ざっきばやしはなあるき  

雑記林花或木 Since 2005-01-01 
美術とか映画とかなんとなくぶろぐ 

マイベストシネマ2007

2007-12-30 10:04:49 | 映画全般
 2007年、劇場へ足を運んで見た映画のベストテンを今年もやってみよ~(^o^)

 テレビやDVDで見た映画は含まない。今年は47作品で、そのうち17作品が邦画だった。なんかゾンビ的映画が増えてる気がする。もちろん見に行かなかったゾンビ的映画のほうが多いけど。ゾンビ的映画が多いからまたゾンビかみたいな気分になってしまってゾンビならわざわざ見るまでもないと思ってスルーしておいてゾンビじゃないと思って見てたらゾンビだったりしてゾンビがクルリとあるかいだほぉいのほぃ♪

 まぁ、来年はもっとハートウォーミングな親子のゾンビ愛などをテーマにした映画を期待しよう・・・そのほうがもっと悲惨か。

 1 :東京タワー オカンとボクと、時々、オトン / オカン集大成。
 2 :不都合な真実 / この地球をどげんかせんといかんです。
 3 :ロッキー・ザ・ファイナル / 老年ロッキー・バルボア大活躍。
 4 :ダイ・ハード4.0 / 老年ジョン・マクレーン大活躍で戦闘機に飛び乗る。
 5 :魍魎の匣 / 楽しいもうりょー、ゆかいなもうりょー。
 6 :ボーン・アルティメイタム / ボーン三部作完結編、スピード感満点。
 7 :大日本人 / 大日本人や獣のぃやぁな造形が、まつ毛に焼きついて離れない。
 8 :デス・プルーフ / タラちゃんの丸キ映画だけど、爽快なラストに笑った。
 9 :ダーウィン・アワード / バカな死に方をするのも楽じゃない。
10 :スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ / 全編英語日本語字幕付きキワモノ映画。

以下、順不同。

茶々 天涯の貴妃 / 大阪城大炎上。秀頼出兵が泣けた。
椿三十郎 / 織田裕二がニヤけている。でもまあ面白かったけど。
それでもボクはやってない / 通勤できなくなるきょわいきょわい映画。
憑神 / 最後まで馬鹿馬鹿しかったらよかったのになぁ。
監督ばんざい / ファンサービス的な映画。
眉山 / 阿波踊りで繋げる母と娘の絆。
秘密結社鷹の爪 / まさにフンダリケッタリですね。イタレリツクセリだろが。
大帝の剣 / おもしろくてくだらない映画。
バブルへGO!! / なんとなく懐かシーンを見られてよかった。
Dororo / ホゲホゲタラタラなバケモン映画。
エクスクロス / 小沢真珠の猟奇爆発お笑いホラー映画。
ユメ十夜 / いろんな人が夏目漱石の夢を演じた。緒川たまきがよかった。
悪夢探偵 / hitomiが出ていた。
ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記 / セキュリティが甘くて笑う。
ブラッド・ダイヤモンド / ディカプリオの真面目な映画。
パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド / コスプレ海賊の冒険映画。
アイ・アム・レジェンド / 世界がもし1人の村だったら、というゾンビ的映画。
バイオハザード3 / おなじみゾンビ的映画、あれはゾンビと言うより怪獣じゃん。
プラネット・テラー / おなじみゾンビ的映画だが、足銃がポイント高かった。
パーフェクト・ストレンジャー / 確かに意外な展開だ。ハル・ベリーかぶりつき。
シッコ / 医療保険問題を扱う、シャレにならない映画。
スパイダーマン3 / 落ちぶれたクモ男の復活劇。
ラッシュアワー3 / 2作目に比べるとチョイ笑。
ナンバー23 / ダヴィンチ・コードみたいな謎は無い。
インランド・エンパイア / あまりにもわかりづらかった。
オーシャンズ13 / まねして泥棒するバカも出るくらいの泥棒映画。
トランスフォーマー / 変身ロボットお笑い映画。
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 / おなじみ魔法使いの映画。
ザ・シューター/極大射程 / 面白かったけどボーンシリーズとかぶってしまう。
プレステージ / 奇術師の殺人手品。
主人公は僕だった / 俺に関する噂のトゥルーマンショー。
ボラット / 品性のかけらも無い毛深いイギリス人のお下劣笑タイム。
ハンニバル・ライジング / 人喰い殺人鬼の誕生秘話。
バベル / 菊池凛子が話題をさらった。
春のめざめ / 同時上映の「岸辺のふたり」が気に入って絵本買っちゃった。
ゴーストライダー / ニコラスおやじの若禿げの至り。
パフューム / 匂いフェチのビューチフルなエロす殺人事件。
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ゴス展

