読書

2018-04-30 19:59:58 | 日記
次々と読み終わる書物。

カールシュミットが一番面白いので、樋口陽一訳『現代議会主義の精神史的状況』を買った。

あと読み物としては、新共同訳の『聖書辞典』を買った。

いずれも少しずつ読んでいくというスタイルは変わらない。

ルソー『社会契約論』がまもなく読み終わる。

あ、あと、中公クラシックスでヒュームの『人性論』を買った。


社会契約論はフィクションではない

2018-04-28 22:58:10 | 日記
自然状態において自分の権利が脅かされそうになったら、国家を創設し、かかる権利を守ってもらうというのが国家契約だ。

実に現実的だ。

権利を字死んで守れなれば国家に守ってもらうという権利「感覚」の必要性を説いたのは、かのイェリングだ。

権利感覚といえば、リバタリアンのノージックだってそうだ。

ロールズだって権利「基底的」理論を構築したのだ。


パーソンズ理論を読み替える

2018-04-24 18:09:38 | 日記
価値の内面化と制度化ではなく法の内面化と制度化である。

価値コミットメントではなく法コミットメントである。

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このように価値は法を供給する。

法の価値性は、法社会学のいっきゅうのテーマである。

ハイエクの設計主義批判への批判

2018-04-23 19:36:35 | 日記
この世のありとあらゆるものは「創られている」。

法律は、くだらない世俗の次元で官僚が必死につくった便利な創造物だ。

その下の法の自由が存在しうる。

法の自由というとリベラリズムの特許のように感じられるが、constructivismのleftに回収されることがらなのである。

設計こそリベラリズムを構成するという意味で使われなければならない。

設計なきリベラリズムは、無に等しく意味をなさないという意味で、ハイエク主義者どもは考えなければならない。


ライプニッツ

2018-04-19 23:00:23 | 日記
元・中央大学教授の池田貞夫先生がわたくしに残された課題をようやく始めることにしました。

ライプニッツは、ロールズの『道徳哲学史講義』でも述べられており、真剣に勉強しないといかんとおもって、以前あったぼろぼろの中央公論の著作を捨て、中公クラシックス『モナドロジー 形而上学序説』を今日手に入れました。

以前読んだ感じと違い、簡単に読めるのです。

びっくりです。

しかしこれから困難が待ち構えていることは必至なのですが・・・

ジョン・ロールズとPolitical Liberalism

2018-04-18 18:35:13 | 日記
この本は、我が国で邦訳されていないロールズのPolitical Liberalismの解説を加えたものです。

これで後期ロールズのレクチュアーがわかったというメールをたくさん頂戴しております。

日本語に訳すと「政治的リベラリズム」です。

ロールズ研究の辞書として必携してください。

もう残りも少なくなってきています。

ロールズ研究者のご購入はお早めに。

ジョン・ロールズと万民の法

2018-04-17 16:08:10 | 日記


リベラルでデモクラティックな万民の法をイスラム社会に提示することこそ、それは「おしつけ」であり、容認できません。

無策の平和構想は、外交・軍事・条約・政治を一切はずし、経済取引・貿易によってのみ世界を安定化させる構想です。

これは奇抜かもしれませんが、実は平和への道の最短であるということができます。

アメリカ帝国主義の手先にならないようにロールズの万民の法は読まれるべきです。



国立国会図書館に所蔵されています。

http://iss.ndl.go.jp/books?op_id=1&any=%E6%9D%BF%E6%A9%8B%E4%BA%AE%E5%B9%B3&ar=4e1f

今年の研究

2018-04-16 23:02:24 | 日記
日本臨床政治学会の論文・研究ノート・書評をすべて書きます。

論文は、去年の続編『正義論』「諸目的」批判的序説を書きます。

研究ノートは、ロールズ「政治的なるもの」について書きます。

書評は、未定です。

サプリメント漬けの毎日から抜け出すことが今年の目標です。

故・西部邁先生の自殺幇助について

2018-04-07 23:19:28 | 日記
二人の人が逮捕されました。

しかし西部先生自身が幇助を望んだことであり、逮捕は西部先生のご遺志に反するだろうと思います。

逮捕された方も苦渋の決断であったろうと思います。

国会議員・評論家の人々にいいたいこと。

逮捕された人の即時解放を求める運動を起こして欲しいと思います。

自然法では自殺は認められませんが、わたくしは、今回の西部先生の自殺は正当化できるに足るだけの十分な理由があると判断しています。


コモン・センス

2018-04-05 18:09:06 | 日記
トーマス・ペインの書いた著書。

イギリスを揶揄しアメリカを褒め称えるどうしようもない書物。

イギリスの不文法にみられる慣習法の偉大さをわかっていない。

人間の理性を鍛える裁判制度。

イギリスの素晴らしさがわかっていない。

言論の自由

2018-04-03 23:23:24 | 日記
言論の自由は大事だと思いますが、その前にまともな言論が存在しなくてはなりません。

言論の自由は闘って勝ち得るもので、所与のものではありません。

勇気・気構え・気概などがあってこその言論の自由であります。

口から何かを吐けば立派な言論がでてくるだろうというような考え方は間違っています。

戦後民主主義はこれでやってきました。