中国人観光客が「日本では温泉に入らない!」と決心、ネットで流れるまことしやかなうわさ―中国ネット
2014年5月13日、中国観光研究院がゴールデンウィーク前に行った世論調査によると、中国の連休中に旅行を望む中国人は昨年同期を3ポイント近く上回る68.12%と高い割合に達した。希望する海外旅行先では、台湾、韓国などとともに日本が上位に名を連ねるなど、政治的な緊張をよそに日本旅行は人気が高いようである。
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そんななか、中国人女性が先日、日本の温泉を訪れたときの様子をブログにつづり、注目を集めている。以下はその概要。
日本を訪れる前、私が想像した日本の温泉は、中国と同じく露天で男女混浴。唯一違うのは中国では水着を着るが、日本でははだかで入ることだと思っていた。ネット上では「日本では父親と娘はいっしょに入る」などという情報もあった。心配した私は「温泉には入らない!」と心に決めたが、念のため水着を用意していった。
日本に着いて、実は混浴ではなかったことがわかったものの、はだかで入るのは本当だった。水着もダメ、靴もダメだ。その上、温泉に入る前はシャワーで身体をきれいに洗わなければならない。持って行けるのはせいぜいタオルくらいだが、そのタオルも温泉につかるときは頭の上に乗せなければならない。
温泉は室内と露天とがあり、大きいものもあれば小さいものもあった。お湯の温度もそれぞれ違った。どこでも自由につかることができるが、移動するたびに身体に付いたぜい肉がゆらゆら揺れるのが恥ずかしかった。
風呂上がりに「日本には混浴の文化があるんじゃないの?」とガイドに尋ねると、「あることはあるのですが、もうずいぶん少なくなりました。地方には残っていますが、入るのはほとんどお年寄りですね」と答えた。ガイドの男性は、学生時代に地方の混浴の温泉に入ったとき、おばあさん方に取り囲まれてあれこれ質問されたそうだ。
そんな経験からか、ガイドは「美女が入ると男性陣は静まりますが、美男子が入ると女性陣から拍手喝さいが起きます」という真偽不明の話をして、私たちを笑わせてくれた。(翻訳・編集/北田)