2007-12-29 12:36:56 | 美術[か]
ゴス展@横浜美術館

 ゴシックは中世ヨーロッパの芸術様式を指す言葉でありながら、身体改造、死や病に向かう自己表現をゴスと呼ぶようになったのだとかなんとか書いてある。

 展示室に入るとすぐに、ドクロが床に落っこちている。あまりにも無造作に落ちているので、会期終了までにはきっと誰かに蹴り飛ばされるだろう。フロア係員も目が離せない作品である・・・。そのドクロは、リッキー・スワローという作家の木彫りの作品で、ドクロにフジツボみたいなイボが生えていて気味が悪い。これがゴスなのね。

 古写真や絵はがきにドクロ的なペイントを施したDr.ラクラの作品はちょっと面白みがあって好き。これがゴスなのね。

 吉永マサユキはゴスロリ系ファッションの若者の写真をたくさん展示している。ときたま街中で見かけたりもするが、これだけ集まるとすごい。キレイでかわいく、かっこよく見えるヒトもいるが、かなりヤバそうなヒトもいる。でもとりあえず体を掘削したり切り込み入れたりするのはイタイ。これがゴスなのね。

 束芋の「ギニョる」が360度スクリーンで上映されている。もうちょっとスクリーンが低かったらいいのにと思った。真ん中で見るより端っこで見たほうが楽だった。これはゴスなのか?

 結局ゴスってなになのか。どこまでがゴス野郎で、どこからがゲス野郎なのか、あんましわからない。横浜美術館は微妙なテーマの展覧会が多いのだ。
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ナショナル・トレジャー2

2007-12-28 22:44:50 | 映画[な]
ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記 オフィシャルサイト

 ニコラスおやじの宝探し第2弾。1作目は、謎が謎を呼び、あっちこっちをうろちょろする様が面白かったが、今回の謎はちょっと単純だった気がする。ストーリー展開も1作目と似たようなものだし、敵キャラも出てくるし、突っ込みどころ満載だし。しかし、よくある宝探し映画だと、見つけた宝を永遠に葬ったまま終わったり、「宝は愛だったのだ」なんていうオチで終わったりすることがあるが、このシリーズは現物主義である。お約束みたいに街をめちゃめちゃにする無謀なカーチェイスもあったりして、宝探しのためにどんだけぇ他人に迷惑かけとんじゃオメーラは!と説教したくなる映画である。安全運転義務違反で数年ムショに入ってから宝探しに出かけて欲しい。でも映画となると、これを理由に逮捕しようと追っかけてくる警察はひとりもいないのであった。
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魍魎の匣

2007-12-23 01:19:13 | 映画[ま]
魍魎の匣 オフィシャルサイト

 「魍魎の匣」683ページ、京極堂シリーズ映画化第2弾。「姑獲鳥の夏」から引き続き、堤真一、阿部寛、宮迫博之、田中麗奈が出演、これに、関口巽役として椎名桔平が永瀬正敏に代わって参戦した。でも関口役にしては、椎名桔平は健康的すぎる。俺の感じる関口のイメージは、「君は被害者か?違うのか?じゃあ犯人だろ?」と言いたくなるような感じではないかと思っているので、あんなにハキハキした関口君はどうも。中禅寺秋彦はお茶目になってしまった。でもこのあたりは監督が意図的にそうしたようだ。映画としては「魍魎の匣」のエッセンスを抽出した感じで、お笑い度数も高まって、ダレずに見ることができる。特撮やら上海ロケやらを駆使して、1952年の風景が再現されている。「三丁目の夕日」に匹敵するような東京の町並みがいい。美馬坂近代医学研究所の威圧的な建造物も怪しさ満点。黒木瞳が柚木陽子役で出演しているが、なんの問題もない。

 例によって【映像化不可能と言われた作品】であるが、近頃は【映像化不可能と言われた作品】が毎年何本か出てくる。新鮮味のないコピーだからもう言わなくてもいい。【映像化不可能】っていったい誰が言ってるのだ。【映像化不可能】と言ってた人は、映像化された時に、ゴメンナサイとは言わないだろう。なんかかっこいいから【映像化不可能】と言いたいだけなのだ。

