国民の関心を集めるのには失敗したようですが、斎木陽平氏が主宰するREVISION(リビジョン)という団体の全国高校生未来会議が本日2016年3月24日、おそらくにぎにぎしく開催されました。
突然のことで本当に驚いたのですが、私のツイートにこの斎木陽平さんからメッセージをいただき、少し会話が続いたのでご覧ください。
まず、私がこの全国高校生未来会議の参加者に、大相撲みたいに大臣たちから多くの賞が贈られることを知って、ちょっぴり揶揄しました。
うわ!国家御用達!!https://t.co/cjBue63ZQL
— 宮武嶺 (@raymiyatake) 2016年3月21日
それというのも、この斎木氏と安倍夫妻の関係などが取りざたされていたからでした。
さて、私のこのツイートに斎木さんから返信がありました。
宮武さんも弁護士ならもう少し冷静になって下さい。行政府が賞を高校生に賞を授与することは他にも沢山あることですよ。例えば、英検の最高得点には文部科学大臣賞がでます。 https://t.co/fzLo9kEfdN
— 斎木陽平 (@YoheiSaiki) 2016年3月21日
なかなか説得力がある反論なのですが、私が言いたかったのは、そこまで政府に重きを置かれる存在に、なぜ斎木氏と高校生未来会議がなりえたのかという疑問でした。
そこで、私のブログ記事を読んでいただくのが手っ取り早いと思い、ご紹介しました。
@YoheiSaiki はじめまして。いろいろな人に絡まれて大変でしょうが、私もこんな記事を書きましたのでご紹介しておきます。『全国高校生未来会議の斎木陽平氏(安倍首相のご親族)が「#保育園落ちたの自業自得だ」とハッシュタグ。』https://t.co/xU2vqrQgRj
— 宮武嶺 (@raymiyatake) 2016年3月21日
末尾のリテラの記事によると、斎木氏は安倍首相のご親族ではなく、地元後援会会長の息子さんのようです。この点、訂正しお詫び申し上げます。
ただ、どちらでも同じことです。
問題は、安倍政権がこれだけの優遇措置を斎木氏とリビジョンと高校生未来会議に与える理由、政府が何を狙っているかです。
【バッタもんに注意!】シールズ、ティーンズソウル、憲法カフェの偽物が次々と現る!【危険!】
それは、私がブログ記事に書いたように、新しく有権者になる最若年層をいち早く自民党に取り込むということでしかないと思います。
他の党の国会議員は、多様性、中立性を演出するために利用されているに過ぎないのです(彼らは自分が名前と顔を売って利用している気だろうが)。
衆議院第一議員会館で開催されている全国高校生未来会議のランチミーティングに出席しています。政治について軽減税率、税金使い方、安保法制、奨学金問題などあらゆるテーマについて意見交換を行っています。 pic.twitter.com/MhlS7q35nd
— 蓮舫事務所 (@renho_office) 2016年3月24日
プレゼンに対して高校生が同意できる政党に投票がされたらしい。
— 馬場 伸幸(ばばのぶゆき) (@baba_ishin) 2016年3月24日
なんとおおさか維新の会が約30%の支持で第1位に輝いたそう。
維新スピリッツが若者世代に浸透していく事が嬉しい! pic.twitter.com/A4R9n1OMAF
ところで、私のツイートに当事者が応答してこられるということ自体がめったにないので、私も斎木さんに返信してみました。
突然、斎木陽平氏@YoheiSaiki からメッセージをいただき、びっくりしたな。彼らの大イベントが目の前なのに、さまざまな反応にいちいち対処していて、心身ともに大丈夫なのだろうか。ちょっと心配です。それともこれもイベントの広報の一環なのかしら。
— 宮武嶺 (@raymiyatake) 2016年3月21日
ちなみに、「いろいろな人に絡まれて」、と書いたのは反ヘイトスピーチ運動の有名な方と激しいやり取りになっていたから、全国会議直前に大丈夫なのかなと思ったからです。
