『リヴァイアサン』を読む

2017-11-17 16:02:53 | 日記
岩波文庫2冊目が終わりそうだ。

水田訳の岩波文庫を読んでいる。

この本はラテン語についての注も充実していてそれなりにいい本である。

主権者概念だが、国民主権と国家主権とを分けて読んだ方がいい。

ホッブズはただ「主権者」としか考えていないが、仕分けして読んだ方がいい。

なにせ4冊とも分厚い文庫だ。

ロールズの「人権の特異性」と「万民の法の普遍化」

2017-11-12 14:06:05 | 日記
この二つの側面はアンビバレントなのですが、何も矛盾はしません。

特異な人権を万民の法を介在させて普遍化するということは可能だからです。

だから、私が主張していることは次のようになります。

万民の「法」を普遍化させることは危険である。そしてロールズの人権概念を普遍化させないということがロールズの主張であり首肯できるというものである。

以上です。

ある側面を見ればロールズは人権概念に関してユニバーサリズムでもありコミュニタリアニズムでもあり、その両義性がロールズ国際哲学のメルクマールなのです。

常識 Common Sense

2017-11-03 01:17:16 | 日記
常識というと、「あたりまえ」と捉えがちですが、英語でいうともっと積極的な意味合いになります。

それは「共通なる感覚」とでも訳したらよろしいのでしょうか。

相互の網の目にわたる人間の誰しもがもっている共通理解とでもいうのでしょうか。

最近は、以前より日本は、コモン・センスが成熟した国家になってきました。

一度は、わたくしも、安倍批判をしましたが、選挙をするとよい結果でした。

アベノミクスが爛熟することをただただ祈願するばかりです。