 ほぅ
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茶々 天涯の貴妃

2007-12-22 23:46:36 | 映画[た]
CHACHA 茶々 天涯の貴妃(おんな) オフィシャルサイト

 舞台挨拶があって、橋本一監督と和央ようかが来ていた。織田信長の妹、お市の方と浅井長政の娘である茶々姫の生涯を描いた映画。茶々を演じたのは元宝塚の和央ようか。キリリとした面立ちで、騎乗シーンなんぞは、ゾクゾクするほどかっこいい。でも声が太い・・・。それから、茶々の侍女役のメイサツキが味のある役どころを演じていた。
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SPACE FOR YOUR FUTURE

2007-12-16 23:33:48 | 美術[さ]
SPACE FOR YOUR FUTURE - アートとデザインの遺伝子を組み替える@東京都現代美術館

 森美術館の六本木クロッシングと微妙にかぶっている展覧会。13か国34組のアーティストの作品を展示する。遺伝子組み替え食品はいろいろ問題になっているが、遺伝子組み替え芸術はどういう問題を引き起こすのか、という趣旨かどうかは知らないが、どういうジャンルに入るのかわからないような作品がいろいろと展示されていた。こういう遺伝子組み替え作品が、知らぬ間に世の中に蔓延してきて、気づいたときにはもう、アートってそういうものだというのが常識になっているかもしれない。

◆エルネスト・ネト : 「フィトヒューマノイド」:ぷよぷよした豆のようなひょうたんのようなモノ。着ることができるようで、係員の人が「よろしければ着用できますので・・・ちょっと汚れていますけど」って、よく見れば、顔にあたるエリアが洗濯してないシャツみたいに茶色になっていて、バッチィ感じ。10月27日の展示開始から何百人のよだれが染み付いたものだか。

◆足立喜一郎 : 「e.e.no.24」:電話ボックスの中にミラーボールが回っていて、入った人がヘッドホンで音楽を聞く「ひとりディスコ」。なかで踊り狂えば、ひとりでういている姿が周囲から丸見えになる。ディスコってみんなで踊って楽しいものなのに、ひとりで踊るってところが遺伝子異常なのだな。

◆フセイン・チャラヤン : 「LEDドレス」「111コレクション」:LEDライトをくっつけたキラキラ光るドレスとか、モーターくっつけて、裾が自動的に上がったり、帽子が形を変えたりするヘンテコドレスのファッションショー。ドレスというよりモビルスーツみたいで笑ってしまう。ファッションショーの最後を飾るのは、でかい帽子をかぶった女性。着ていたドレスが自動的に帽子に収納されて全裸になってしまった。いったいどういう時に着ればいいのだ?

◆デマーカスファン : 「フェンス」:そこらへんにある普通のフェンスの菱形模様が、花柄に編み直されている。こんなフェンスだったら殺風景な拒絶風景も少しは和らぐかもしれない。

◆バーバラ・フィッセル : 「変容の家II」:人の動きがスペースを規定していくアニメーション。マイホームデザインソフトみたいに、壁が現れたり階段が生えたりして、家が刻々と変わっていく面白い映像作品。これがいちばんよかったかな。

◆石上純也 : 「四角いふうせん」:ヘリウムガスを入れた巨大なアルミ箔が空中浮遊している。風に吹かれてなんとなくあっちへふらふら、こっちへふらふら。感想は「でけぇ」
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アイ・アム・レジェンド

2007-12-15 23:58:27 | 映画[あ]
  映画に出たのと同型のウィル・スミスのサイン入りマスタング

アイ・アム・レジェンド オフィシャルサイト

 ウィル・スミスが記者会見で自らネタばれ発言をしてしまったというニュースが流れていたが、幸い俺はその場にいなかったので、新鮮な気分で見ることができた。

 ひょんなことから地球最後の男になってしまったウィル・スミスと愛犬サムの気ままな暮らし、なんて言ってる場合ではなく、陽が沈む前に隠れ家に戻らないと、たいへんなことになるという緊張感、誰もいない街をさまよう孤独感、そして、荒れ果てた町並みのCGはなかなかいい。しかし、ダーク・シーカーと呼ばれるあいつらがパンツを下ろしてうんこしたあとパンツを上げるとも思えないが、小奇麗なパンツをはいてるCGはどうもなぁ。・・・なんのこっちゃ。・・・なにはともあれ犬がよかった。
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アンカー展