これに対して、実は別の記事を書こうとして今気づいたのですが、斎木さんから何通も返信が来ていたので、あとでこちらからも返信しようと思っています。
彼からのご連絡はこんな感じです。
初めまして。ブログ拝読させて頂きました。日本死ねというハッシュタグは適切な表現とは言えないながら、苦しんでいる多くの声を届ける強烈な発信でした。私は若い世代に投票を呼びかけ、自業自得とは言えない状況を作ることを呼びかける意図でした。 https://t.co/yvkjOFX2Di
— 斎木陽平 (@YoheiSaiki) 2016年3月22日
誤解されて当事者を傷付けてしまったとしたら大変申し訳ないのですが、私は保育園の問題を心の底から解決して欲しいと願っていますし、そのためにこれからもずっと行動していきたいと思います。身近な人にもっと意見を聞くよう心がけたいと思います。 https://t.co/yvkjOFX2Di
— 斎木陽平 (@YoheiSaiki) 2016年3月22日
こちらの反論はほとんど説得力がありませんね。
1 保育園にお子さんを入れようとしても入れられなかった方々が懸命な努力をしていたからこそ、それが報われなかったときに思わず出た言葉が「保育園落ちた。日本死ね」。
それに対して、青年層の投票率が低いということは何も論理的に関係がなく、批評にすらなっていない。
2 「自業自得とは言えない状況」と言うけれども、それぞれの立場で努力している人が報われないことを自業自得とは言えないし、「日本死ね」という日本という抽象的な対象に対する言葉よりも、「保育園落ちた」という個人に自業自得という言葉を投げつける方が、よほど
「適切な表現とは言えない」
そして、斎木氏はこれから保守政治家になるのでしょうが、そうでなくてもひとかどの人物になろうと思っているのなら、相手の方に謝罪する際に
「誤解されて当事者を傷付けてしまったとしたら大変申し訳ない」
という言い回しは是非止めてもらいたいですね。謝罪が謝罪でなくなり、相手の責任にしてしまう言い回しだからです。
それにしても斎木さんは超多忙でしたでしょうに、せっかくお返事をいただいていたのに申し訳なかったので、それも含めて今日のこの記事を書いたことをまたご連絡してみます。
それに対するご連絡もあるかもしれませんから、皆さん、ツイッターを始めていただき、ぜひ、わたくしの@raymiyatakeをフォローしてくださいませませ(未来の有名人に便乗、笑)。
斎木氏はおおさか維新の会をずいぶん買っているようなんですが、橋下徹氏のような「モンスター」にだけはならないでほしいですね。
どうも、この項、続きそうな予感!
よろしかったら大変お手数とは存じますが、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!
SEALDs 民主主義ってこれだ! | |
SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動) (編集) | |
大月書店 |
写真:メンバー自身の撮影によるデモや抗議行動、日常風景など 。アートワーク:SEALDsの特徴である洗練されたデザインのフライヤーや映像 。スピーチ:一人ひとりの言葉で語られたスピーチを厳選して収録 。メンバー証言:それぞれの来歴や参加のきっかけ、SEALDsへの思いなど 。メンバー座談会:初期メンバーが前身であるSASPLの誕生から現在までを振り返る 。
対談:高橋源一郎(作家)と中心メンバー奥田愛基が語る「民主主義とは?」 。著名人・識者からの応援メッセージ:茂木健一郎、高畑勲、後藤正文、小林節 ほか
これが憲法だ! | |
長谷川恭男、杉田敦 著 | |
朝日新聞出版 |
はじめての憲法教室 立憲主義の基本から考える (集英社新書) | |
水島朝穂 著 | |
集英社 |
憲法学者・水島朝穂が、立憲主義の本質から解き明かす"憲法論"の決定版!
