛々しい」と反撃された!

【この記事のキーワード】
2015.07.05
bakushouohta_01_150120.jpg
『しごとのはなし』(ぴあ)
 

「諸悪の根源、自民党」という歌詞の曲を歌ったことで、自民党市議から「政治運動だ」「名誉毀損だ」と圧力を受けたアイドルグループ・制服向上委員会。結局、この騒動では圧力をかけた自民党でなく、制服向上委員会のほうが自民党支持者やネトウヨから激しい非難を浴びる事態となった。

 本サイトではこうした反応を批判的に紹介し、制服向上委員会を擁護する記事を掲載したが、この騒動では意外な人物が彼女たちを攻撃していたようだ。

 そう、爆笑問題の太田光である。太田は6月30日深夜のラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」(TBS系)で、彼女たちの政治的メッセージについて「あれ、やらされてるんだろうなぁ」と憶測を披露し、バカにしたように「かわいそうだよねぇ」とからかったのだ。相方の田中裕二が「歌っている映像見たけど、歌いたそうな感じじゃなかったよ」と相づちを打つと、太田は「あれはさすがにちょっと痛々しいよね」とも語っている。

 この主張はまさに、報道直後からネトウヨやネトサポの「どうせ洗脳されているんでしょ」「大人に利用されているだけ」「女子供を利用するのは左巻きお得意の手口」という攻撃とほとんど同じものだ。

 太田といえば、今年3月、普天間基地移設問題への対応をめぐって「安倍っていうバカ野郎」「私は個人的に安倍首相はバカだと思っていましたから」と安倍首相を罵倒しながら、翌月に、安倍首相主催の「桜を見る会」に光代夫人と一緒に出席。安倍首相から「一緒に写真を撮りましょう」と言われ、隣でおどけたポーズをとったあげく、「番組に出てください」などと依頼するなど、腰砕けっぷりを見せつけたばかりだ。

 安倍と意気投合してネトウヨにでも転向したのか、と批判しようとしたら、それより早く、当事者が見事なツッコミをしてくれた。太田に「痛々しい」と言われた制服向上委員会のメンバー・齋藤優里彩がツイッターでこんな一言を見舞ったのだ。

「私からすると、安倍さんにゴマをすってる太田光さんの方が痛々しく見えます」

 さすが制服向上委員会。本サイトがいちばん言いたかったことを代弁してくれた。たしかに痛々しいのは、しがらみにがんじがらめになって、何も言えなくなってしまった太田光のほうだろう。

 10年近く前、太田は雑誌やラジオで過激な政治的発言を連発していた。当時の右傾化の風潮を徹底批判し、靖国問題や教科書問題などにも切り込み、歴史認識についての中国や韓国の抗議を「内政干渉」とする国内の意見についても、正面きって批判していた。

「かつて日本人として戦場に行かされた人々がいる。皇民として生きることを無理矢理強要され、自分の国の言葉を奪われ、名前を奪われて戦場に行かされた人々がいる。その人々にとって日本の歴史は自分達の歴史であることに間違いはない。(略)自分の都合の良い時だけ、お前達は日本人であるとして、都合が悪くなると、外国人が干渉するなというのは、あまりに身勝手ではないか」(東京ニュース通信社「TV Bros.」連載『天下御免の向こう見ず』より)

 そして、日本国憲法については、「人類が行った一つの奇跡」と敢然と擁護したうえで、「私に愛国心があるとすれば、それはこの国の“この国は戦争をしない国であると、世界に宣言している部分”に注がれる」と言い切り、中沢新一との対談本『憲法九条を世界遺産に』(集英社新書)という著書まで出版していた。

 ところが2006年、その太田の靖国についての言動に対し、右翼団体が太田の所属事務所に抗議活動を展開。警視庁が事務所に警備員を常駐させるように要請し、太田にも護衛をつける騒動となった。