2007-12-09 00:35:16 | 美術[あ]
アンカー展@Bunkamura ザ・ミュージアム

 19世紀スイスの画家アルベール・アンカー。初めて見た。一所懸命遊んでいる子供や、なにかに熱中している子供の真剣な眼差しや、興味深げな口元がリアルでいい。ホントにのんびりした村の雰囲気が伝わってくるような、なごむ作品が多い。出てくる人々は、誰もこっちを見ていない。みんな自分たちの物語の中の一瞬を過ごすのに夢中という感じだ。気に入った作品をいくつか。

・少女と2匹の猫 : 子猫がやたらかわゆく描いてあって、これを見て、展覧会に行ってみようと思ったくらいだ。少女の口元が子猫になにか話しかけているようで、眼差しは子猫に注がれている。

・鶏 : 庭で遊ぶニワトリとヒヨコが数匹、それを見守る家族の穏やかな表情。そして階段の上には猫。ヒヨコがあぶない! という雰囲気でもなく、猫も穏やかな顔をして座っている。

・リスの追跡 : 木の幹を伝うリスを捕まえようとするわんぱく坊主と、後ろから付いてくる子供たちの生き生きとした表情や仕草が面白い。

・託児所 : たくさんの子供たちが積み木で遊んでいるのに、後ろに歯が痛い子がひとりいる。マンガの1コマみたいにあごから頭に包帯を巻いている。

・編み物をしながら本を読む少女 : どっちかにしなさい。
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第39回 日展

2007-12-04 00:17:24 | 美術[な]
第39回 日展@国立新美術館

 国立新美術館でやってる日展を見た。また巨大作品オンパレードである。彫刻コーナーなどは人物の立体作品が等間隔にぎっしりといくつもいくつも並んでいて、その多くが裸像だったりして、ちょっと異様な雰囲気の空間になっていた。後から知ったが、16時30分以降に入場するとトワイライトチケット300円で見られるんだと。しかし作品数がやたら多いので18時閉館までに見終えるには、それなりの見方をしないときびしいかも。んでも、交通費の気にならない人なら、トワイライト2日間で3時間かければ600円で見るのも可能ということか。なんてこった。

◆中西繁:「雨の舗道」:雨に光る道を傘を指した婦人らしき人が歩き去る絵だけど、すごくいい雰囲気。いい雰囲気だけど、雨の街角のなんかやぁな感じのめんどくささもよくわかる作品。

◆服部泰一:「ミッドタウンの見える窓」:レストランかなんかの窓から東京ミッドタウンの夜景が見えている。絵の中に絵があるような不思議な感じがいい。

◆伊砂正幸:「News Paper」:新聞を広げて読んでいるヒト5人。新聞だけが白く浮き上がって、読んでいるヒトの姿は、黒い背景に溶け込んでいてよくわからない。新聞が生き物のように思える。

◆酒井淺子:「高層ビル」:どでかい高層ビルと背景の町並みがまるで写真のようなモノクロームなイメージで描かれている。よく見るとエンピツ画だった。うひょ~

◆中町力:「TOKYO STATION」:東京駅のホームや線路が上から見下ろした構図で描かれている。白と黒のコントラストがいい雰囲気の夜景を作り出している。

◆土長けい:「夜」:自転車に乗ったまま、自販機からドリンクを取り出している少女と、それを待っているもうひとりの自転車の少女。あまりにも日常的な1コマを見たことで笑みがこぼれる。

◆石田育代:「雨やんで」:自転車が何台も停めてある雨上がりの水溜りの脇を猫が一匹どこかへ出かけようとしている図。猫のやたら晴れ晴れしい顔がわざとらしくてちょっと照れるが。

◆遠藤隆稔:「街の灯」:山の上から見下ろした平野の町並み、夜景。街のあかりがドット的にこまごまと描かれている。近くで見ると嘘臭いのに、離れてみると見事な夜景ができあがる。

◆西永昇平:「少年時代・夏」:公園の道を子犬を連れて歩く少年。ただそれだけなのになんかいい感じ。井上陽水の「少年時代」が聞こえてきそう。

◆ジュディ・オング・倩玉:「仙橋抱翠」:お馴染みジュディ・オングの作品もあった。古風な風景に緑が映える。気分が落ち着きそうな作品。
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六本木クロッシング