与野党、高校生に政策訴え=18歳選挙権控え「未来会議」
18歳選挙権の導入が予定される夏の参院選を前に若者らと政治を考えるため民間団体が主催した「全国高校生未来会議」が24日、衆院議員会館で開かれた。出席した与野党の幹部らはそれぞれの重点政策を説明、高校生に投票権の行使を呼び掛けた。
自民党の谷垣禎一幹事長は、党の教育政策や雇用政策に触れた上で、「教育は政治の柱だ。若い人がやりたい仕事をするのが自民党の目指すところだ」と強調した。民主党の岡田克也代表は、維新の党と合流してつくる「民進党」の綱領に「未来への責任」を掲げたことを紹介、「大学生に渡し切りの奨学金をつくることを提案している」と訴えた。
公明党の山口那津男代表は、「選挙権年齢を引き下げるデメリットは」との質問に対し、「学生の本分は勉強だ。バランスを取って政治的主張をすることが大切だ」などとアドバイスした。(時事通信 2016/03/24-11:44)
「高校生未来会議」はやはり安倍政権の高校生取り込み装置!? 仕掛人は安倍首相の地元有力後援者の息子
「一般社団法人リビジョン」公式サイト代表あいさつより
18歳選挙権の実施を前に開かれる高校生の集いが、安倍政権による高校生取り込み装置になる──。
明日3月23日から3日間に渡って開催される「全国高校生未来会議」をめぐって、こんな危惧の声が再び大きくなっている。
同会議は選挙権の18歳以上への引き下げを機に、全国の高校生と各政党の代表者らが集まり、日本の課題と若者の政治への関わり方などを議論するという触れ込みのプロジェクト。だが、早い時期からネット上などで「仕掛人は安倍応援団」「実体は高校生を自民党に取り込む別働隊」という指摘がなされていた。
というのも、同会議の事務局が、斎木陽平なる慶應義塾大学大学院生が代表理事を務める一般社団法人「リビジョン」におかれ、同会議を事実上、仕切っているのもこの斎木氏だったからだ。
斎木氏は、自分の主催する別の団体のホームページに安倍首相とのツーショットを載せたり、18歳選挙権実現に向けた高校生イベントに昭恵夫人をゲストとして呼んだりと、安倍首相との近い関係をことあるごとにアピール。「親戚」だという情報も流れていた。
これについてはネット上だけでなく東京新聞も報道しており、2月10日付紙面で、斎木氏が「安倍シンパ」であるとしたうえで、高校生未来会議代表である高校生の「斎木さんは首相の遠い親戚」というコメントを紹介していた。
ようするに、18歳選挙権の実施を前に開催される高校生の会議を、高校生でもなんでもない、安倍首相を応援する親戚の大学院生が仕切っていたというのだが、これに対して斎木氏と高校生未来会議は「積み上げてきた高校生会議を傷つけられた」「首相シンパとラベリングされたことに強い憤りを覚える」と真っ向から反論。一時はおさまりを見せていた。
ところが、ここにきてその高校生未来会議を仕切る斎木氏が馬脚を現す事態が起きたのだ。
発端は、このところ注目を集めている「保育園落ちた日本死ね」の匿名ブログに対し、斎木氏が3月10日、ツイッターで「#保育園落ちたの自業自得だ。」というハッシュタグをつくり、こんな投稿をしたことだった。
〈政治家の後援会には常に老人ばかり。加えて政治家に毎日のように陳情。そして何より必ず選挙に行く。若者が声をあげるのは困った時だけ。次に落ちるのは保育に無頓着な政治家達だ。そう脅しをかける覚悟があるのか。〉
このツイートに対して、「待機児童問題に直面する保護者たちに責任を押し付けるものだ」と批判が殺到。斎木氏と安倍首相の関係も改めてクローズアップされ、「安倍首相への援護射撃だろう」「こんな人物が高校生の会議を仕切っていいのか」と炎上状態となったのだ。
その後、斎木氏は〈問題提起のためのタグです。保育園に落ちた当事者が自業自得という意図ではなく、そういう状況を作り出すことを許してしまった有権者全体の責任も考えようとそう言いたかったのです。〉などと釈明したが、一方で、〈権利を行使するための普段の努力は誰しもに求められると思います〉〈政治家の責任であり、有権者全体の責任でもあると思います。そこに残念ながら保育園の親も含まれると思います〉などとも強弁。
また、安倍首相との関係を指摘されていることについても、〈僕が「安倍総理と縁戚」×「自業自得」=「庶民切り捨て」っていうステレオタイプから一歩たりとも思考を脱することができないんだな。〉〈はっきり言って反安倍の方々は人種差別に近いことをなさっていると思います。〉と反論した。