 そして、この右翼の抗議事件をきっかけに、太田の連載やラジオの発言から徐々に、憲法や歴史認識などを扱う機会が減り始め、07年ごろには、こういうイデオロギー的なテーマに触れることはほとんどなくなった。「TV Bros.」の連載もいつのまにか、社会批評でなく自分のヘタな小説や童話を発表する場になった。

 先述した「安倍はばかやろう」発言はそんな太田の久しぶりの過激な政治的発言だったのだが、しかし、それも安倍支持者やネトウヨたちから「一介の芸人が総理をバカにするな」「この反日チョン芸人が」「一国の首相に対して名誉棄損だ」などと総攻撃を受けると、以後は一切沈黙。前述のように翌月、「桜を見る会」で安倍首相に尻尾を振る姿を見せつけたのだった。

 そして、いま、安倍政権によって、憲法9条が最大の危機に瀕しているというのに、太田は安倍批判も安保法制批判も口にしないまま、ダンマリを決め込んでいる。かつて、「憲法9条を世界遺産に!」とまで言っていたあの思いはどこへいってしまったのか。不思議でしようがない。

 まあそれでも、ただ沈黙しているだけなら、太田もトヨタのCMにまで出演するようになって、やっぱり仕事が干されるのがコワくなったのかねえ、とがっかりするくらいで、ここまでの怒りは感じなかっただろう。

 しかし――。今回、太田は「一介の芸能人が政治に口を出すな」という世の中の空気に抗い、孤独な闘いを続けている勇気あるアイドルに難癖をつけ、足を引っ張ったのだ。しかも、かつて自分を批判した者たちと同じ、大人にやらされてるだけ、操られているだけという論理を身にまとって、である。

 この太田の揶揄について、制服向上委員会は、やはりメンバーの齋藤乃愛が「メンバーは全員、自分の意思で活動しているんですよ♪」と軽くいなしていたが、太田は制服向上委員会のことをまったくわかっていない。彼女たちは政治的なプロテストソングを5年前から継続的に歌っており、歌だけでなくデモにも参加するなど、お遊びや一時の話題作りでやっているわけではないのだ。

 というか、そもそも、「大人に操られている」のは、いまの太田のほうだろう。
本サイトでも以前指摘したことがあるが、太田が政治的発言をしなくなったのは、それこそ光代夫人にストップをかけられたからだった。

 右翼団体に抗議された後、政治発言を続けようとする太田に対して、光代夫人が「家族や社員の命を晒して、なにが平和なの!」と激怒。売れない時代を支え続けてくれた光代に頭が上がらない太田が、泣く泣く方向性を転換したといわれている。

 また、今年の「NHKで政治ネタをボツにされた」発言の際も、光代夫人が否定すると、太田も発言を撤回。「安倍バカ発言」も光代夫人は即座に「無礼です」「バカと言う言葉は、いけません」と火消しに走り始めると、太田は何も語らなくなった。

 もちろん、光代夫人によるこうした太田の言論封じの背景にあるのは、商売上の問題だ。所属事務所のタイタンは、以前は爆笑問題の個人事務所でしかなかったが、いまは所属タレントも増え、事業の多角化も行っている。爆笑問題自体もさまざまなCMに出演している。太田が政治的発言をして炎上でもしたら、会社の経営に影響を及ぼしかねないのだ。そして、太田もそういう事情がわかっているからこそ、最終的には光代夫人の言うことを聞いて、どんどんおとなしくなっていったのだろう。

 そういう意味では、まさに「大人の事情」に負けて、自分をなくしているのは太田のほうであり、炎上や脅迫、嫌がらせにも負けず、リスクも自身たちで引き受けている制服向上委員会のメンバーのほうがはるかに自立している。

 もはや、太田光にはなにも期待することはない。ただ、自分が日和ったことを自覚して、闘う者の足を引っ張るな、ということだけは言っておきたい。
酒井まど

 

 

太田光が安倍晋三首相にバカ連呼「何で日本を守らないの?あのバカは」

太田光

写真拡大

29日放送のラジオ番組「爆笑問題の日曜サンデー」(TBSラジオ)で爆笑問題の太田光が、安倍晋三首相について繰り返し批判する一幕があった。

番組では、前半のニュースコーナーで、1週間の主なニュースを取り上げるのだが、この日は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題を紹介した。

