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韓国ドラマ「ホテルデルーナ」あらすじと感想、幽霊専用ホテルが舞台

2021-07-17 | 韓ドラ は行、ほ


韓国ドラマ「ホテルデルーナ」あらすじと感想、最終回。月明かりの恋人~
明洞の繁華街で特別なお客様「幽霊」を宿泊させる「ホテル・デルーナ」。ここには気難しいデルーナの女性社長マンウォル(IU)が運営しています。マンウォルはエリートホテリアのチャンソン(ヨ・ジング)を新しい支配人にし、チャンソンに特別な誕生日プレゼントを贈ります。それはチャンソン(ヨ・ジング)に幽霊が見えるようにしてあげることでした。
ある因縁からホテルデルーナで働くことを決意したチャンソンは、マンウォルと共に幽霊のおもてなしをしていくのです。
エリートホテリアが運命的な出会いによりホテルデルーナの支配人を務めることになり、ミステリアスで風変りな女性社長チャン・マンウォル(IU)と共にホテルデルーナを運営する中で起こる騒動や事件など高句麗時代の千年を超えたストーリーも並行して描かれているファンタジーロマンスです。
夜になるとあの明洞の繁華街に幽霊があの世に行く途中に泊まる幽霊だけのホテルがあるというのも面白い設定ですが、そんなホテルではミステリアスでちょっと風変わりな女性ホテル社長マンウォル役を歌手で女優としても活躍するIU(アイユー)が演じ、幽霊が大嫌いで気の弱いエリートホテリアのチャンソン役を人気俳優のヨ・ジングが演じていますが、ヨ・ジング君、ちょっとカッコつけてるところが背伸びしてるかなぁと思いましたが、次第に男らしい力強さが増していくところがとてもカッコ良かったです(笑)
幽霊のマンウォル(IU)と人間のチャンソン(ヨ・ジング)、はじめはお互いにいがみ合って生意気なところがありますが、お二人ともそこが何とも魅力的で最後は一番の理解者に変わっていく過程が楽しかったです。
また、オ・ジホ、イ・ジュンギ、キム・スヒョンら超豪華な人気俳優によるカメオ出演も注目のドラマでが、その中でも思いがけない人物で登場をするキム・スヒョンくんのカリスマ性はハッとさせられます。超~カッコ良すぎでした(笑)シーズン2があるなら是非スヒョン君でお願いしたいくらいです(笑)

はじめは、よくある千年以上も生きている幽霊の物語で高句麗時代の時空を超えてという、よくあるドラマで「またかぁ~」とがっかりしましたが、韓国で大ヒットしたドラマだったので、そこは「韓国ドラマあるある」として我慢して見ていきましたが、3話過ぎからだんだん盛り上がりを見せていきました。後半からお互いに惹かれていく切ないラブロマンスの行方から目が離せなくなり、やがて明らかになる二人の過去の悪縁やホテルデルーナの従業員たちの「あの世に行けない理由」などの過去が感動的に描かれ胸が熱くなります。
でも幽霊と高句麗時代の時空を超えてという物語は、まさにコン・ユの「トッケビ」そのものででしょう・・・?(笑)という感じに見れましたが、でも、心にじわじわと響くものがある不思議な幽霊ドラマでした。韓国でもトッケビの女性版と話題になったようです。

本作はCGを使った映像美と劇中ながれる挿入歌と毎回ゴージャスなIU(アイユー)のファッションは素晴らしかったです!ワンマンで絶対服従的なIU(アイユー)も今までになく魅力的に幽霊を演じていました。
また、ヨ・ジング君は子役時代からドラマに映画にと活躍し、その人気と演技力のすごさは、もうすでに立派な実力派俳優のひとりです。
今は、天才子役から23歳になった彼の兵役がいつになるかとても心配で、今後の兵役情報に注意が必要ですね!