それこそ安倍首相や安倍応援団とそっくりの物言いで笑ってしまうが、それはともかく、斎木氏は民主主義というものを完全に勘違いしている。
斎木氏は待機児童問題で声を上げている保護者が「これまで選挙も行かず、政治にも興味を持たなかった」ための自業自得だと切り捨て、「声をあげるのは困った時だけ」と非難しているが、国民は過去にどんな選択をしようが、選挙に行かなかろうが、政府が間違った政策をしたときや自分が困窮した立場に立ったときに、声を上げる権利がある。むしろ、この「批判の自由」「意見表明の自由」こそが民主主義を成立させている基盤であり、逆に、安倍首相や橋下徹市長がしばしば口にし、今回、斎木氏がもち出した「選挙で選んだんだから文句を言うな」こそ、ヒトラーと同じ、独裁者丸出しの論理なのだ。
だいたい、有権者が保育園や育児問題をどうにか解決してほしいと考えたとして、いまの日本の選挙制度でそのワンイシューを政治に反映させることが可能なのかどうか、ちょっと考えてみればわかることだろう。むしろ、選挙なんかより批判意見の拡散やデモのほうが政治を動かすことがありうるのは、それこそいまの保育園問題に対する安倍政権の慌てようを見れば明らかではないか。
しかも、斎木氏はなんの根拠もないまま、保育園問題で怒っている親たちが選挙に行っていないような論理を展開して、彼らに責任を押しつけるようとしているのだ。どう考えても、政権批判を封じ込めようという意図があるとしか思えない。
斎木氏は自分が「安倍シンパ」であることを否定しているが、明らかに安倍首相と深い関係をもっている。たとえば「親戚関係」の問題にしても、斎木氏はツイッターで〈僕は安倍さんの甥でも親戚でもありません。〉と否定している一方で、自ら〈僕は安倍総理の縁戚です。自分からわざわざ申し上げることではありませんから言ってきませんでした。僕が安倍総理の縁戚だと危険なんですか?〉〈僕ははっきり、何度も縁戚であると明言しています。〉と、自ら明言しているのだ。
これに対して、「縁戚だったら親戚なのでは?」と指摘されると、〈縁戚と遠戚と漢字を間違えていました。〉と訂正したが、もちろん遠戚も親戚である。
しかも、問題は親戚かどうか以前の話だ。実は斎木氏の実家は明治時代から、安倍首相の選挙区である山口県長門市で病院を営んでおり、祖父の代からの安倍首相の有力な後援者なのだ。斎木氏は2年前、自らのFacebookでこんなことを自慢げに書いている。
〈今日は安倍総理が山口県長門市の実家に足を運んで下さいました。祖父母へのお参りなので、私の力では全くありません。〉
そして、祖父の代から続くこの安倍氏との関係を、斎木氏自身も引き継ぎ、利用してきた。斎木氏は大学生時代からAO入試の受験塾を主催しており、そのホームページに自らの慶應大学受験時の「自己推薦書」を公開しているのだが、そこには安倍首相とのツーショット写真とともに「安倍元首相と「憲法」議論」と見出しのついた、こんな内容の自己PRが掲載されている。
〈北九州市の自宅で、安倍元首相と話をする機会を得た。私は、夕食の席で、思い切って安倍さんが最重要命題に掲げている「憲法改正」の必要性について問うた。かねてから、憲法の性質よりも、その成り立ちに疑問を感じていたからである。すると、安倍氏は現在の日本国憲法は、占領下にGHQによってきわめて短期間に定められた憲法であると指摘し、日本人自身の手で「自主憲法」を制定することの必要性を力説された。これは、福澤先生の言う「独立不羈」に通じるものがあると感じ、貴塾で憲法の精神について学ぶ意欲や政治参加への想いが増した。〉
つまり、高校生のときにすっかり安倍首相の「押しつけ憲法論」に同調していたのである。これで、「安倍シンパじゃない」と言われても、なんの説得力もないだろう。
しかし、断っておくが、斎木氏の実家が安倍首相の有力後援者だったとか、安倍首相と憲法改正で意気投合していたとか、その事実自体を糾弾したいわけではない。斎木氏はおそらく被選挙権年齢になったら自民党から政界に出馬する可能性が高い気がするが、しかし、どんな思想をもとうが、それは個人の自由だ。
問題なのは、それ自体でなく、そんな人物が中立のふりをして、18歳選挙権実施を前に、高校生を誘導するような集まりを仕切っていることだ。
実際、明日23日からのこの高校生未来会議には、どう考えても安倍政権のバックアップがないとやれない、さまざまな仕掛けが用意されている。