移設問題をめぐっては、翁長雄志(おなが たけし)沖縄県知事が沖縄防衛局に作業の停止を指示するも、林芳正(はやし よしまさ)農林水産大臣が、指示を無効とする「執行停止」を出す構えで、政府と沖縄の間では泥沼化する可能性が高まっていると伝えた。

これに対し太田は、移設作業の停止を求めた沖縄県の主張は完全に正しいとの見解を示したうえで「まず安倍って言うバカ野郎は…」と批判を始めた。

これを聞いた田中は「総理大臣ですから」となだめるも、太田は「総理大臣でもバカはバカでしょ」「私は個人的にバカだと思っていますけど」と“バカ”を連発。

翁長氏の決定を無効にする政府の対応について太田は「(辺野古移設阻止を主張する)翁長さんが県知事になった訳だから、あんたたちは選挙の意味を全部無効にするのか、と捉えられてもしょうがないよね」と不快感を示した。

さらに太田は、翁長氏が安倍政権の閣僚との面会を希望しているにも関わらず、未だに実現していないことについて「翁長さんを無視する中央国会」と批判した。

菅義偉(すが よしひで)官房長官は、国会での予算成立後に「お会いしたい」と話しているが、太田は「そんなのは言い訳、言い逃れに過ぎない。子どもだって分かるし、幼稚すぎるよね」と、痛烈に批判した。

続けて「安倍っていう男のやっていることは、幼稚すぎると思うんだよね。何か自分の都合の悪いことは会いませんみたいなことは、いくらなんでもバカにし過ぎなんじゃないの」と不満げに語った。

勢いが止まらない太田はさらに「国を守りたい。日本を取り戻したいって言うんだったら、沖縄を取り戻せってオレは思う」と力説。「なんで日本を守らないの。沖縄は日本ですよ。何で日本を守らないの?あのバカは」と苛立った様子で批判を続けた。

田中が「ということで。バカは言い過ぎましたけども」と、まとめようとすると太田は「言い過ぎてねえよ!」と、最後まで怒りをぶちまけていた。

 

爆笑問題・太田光、安倍首相を「バカ」と連呼 「言いすぎてねーよ」【沖縄基地問題】

投稿日: 2015年04月01日 12時36分 JST 更新: 2015年04月01日 14時06分 JST

HIKARI OTA

漫才コンビ「爆笑問題」の太田光さん(49)が、3月29日に放送されたラジオ番組で、沖縄の基地移設をめぐる安倍晋三首相の対応について何度も「バカ」と繰り返したことがネットで話題になっている。

この日、太田さんはTBSラジオの『爆笑問題の日曜サンデー』に出演。番組は、アメリカ軍普天間基地の移設先となる名護市辺野古沖での海上作業について、政府と沖縄県の攻防が続いている問題を取り上げた。

この問題は、沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事が沖縄防衛局に対して辺野古沖での作業を一時停止するよう指示していたが、林芳正(よしまさ)農林水産相が、知事の指示の効力を止める方針を30日に発表するとしていたもの。作業が行われている辺野古沖は、仲井眞弘多(なかいま・ひろかず)前知事時代に許可が出された作業区域の外であったため、翁長知事は調査のために作業を停止するよう指示を出した。政府側はこれを許さない格好となっている。

番組では沖縄県の反発は必至で、政府と沖縄県の対立は泥沼化する可能性が高いとの見方を解説。中村尚登(ひさと)デスクは、2014年11月の沖縄知事選で辺野古移設反対を掲げて当選した翁長知事が、慎重に対応しているのに対し、政府はもう決まったことだとして押し切ろうとしていると述べた。

