ざっきばやしはなあるき  

雑記林花或木 Since 2005-01-01 
美術とか映画とかなんとなくぶろぐ 

そうだ 京都、行こう。2012

2012-04-12 11:09:33 | Weblog
 早朝、ものすごくいい天気で喜んでいたら午後から雨たり曇ったり。翌日も朝はいい天気だったが午後は曇りがち。三日目は朝から雨降り。なんとなくなんとなく。

 とりあえず東山を北の方からずるずると、曼殊院、圓光寺、詩仙堂と下ってきた。詩仙堂はやっぱり紅葉が似合う。雨が降ってきた銀閣寺道、哲学の道には桜がたくさん、見物人もたくさんにぎやか。

 哲学の道の南端にあったお洒落なカフェ「若王子」、むかし入ったことがあるが、今は林みたいになっていた。経営不振で店をたたむ事はよくあるが、別の店が入ったり更地になったりマンションになったり駐車場になったり。でも建物はそのままで密林に埋もれて廃墟になってるって、いったい何があったんだ?

 営業していた頃のお洒落な外観。内部は広くていろんな物体が置いてあったような気がする。


 今は人類絶滅後のCGみたいな密林状態。時計塔の一部がちょっと見える。


 奥の白いプレートには「本日は休ませて戴きます」と書いてある。永い本日になってしまった。


 蹴上インクラインの桜


 円山公園の夜桜は満開ライトアップ、露店もたくさん出ていて大賑わい。


 今回はひさびさに銀閣寺と金閣寺というベタな王道を巡ってみた。両方とも庭園内には「桜」の「さ」の字もない。ここまでなければ潔くていいかも。桜など無くても世界遺産である。

きんさん


ぎんさん



アサヒビール大山崎山荘美術館
 天王山の南麗に位置する山荘、一度は荒れ果てたが、アサヒビールが修復して美術館として甦った。大正初期からのレトロチックな木造建築の佇まいがすばらしい。オープンカフェからは庭園の桜や遠方の川沿いに桜並木も見下ろせる。


 美術館の新館は安藤忠雄設計のコンクリート打ち放し、自然光を取り入れた大げさな階段廊下から地下展示室に入るとモネの睡蓮が2枚。本館や庭園との調和に配慮したというが、この無骨な長方形はホントに調和しているんだろうか?


 大山崎山荘美術館の裏手に三重塔が見えた。気になって行ってみると宝積寺。三重塔と桜が綺麗な寺だった。


堂本印象美術館

 立命館の前に建つ美術館。ずっと前にここを通った時は休館日だったので、この異様な外観の中身を見られず、それからずっと気になっていた。堂本印象はとりたてて好きでも嫌いでもないが、具象も抽象もどちらもやってたようだ。書きなぐったような抽象模様が由緒ある寺の襖絵になったという写真資料もあったが、どう見てもミスマッチ、住職は満足したのだろうか。



 雨の朝、嵐山渡月橋、ひと気のない嵐山は静か。


 嵐山の屋形船、川の奥の方は霧で霞んでいた。


 巨大なカオス、京都駅ビル、この物凄い無駄さ加減、わけわからん所が割と好き。でも端から端まで移動するとクタクタに疲れる。

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