同会議では県ごとに1チーム2~3人ずつに分かれ、地域おこしプランを考えるコンペを実施するらしいのだが、優秀なチームには、安倍晋三からの「内閣総理大臣賞」、石破茂からの「地方創生担当大臣賞」、高市早苗からの「総務大臣賞」が贈られるという。
さらに、同会議は23、24日の2日間は議員会館で開催、また最終日は「日本最高峰の場」「政府重要施設」で行うとしており「保安上の都合上、会場を参加者にしかお知らせできない」「察してください」などと思わせぶりなことを臭わせているが、一説には、総理公邸を使わせるのではないかとの話もある。
高校生未来会議側は野党の代表も参加することを強調して、党派性は一切ないというが、この仕掛けだけをとっても、同会議が安倍政権と自民党のPRの場になるのは間違いないだろう。
いや、それどころか、安倍政権はこの「全国高校生未来会議」を使って、高校生向けの改憲啓蒙活動を仕掛けるつもりではないか、という観測も流れている。すぐに露骨にやることはないだろうが、会議を通じて、ハブになるような高校生の安倍親衛隊をつくり、それをベースに高校生に向けた改憲の啓蒙活動を展開するつもりではないか、というのだ。
実際、安倍政権と右派勢力はいま、憲法改正に向けて、さまざまな別働隊を組織している。櫻井よしこや日本会議と組んで「美しい日本の憲法をつくる国民の会」を立ち上げ、お抱え評論家を使って「放送法遵守を求める視聴者の会」をつくって政権に批判的な報道に圧力を加えさせ、女子向けには「憲法おしゃべりカフェ」なる気持ちの悪いネーミングのイベントを日本会議系の団体が開催している。
産経新聞やネトウヨは安保法制に反対するSEALDsを揶揄して、「民主・共産に利用されている」「手口はナチ党に通じる」「ヒトラーユーゲントや紅衛兵にそっくり」などと的外れな攻撃をしているが、しかし、いまや独裁者と化した安倍首相をこんな高校生の集いに関与させたら、それこそ、本物のヒトラーユーゲントをつくり出してしまいかねない。
「全国高校生未来会議」がそうならないためには、少なくとも安倍政権のPRになるようなイベントを中止し、斎木氏に組織を仕切らせないようにすべきだ。そもそも、彼は「高校生」でもなんでもないのだから。
(野尻民夫)
iRONNAは産経新聞のプラットホーム。山本記者はその女子高生だか女子高生だか特別編集者だったような。
2016/3/24
18歳選挙権目前、全国から高校生集まる
山本みずき(iRONNA特別編集長)
山本みずきの「モノ申してよかと?」
国会議事堂をバックに写真に納まったのは高校生150人。全国47都道府県から2名ずつ選抜された計94名の学生と首都圏の高校生とで構成されている。
彼らは「全国高校生未来会議」というイベントに集まった学生達。23日から2泊3日の合宿を通して、地方創生プランのコンテストに臨む。18歳選挙権を睨んで学生たちの手で企画・運営されているものだ。主催団体は一般社団法人リビジョン。過去には女子高校生未来会議を開催した実績がある団体である。
3日の間、民主党の蓮舫参議院議員や前原誠司衆議院議員ら“テレビでお馴染みの”国会議員とのランチミーティングや、各党代表者による若者政策についての演説、それを受けての模擬投票などが予定されている。登壇予定者は自民党幹事長谷垣禎一衆議院議員、社民党副党首福島みずほ参議院議員、公明党代表山口那津男参議院議員らベテラン議員。冒頭では、牧原秀樹自民党青年局長が、18歳選挙権解禁を目前にした高校生に向け挨拶し、若者の政治参加に対し期待感を示した。
初日の今日は脳科学者の茂木健一郎氏も登壇し、「日本の政治文化は比較的、討論をしない。それを君たちに変えてほしい。本質とは何か、しっかりと見てほしい。」と激励のメッセージを送った。この会議の目玉企画は、各都道府県代表の高校生による「街おこしプランコンテスト」だ。これは地域創生を視野に入れており、最も優れたプランを提案した都道府県の代表者に安倍首相から内閣総理大臣賞が贈られる。
一国の総理大臣まで巻き込んだこの一大イベントの立役者・斎木陽平氏(慶應義塾大学大学院在籍、一般社団法人リビジョン代表理事)は、イベントの狙いについてこう語る。「学校現場では政治の議論をつくる環境作りが中々進まない現状がある。18歳選挙権が実現したことによって、高校生たちが地域や社会の課題に向き合い、意見が違っても、対話をしても、その上で投票にいく流れを作っていきたい。若い人が政治に参加する社会が実現しなければ18歳選挙権は意味をもたない。それなのに、学校での主権者教育はなかなか進まない。だからこそ、ここに47都道府県の高校生を招き、彼らに地元の地域おこしや課題解決、選挙啓発を担っていただきたい」、と。