この問題について太田さんは、「これは完全に、沖縄の言っていることが正しいと僕は思う」とコメント。「まずは、安倍というバカ野郎は」と自身の考えを述べようとした。

ここで、周りの出演者に「総理大臣です」とたしなめられたが、太田さんは、「総理大臣でも、バカはバカでしょ」として翁長知事に面会しない政府の姿勢を批判。「(翁長知事のほうからから)会おうと言っているのに、会おうともしない。選挙で翁長さんが県知事になったわけだから、『あなたたちは、選挙の意味を無効にするのか』と受け取られてもしょうがない」と述べた。

中村デスクは、「菅義偉官房長官は、国会の予算審議が終わったら会うと言っている」と指摘したが、太田さんは「言い訳だ」とバッサリ。政府がさんざん沖縄の意向を無視してきた経緯を沖縄県民もみんな見ているとして、「言い逃れにすぎないというのは、子供だってわかるし、幼稚過ぎる」と反発した。

さらに太田さんは、「安倍っていう男のやっていることは幼稚過ぎると思う」として、「何か自分の都合の悪いんことだから会いませんというのは、いくらなんでも馬鹿にし過ぎなんじゃないの。『国を守りたい、日本を取り戻したい』と思うんだったら、沖縄を取り戻せって俺は思うし、何でアメリカ、日本を守らないの、沖縄は日本ですよ。何で日本を守らないのあのバカは」と続けた。

一連の太田さんの発言に対し、コンビを組む田中裕二さんは「バカを言い過ぎましたけれども」とフォローしたが、太田さんは「言いすぎてねーよ」と怒りをあらわにした。

 

 

爆笑問題・太田光に大橋巨泉が忠告「安倍政権に利用されている」

爆笑問題・太田光に大橋巨泉が忠告「安倍政権に利用されている」

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19日放送の「爆笑問題の日曜サンデー」(TBSラジオ)にタレントの大橋巨泉がゲスト出演し、太田光と白熱した議論を展開した。

この日の放送では、以前に太田が同番組で安倍晋三首相を「バカ」などと批判したにも関わらず、首相主催の「桜を見る会」に出席したことに話が及んだ。

これについて巨泉は「お前利用されているんだよ」と指摘した。
巨泉は、安倍氏が自身を批判した太田を会に招いたことで、心が広いことをアピールできると述べ、爆笑問題が安倍政権に利用されたのだという見方を示した。

これに太田は、「桜を見る会」の招待状は安倍氏を批判する前に届いていたと釈明した上で、直接本人に会うことに意義があるのではないかと主張した。巨泉はこの主張も突っぱね「あれはそういう席じゃないから行っても無駄」と指摘した。

太田と巨泉のトークは、自民党がテレビ朝日とNHKの幹部を呼び出し、事情聴取した問題にも及んだ。巨泉は放送局側が一政党に呼び出される事態を批判し、圧力をかけていないとの言い分を「これが影ながらの圧力なんだよ」と訴えた。納得しない太田に、「それが言論の自由ってもんだ」と諭すように述べた。

巨泉はさらに「報道ステーション」(テレビ朝日系)での降板騒動があった古賀茂明氏についても言及した。「大変優れた人」だと評し、「(降板をめぐる暴露は)職をかけ、命をかけ言ったんだよ」と絶賛していた。



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7 コメント

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色々な事情があったにせよ。 (西郷)
2015-07-07 00:37:34
制服向上委員会のメンバーは自分たちの意思で行っている以上、応援する人も批判する人もあるでしょう。脅迫などは当然にしてよくありませんが。
先日
国会前で左翼が集団的自衛権反対の演説を数名が行ってましたが、その中の若者1名が集団的自衛権は必要です!と話したら、マイクを取り上げられ「殺すぞ!この野郎」と周りの数名から言われたことがYouTubeにアップされてましたが、右も左も一般人からすれば五十歩百歩で同じとしか思えません。
また、制服向上委員会のメンバーを守ってやれない憲法9条の会も、良くないとの声が巷では聞かれます。「人に期待をすれば絶望が待っている」と言った人がいますが、他力本願では所詮、当てにはならないでしょう。
返信する
あれは怖かった (む~みん)
2015-07-07 02:47:31
一言で左ってもさまざまだからね。 
俺も以前、メーデーで交通整理のバイトしてたら、極左のマスク&黒グラサンかけた連中が妨害活動みたいなことしに来てて会場内に入れないようにしたら、耳元で、ブッ殺すぞ!このヤロー!って言われました。ただの脅しには聞こえなかったのでカナリビビリました笑
まぁ、右も左もいろんな連中がいるんで、常識的な人間をよくよく見極めた上でお付き合いしたいものです。

