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2002 岡山県立博物館 備前のある場所

今回は岡山
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岡山県立博物館
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特別展 備前のある場所-取り合わせの魅力-
期間:2月14日(金)~3月31日(火)
bizen
黒楽茶碗 銘 朝鴉 長次郎作
胴の中央がくびれ、腰の位置が高い。肌はカセている。
蓋裏に「朝鴉 (花押)」と千宗旦が墨書し、利休・織部両筆文が添う。
黒楽茶碗 銘 朧夜  
腰が低く張り、口縁は起伏がみられる。胴に二条のくぼみを廻らせている。
蓋裏に「朧夜  (花押)」と千宗旦が墨書している。
外箱には覚々斎が「長二郎焼」と記しているが、作風は田中宗慶「天狗」に近いと解説している。
備前 矢筈口耳付水指 銘 厳松
大ぶりの備前水指の代表作。暗褐色と灰色の窯変によるコントラストが見所。
紀州徳川家伝来。
瀬戸 芋子茶入 銘 一来
その形が里芋に似る事から「芋子」と呼ばれる茶入。
全体褐色の釉に覆われているが、正面のみ黄色に発色している。
箱書きは松花堂昭乗筆と伝わる。
備前 茶碗 銘 利休
上から見るとかどの丸い三角形をした茶碗で、全体暗褐色の中に一部黄色に発色したところがある。
高台脇に朱書きで「利休 (花押)」と千宗旦が記している。
利休所持、或いは利休の頭巾に形が似ているか事に因む。
黒楽茶碗 銘 踊大黒 本阿弥光悦作
背が低く、全体を楕円に歪めた沓形の茶碗。
類品が複数知られ、光悦初期の作品と推測されている。

他にも一休宗純筆「蘭石図」、光悦や遠州の書状に甫竹の茶杓などがありました。
個人蔵がかなり多くあり、見たことのない道具を沢山拝見できました。

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