2007-12-03 23:30:02 | 美術[ら]
「六本木クロッシング2007:未来への脈動」展@森美術館

 36組の日本のアーティストの作品を展示する。なんとなく漠然としたテーマだから、なんとなく見て歩くにはちょうどいいかも。日曜日の午後なのにゆったり見られた。音声ガイドは無料で借りることができて、「もっと詳しく知りたい方は赤いボタンを押してください」とかいわれてボタンを押すと、さらに解説が始まって、ずっと耳にあてっぱなしだったりして。なかなか奥が深いガイドである。

◆立石大河亞 : 「ミクロ富士」「壺富士」「車内富士」「FUJI HI-WAY」:この人の富士山シリーズが面白い。富士山がいつのまにかクラインの壺みたいに内外入れ替わったり、車外の景色が車内に入り込んできたり、ハイウエイを走っているクルマの遠近法が逆転していたり、その不思議なイメージに感動。

◆吉村芳生 : 壁に何枚も新聞紙が貼り付けてある。しょーもねぇ、と、通り過ぎてしまいそうだが、ちょっと足を止めて目を近づけてみると、それは全て鉛筆で書いた新聞記事だった。文字だけでなく、写真や広告まで全部を鉛筆で書き写している。なんという暇な、じゃなくて根気だと驚く。

◆田中偉一郎 : 「ハト命名」「刺身魚拓」「子づくり表札」「トーナメント・モービル」「こけしいきいきマリオネット」:芸術というかなんというか、お笑いネタみたいなモノがいろいろとある。これがまた妙にツボにハマる。クラインのツボにハマる。

◆榎忠 : 「RPM-1200」:拾い集めた金属のシャフトみたいなものをギンギラギンに磨いて加工して、並べ立てたら未来都市が出来上がった。薄暗がりのスポットライトにメトロポリスが幻想的に浮かび上がる。そのSFチックなイメージに胸がときめく。

◆冨谷悦子 : 小さなエッチングをよく見ると、細かい動物がいたりする。細かい、コマカイファンタジー。

◆中西信洋 : 「レイヤー・ドローイング」:35mmポジフィルム24枚を束ねた作品。それぞれのフィルムにはさまざまなものが時間差的に撮影されていて、その画像がミルフィーユのように積み重なって、擬似的な立体を作り上げている。これはすごくおもろい。

◆内山英明 : 東京の写真がいくつも飾ってあったが、その中に渋谷のガンダム専門学校(青山製図専門学校)を後ろから写した写真があった。後ろから見るとますますスゴイなぁ。
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椿三十郎

2007-12-02 00:00:52 | 映画[た]
椿三十郎 オフィシャルサイト

 映画の日。織田裕二主演。黒澤明監督の名作が復活、といっても別に旧作に思い入れはないので、単なる時代劇として見た。若侍たちのコントみたいなやりとりや、とぼけた役者たちの軽妙な笑いが散りばめられていて面白いが、いつもニヤニヤ笑っている織田三十郎がちょっとワザとらしい。
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ダーウィン・アワード

2007-12-01 23:59:42 | 映画[た]
ダーウィン・アワード オフィシャルサイト

 映画の日。美人万引き女優ウィノナ・ライダーが出てくる。ネットで予告を見たら、なんとなく面白そうだったので見た。もっとも愚かな死に方をした人に、バカな遺伝子を減らしたことへの感謝をこめて贈られる「ダーウィン賞」というだけあって、バカばっかり出て来て笑える。なかなか隅に置けない映画だ。欲を言えばもっともっとバカをたくさん見たかった。え? 鏡を見ろってか? さっき見た。
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エクスクロス

2007-12-01 23:58:28 | 映画[あ]
XX(エクスクロス) 魔境伝説 オフィシャルサイト

 映画の日。第1回「このミステリーがすごい!」大賞で話題になったということで、原作を読まずに映画を見た。キ印村の温泉に来た女2人がキ印に追いかけられる。それも2種類のキ印に。シチュエーションとしてはコワイけど、半お笑いムービーみたいな感じで、みんな笑いながら怖がっていた。だからコワイ映画が苦手な人でも、だいじょぶかも。うん。たぶん、だいじょぶだ。しょこたんは友情出演程度。鈴木亜美も活躍したが、やっぱ小沢真珠の大活躍が目立った。でもいちばん強烈なのは物部昭かな。んで、あんた、妹が心配じゃなかったのか。
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