今日の昼間、父からメールが届いた。
一枚の写真を添えて。
私の生まれた家の隣には、小さなお寺がある。
毎年春の ほんの数日間だけは、どんな有名なお寺にも負けないくらいの
素晴らしい景色を見せてくれる。
昔から、この季節が楽しみだった。
登下校の時も、犬と一緒に散歩に出かけた時も、
桜の木を見上げては、小さな蕾が膨らんでいくのを確認していた。
どんなに風が温かくなっても、
真っ赤なデイゴの花が咲き誇っても、
私がこの島で春を感じる事が出来なかったのは、
やっぱり桜の花に会えないからだった。
うすいピンク色をした、小さな花びらがヒラヒラと舞う春を感じたい。
今の私は、心の底からそう思っている。
やっぱり私は、桜の木のある土の上で生まれた人間なのだ。
デイゴの木では なかったと言う事。
本日、長勝寺に桜前線通過しました。
そして、私の体の中にも桜前線通過しました。 ♪