今回は、「(18歳選挙権が実現される)今夏までに自分達にできることを全力でやりたい」と熱意溢れる高校生たちが本イベントの企画・運営を担った。しかしながら、イベントの実現に至るまで順風満帆だったわけではない。SNSでは斎木陽平氏と安倍首相とのツーショット写真が出回り、過去のイベントにも安倍昭恵夫人がゲストとして呼ばれていたことから、東京新聞は主催団体を「首相シンパの団体」「SEALD’sに対抗する保守系の団体」と報道した。これに対し、主催団体は特定の政党や政府との関係を否定している。
又、「助成金で私腹を肥やしているのではないか」そんな疑惑も浮かび上がったが、今回の高校生の宿泊費、飲食費、交通費などは、クラウドファンディングで集める試みが行われた。安定的な収入のない高校生にとって、交通費支給の持つ意味は大きい。能力や志が環境によって活かされないケースは往々にしてある。予てから「機会の平等」の実現を訴えてきた斎木氏はこうした批判を一蹴する。
「僕は田舎の出身だけど、恵まれた家庭に生まれたから上京することができた。今回、参加者のなかには母子家庭の子や、親が手術のために働けなくなった子もいる。親から政治活動や課外活動に反対され、経済的な支援を得られない子もいる。でも、僕はいつも親から応援してもらえた。親が自分にしてくれたように、これからは自分もそういう境遇の子を支援したい」そう胸の内を語った。
高校生未来会議代表を務める石塚瑞希さん(高校二年生)は、小学1年生の頃に両親が離婚し、養育費が充分でない環境に育った。預金残高が10万円となり、2人の子を持つ母親が生活保護を申請するも却下され、苦しい生活を強いられた。自らの育った境遇から、先進国における子どもの貧困を解決したいという志を抱くに至ったという。
会場では、異なる思想や関心を持った学生たちが、与野党を超え集まった議員らの生の声を聞き、意見を闘わせ、対話を試みている。ときおり斎木氏が「ここで喋っている議員は君たちに投票してほしいからなんだ」と学生たちを現実に引き戻すような声かけをするシーンもあった。
この経験が参加者にどのような影響をもたらすのか、残り二日間、その過程を追っていく。
(その2に続く)
<写真>トップ画像:「全国から集まった高校生参加者」 ©一般社団法人リビジョン
記事中:議論する高校生たち ©Japan In-depth編集部
よろしかったら大変お手数とは存じますが、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!
> .j-cast.com/2016/02/12258366.(gooが認証しません。Jキャストニュースです。)
【AO入試に特化した予備校「AO義塾」に注目 東大推薦入試、合格者の6人に1人を輩出】
この中で、AO義塾生は法学部を受験した8人のうち、7人が合格するという優秀さ。法学部の合格者は全部で14人なので、じつに2人に1人がAO義塾生というわけ。経済学部や農学部も4人に1人、工学部も6人に1人を輩出していることになる。//
このAO入試専門突破のための予備校、「AO義塾」を主催するのが、斎木陽平氏であります。
昨今は、東大ですらAO入試を始めたのであります。
知らない方はいないとは思うが、念のために申し上げますと、AO入試というのは、「一芸入試」「自己推薦入試」などと呼ばれている、通常の筆記試験を経ずして面接などで合格が決まるシステムのことです。
AO入試なんて、大いに不正入試の温床になりうるのです。
まあ、私学なら仕方ないかもしれないが(程度問題だが)、一応わが日本国の学歴ヒエラルキーのトップに位置する東大、多額の税金を投入されて運営されているトーダイに不正入試で入学できるとしたら、許せますか?
つい数日前、留学歴に不審な点があり、経歴詐称ではないかという記事を書かれた政治家2名だって、いまなら東大に入れるかも、ですよ。
そのとーだいにAO入試合格者を多数輩出しているというAO義塾、その創立者?斎木陽平氏はアベと深いつながりのある人物、そしてまたこの回のテーマになったように、高校生未来会議なる若者取り込みイベントを企画運営している。
そのイベントには、何の考えもないのか深謀遠慮を持ってなのか知らぬが、ミンスのレンホーなども参加。不愉快なり。自ら取り込まれに行くな!
