ひとつの普遍妥当性を持つ価値なるものは、存在するのであろうか。
グレイはそんなものは峻拒して、多元的価値の共生をよしとする。
しかし、研究者は普遍的価値を追い求めて「研究する」のではなかろうか。
ひとつかふたつかわからない価値が存在するものがひょっとしたらあるかもしれないという哲学に立てば、わたくしどもの営みは決して無意味ではない。
そこには、認識ではなく信念が介在する。
わたくしの政治経済学もこのベクトルで読みこなしていくという気構えが必要なのである。
相対的政治理論を打ち立てたトマス・ホッブズは、ある意味正しいのである。
政治理論の多元的見解はたくさんあってよいはずである。
自由なるもの、平等なるもの、政治的なるもの、経済的なるもの・・・
こうした概念の背景にある「何か」を追求することが政治哲学の主要な仕事であるといえよう。
グレイはそんなものは峻拒して、多元的価値の共生をよしとする。
しかし、研究者は普遍的価値を追い求めて「研究する」のではなかろうか。
ひとつかふたつかわからない価値が存在するものがひょっとしたらあるかもしれないという哲学に立てば、わたくしどもの営みは決して無意味ではない。
そこには、認識ではなく信念が介在する。
わたくしの政治経済学もこのベクトルで読みこなしていくという気構えが必要なのである。
相対的政治理論を打ち立てたトマス・ホッブズは、ある意味正しいのである。
政治理論の多元的見解はたくさんあってよいはずである。
自由なるもの、平等なるもの、政治的なるもの、経済的なるもの・・・
こうした概念の背景にある「何か」を追求することが政治哲学の主要な仕事であるといえよう。