SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

【図録録】8 柳川・立花家の至宝

過去の展覧会を図録で振り返る企画の第8弾。
今回は

柳川・立花家の至宝
福岡県立美術館
開催年:2009年

「本格的な立花家コレクションの企画展としては初めての試みで、普段、史料館でも展示されることのない貴重な文化財が一堂に展示される展覧会」
史料館では企画に沿っての展示が主なので、このように満遍なく展示されるのは稀なこと。この特別展を機会に後年、柳川を訪れることになりました。

注目の展示は
脇指 無銘 (雷切丸)
もとは太刀であったが大摺上され脇指となった。無銘であるが「相州物」と極められている。
戸次(立花)道雪所用で、千鳥と呼ばれていたが、ある時雷を道雪が切った事から「雷切」と改められた。
唐物茶壺 (呂宋壺)
ルソンを経由して日本に渡来した事から呂宋壺と呼ばれる。耳が四つ付き、その間に「蓮華王」印を持つ。
立花宗茂が大坂城にて豊臣秀吉より拝領した。
松葉絵赤楽茶碗 伝・道入作
ノンコウにしては動きを控えた作域で、白く鋭角的な松葉文も珍しい。
高台内に樂の印、箱書きは「楽 三代ノンカウ作」とある。
赤水指 銘 面壁 伝・道入作
裾の広がった形と蓋に付いた巻貝形のつまみが特徴的な水指。
箱書きには「ノンカウ作 赤水指 面壁 不白(花押)」と川上不白が極めている。
象香合 伝・道入作
ノンコウの香合は独特の「味」があるが、これもその一つ。
蓋の部分に鼻を高々と上げた象の頭部、身の部分は四肢と尾を小さく表す。
箱書きに「ノンコ-作」とある。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最近の「図録」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事