我らがブログ主様は、このような斎木氏に、
「お疲れが出ませんように」
と、優しい言葉掛け !
さすが、弁護士 w 。
では、おいらは本音で申し上げよう。
「うんと疲れて寝込んじゃって、もう高校生未来会議なんか、立ち消えになっちゃいな!」
おいらとしては、関電スラップ訴訟のほうがずっと気になる。
南相馬の原告が最高裁で敗訴、損害賠償を求められた件は、ネットで探したけれど、見つからなかった。どういう理由なのだ?
裁判を起こした原告が、裁判を起こしたが故に賠償責任を負わされることはない、と言っていた主様の話と違うじゃないか。
甚だ疑問である。
AO義塾(小4詐称事件)と安倍昭恵
http://togetter.com/li/750755
共同発起人の斎木陽平が安倍首相と縁戚関係です。青木大和が通っていたAO義塾の代表が斎木です。
これマジかよ。安倍晋三が必死に叩いてる大学生のNPOの共同発起人が安倍昭恵。
↑
自作自演か!
■東京新聞「高校生未来会議」報道が話題に!SEALDsと意識高い共同体の「溝」もあらわに
http://matome.naver.jp/odai/2145523992847887001
第一回から安倍昭恵登壇。
この高校生未来会議を主宰する一般社団法人リビジョンの代表者、写真の斎木陽平という人物は、安倍首相の親戚なんだと。
もう、わたくしの中では偽物確定です。これから選挙権を得る若者たちに対する集票マシーンが、すでに2013年からフル稼働しているわけです
きちんと日本会議さんの公式ホームページも、送っていただいたウィキペディアも自分の目で読みました!
未来会議 = 日本会議
未来会議 = 日本会議
安倍氏には子供がいない。
地盤看板狙ってゴマすってますね。
どうせ国家を私物化し国民を死滅させる
策謀を練っているに決まっています。
監視を開始します。
バードさんから失笑をかっても、わたしはやめませんぞ(笑)
さて、全国高校生ヘッタクレ会議とやら称する団体が日本共産党を支持していたら、どうかって?
おそらく、宮武先生もわたしたちも、あのような対応はしなかったでしょうな。いや、そもそもあのような対応をする必要がなかった。
なぜなら、日本共産党を支持するような団体の主催者が、あのような形で宮武先生のコメントに反応することはないからです。
いけませんな、Kさん、因果の流れの順序を勝手に入れ替えては。
上記もググルの追加で!
ですか?
早すぎるっちゅうの ww
もう、HN放棄で退去ですか。
どうせまた別のHNで来るのでしょうけど。
シァ ウジンさん、失笑してません。
サンキュー・フォ・ユア・ヘルプ!
広末涼子も早大にAOで入ってたんですよね。
入学式にも出席せず、学生証を受け取りに来ただけで3ヶ月も登校せず、結局4年間籍を置いただけで中退しましたが。
ただ、流石に、弁護士の方々は、何人もが来られて、参加者の発言に注目されていましたね。
今でも鮮明に覚えているのは、自然保護の研究会中の或る会に、何人ものビジネスマン風の方々が来られて、発表を終えられた研究者に名刺を持って殺到されたことでした。 奇異な風景でした。
後に、市街地再開発後に、人口地盤上に自然林風の植樹をされたり、ドイツのビオトープを真似た自然再生の一角が出来たりして気付いたのです。
ビジネスマンが殺到した研究者は、自然保護が御専門では無く、「自然再生」を研究されていたことを。
同様に、安倍首相を、ビジネスマンに準えてみると、良く事態が理解出来るのではないでしょうか。
政治に関心を持ち、活動実態もある若者の集団は、他に幾らでも存在しますが、何故、特定の団体や、個人に関心を示すのでしょうか。
自然保護や、環境保護を研究し、運動している団体や、個人や、研究者には、何の関心も示さず、特定分野の研究者のみに関心を示したビジネスマン。
彼等は、恐らく、ゼネコンの社員であったのでしょう。
その彼等と同じく、自身の利益のみに忠実に、個人や団体と親交を結ぶのは、己の利益のみに忠実なのです。 別言すれば、己の利益に叶う相手を選別しているのです。