制服向上委員会は個人的には応援してますよ。
共産党の人で、実際に見に行った人曰く、見てる方がハラハラしたって言ってました笑。彼女らの活動領域って完全に空白地帯でライバルはいないですよね。時期が時期なだけに需要も結構ありそうですし、是非成功してもらいたいものです
返信する
バクモンの政権批判も (H.KAWAI)
2015-07-07 06:39:07
○所詮は商売のネタなんですよね。
○なのに「制服」にお株を奪われて・・
○「商売の邪魔すんな!」とも言えず「可哀そうに、言わされとんやろ。」ってディスった訳ですね。
○昔から政治家批判はネタなんですよ。「政治家なんて火事場で拾うてきたノコギリみたいなもんやおまへんか」なんて言ってたのもいましたね。憎まれてたのか恐喝罪で潰されましたけど。
返信する
Unknown (みずたまり)
2015-07-07 13:47:10
恥ずかしながら、最初は私も太田さんと同じ感想を持っていました。
ロックやシンガーソングライターとは異なり、アイドルグループの場合、コンセプトを考える人とパフォーマーで分業しているという先入観があったからです。

太田さんへの返し、立派な見識をお持ちだということが分かりました。感心しました。いや、この言い方は上からっぽいですね。
尊敬しています。

太田さんはちょっと気の毒ですね。
人の弱さについては、そこまで責める気にはなりません。

桑田さんの件といい、自由に発言する人がプライドや尊厳を根こそぎ奪われるほど傷めつけられるこの社会に、少なからず失望しています。
返信する
私も… (リベラ・メ)
2015-07-07 16:54:08
みずたまりさんのコメント、私も同感です。自分に置き換えて考えてみれば、責める気にはなれませんものね。
返信する
一国の総理を「バカ」にしたり批判することは悪いことですか? (洲蛇亜林)
2015-07-07 21:15:35
制服向上委員会や爆問が安部総理や自民党を「バカ」にしたり批判したことで非難されているようですが、まったく理解しがたいことですね。

民主主義政治なのだから、権力者や政権党が批判されたりすることはイロハのイだと思うのですけどね。
ホント何回も言いますが、いわゆるネトウヨやそれをけしかけている日本会議に連なる保守の人たちは、日本をどうしたいのか。
金王朝や中国共産党支配の独裁国家なみに日本をしたくてしょうがないのでしょうかね。
返信する
左も右もさまざま、いろいろです (洲蛇亜林)
2015-07-07 22:18:02
>左ってもさまざまだからね

まったく、そう思います。
直接見たことはありませんが手の甲に「根性焼き」の跡のある人もいれば、温厚温厚な紳士的な紳士までさまざまでしょう。
結局一般社会にさまざまな人がいるのと同じことです。
それに考え方もさまざまで防衛問題ひとつを見ても、単独防衛論から安保容認論果ては非武装論とさまざまでしょう。

これは右の方も、イレズミの入った人から温厚な紳士までさまざまな人がいて、考え方も原発について推進から反対までさまざまなのと同じことです。

左と右どちらが怖いかとか暴力的かなどということは無意味な問いでしょうね。
政治というものの本質が怖い暴力的なものをその内に含んでいるのだとおもいます。
数年前にYouTubeで、ヘイトスピーチをやっている集団がヘイトスピーチ反対のプラカードを持って立っているだけの人を寄ってたかって袋叩きにしているのを見ましたが、こういう集団がネットの一部で支持されたりするところにも政治というものの本質を垣間見ることができるとおもいます。
返信する

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