SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

滋賀県立安土城考古博物館 特別展「室町最後の将軍―足利義昭と織田信長―」

彦根から安土へ。秋の特別展巡りも中盤です。

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滋賀県立安土城考古博物館 特別展「室町最後の将軍―足利義昭と織田信長―」
「室町幕府末期の将軍・足利義昭のあり方や織田信長の出現、さらに両者の関係や、義昭が京都を離れた後の活動を残された資料から探ります」

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足利義昭 肖像画
兄であり「剣豪将軍」とも呼ばれる13代将軍義輝の肖像画が精悍でややもするとワイルドな印象を受けるのとは違い、義昭の肖像画の顔はややふっくらとしている。
足利義昭所用 胴肩衣
織田信長によって京から追放された義昭は流れ流れて毛利を頼り備後国の鞆に入った。この鞆で義昭の警護を担当したのが一乗山城主であった渡辺氏で、この胴肩衣はその渡辺氏に与えたものとされています。前後に九七の桐文が入っています。

足利義昭は織田信長に対し剣ではなく筆で戦ったと言われています。各地の大名に御内書を送り信長打倒を呼びかけました。本能寺で信長が倒れ豊臣秀吉が天下統一を果たすと京に帰ることが許されますが、幕府再興もならず将軍職を退いた彼の心境はいかばかりであったでしょうか。
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