大阪府の吉村洋文知事は14日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。13日に開幕した大阪・関西万博の初日が終わった後、同日夜の投稿に「万博開幕日に来てくれた皆さん、ありがとう。途中から天気がかなり悪くなりましたが、こればかりはどうにも。日々改善しながら、より良い運営を目指します。今日からスタートです」と記した。

14万人が事前に入場を予約した万博の初日は、入場ゲートや人気パビリオン、コンビニやトイレに至るまで各所で長蛇の行列ができた。雨という悪天候に見舞われる中、SNSでは雨をしのぐ場所が少ないことに不満が出ていたほか、会場内では現金が使えないことからキャッシュレス決済に戸惑う入場者の姿もみられた。電波状況が悪くQRコードが読み込めなかったり、退場する際も雨の中で長い行列ができるなど、14日、インターネット上では「#万博ヤバい」がトレンドワードになっている。

そんな背景もあってか、吉村知事の投稿内容には、批判的なコメントも相次いで寄せられ、“炎上”状態になっている。

「雨風ひどい中でしたが万博を楽しみました」「いい1日でした」と肯定的なコメントがある一方で、「まずは今日行かれた方に謝って下さい。テストランでわかっていた問題を放置した結果ですよね? 雨降ったらもっと混雑するってわからなかったんですか?? 完全に運営側の不手際です。『ありがとう』じゃなくて『ごめんなさい』でしょう」「嵐じゃあるまいし、この程度で天気のせいにしてる様じゃ先が思いやられる」「雨が降る事すら想定外で、『こればかりはどうにも』と言われたひにゃ、恐ろしくて行けません。どれだけの人が、帰りたくても帰れず、寒さに震えていたか、ご存じですか?」「天気が悪いから仕方ない、それ以外は文句なしみたいな言い方。何を改善すべきかわかってるのかな。また行きたくなる万博にしてください」「天気の問題ではありません、初日なので仕方ない部分もありますがオペレーションが悪すぎます」などのコメントが寄せられた。

「やる以上は安全第一に苦情が出ないように努めて欲しい。そのためにはマイナス要素もキッチリ説明してください。初日の悪天候はしょうがないにせよ色々問題はありました。そこのところは正直に発信し今後の対策を考えて事故のないようにしていただきたい」と、吉村氏にマイナス要素も含めてきちんと説明するよう求めるコメントもみられた。