あらすじ(ネタバレあり)
①ある日、幽霊だけしか入れないはずのホテルデルーナに、生死をさまよう男(オ・ジホ)がやってきます。
ホテルデルーナの社長であるマンウォル(IU)はその男を助ける代わりに、男の息子が大人になったらホテルデルーナに引き渡すという条件を交わしその男を助けてあげます。
2019年、20歳の誕生日にホテルデルーナへの招待状を受け取ったチャンソン(ヨ・ジング)は、20年前マンウォルに命を救われた父親(オ・ジホ)の息子です。
マンウォル(IU)は優秀なチャンソン(ヨ・ジング)に特別な誕生日プレゼントを贈り、デルーナで働かせようとします。そして、マンウォル(IU)がチャンソン(ヨ・ジング)に息を吹きかけるとチャンソンは幽霊が見れるようになります。
ところがチャンソン(ヨ・ジング)は幽霊が苦手で怖がり、逆にチャンソンも恨みが強い幽霊から狙われることもあります。マンウォル(IU)は、だから私のそばにいなさいと強気に出ますが、チャンソン(ヨ・ジング)はあなたのホテルで働く気はないとハッキリ言います。

②どのような仕事をするのか?というチャンソン(ヨ・ジング)に「この世での時間が終わったのに、未練があってこの世をうろつき、あの世に行く道を失った死者をあの世に送る仕事です」と言います。ところがマンウォル(IU)は幽霊にとりつかれた人を助けてその代価をもらっていたのです。チャンソン(ヨ・ジング)は僕はそんな詐欺は出来ませんと言います。
ところが彼女にはそれなりの考えがあり、一番いい方法で幽霊を導いていたのです。
また、ホテルデルーナで唯一の人間であるノ支配人はチャンソンが現れたことで自分は支配人をチャンソンに任せるつもりです。そして、「ホテルデルーナは人間世界のモラルが通用するところではなく、お金や力の価値も違うので人間の目でマンウォル(IU)を評価することはできない、勇気を出して向かい合えば私のようにホテルの価値を見つけられるかもしれません」とチャンソン(ヨ・ジング)は教えられます。その後、ノ支配人はお客様としてホテルデルーナにやって来ます。それは彼が亡くなるということでした・・・
その後、霊が見えてしまうチャンソン(ヨ・ジング)は怨霊が強い幽霊に襲われ、マンウォル(IU)が助けに来ます。気絶したチャンソンはホテルデルーナで目が覚め、ノ支配人が話していた、他の人々が決して知らない秘密の「ホテルデルーナ」の世界を知っていくのです。


   


③千年前マンウォルは高句麗時代の遊民族でカオリ村の客主でした。そこではヨンジ城のお姫様に仕えている護衛隊長のチョンミョン(イ・ドヒョン)とマンウォルの仲間で右腕だったヨヌ(イ・テソン)の3人が縁あって出会い友達になります。夜3人で酒を飲んでいた時、マンウォルは護衛隊長チョンミョン(イ・ドヒョン)から自分の名前「満月」の書き方を教えてもらい、嬉しく幸せだった思い出があります。
そして、マンウォルは過去の大きな罪により怨霊樹に縛られていて、千年もの間生きている、その枯れた樹はホテルの庭園にあります。いつまで私を捕まえているつもりなのか?と問うマンウォルに、この世とあの世を行き来する神様のマゴ神(ソ・イスク)は「ここで止まっているのはあんた自身よ」と言います。
また一方、チャンソンはマンウォルと出会ってから夢の中に高句麗時代のマンウォルが、なぜか現れチャンソンを混乱させます。
そしてマンウォルのことやホテルのことをもっと知りたくなったチャンソンはホテルデルーナで正式に働くことになります。
そして、ホテルの従業員たちからマンウォルはマゴ神(ソ・イスク)に罰を受けて捕まっている幽霊だということを聞き、ホテルの庭園にある枯れた樹がマンウォルと関係があることを知り、その樹を見に行きますが、そこには気になるマンウォルがいました。
チャンソンは高句麗時代の友人3人の話をマンウォルにしながら、「あなたはマンウォルという名前の書き方を教えてくれた人に会いたいのですか? ここで、あなたは長い間その人を待っているのですね」と話します。マンウォルは「なぜ、あんたがその夢を見るの?」と不思議に思います・・・ 
チャンソンも「なぜあなたの夢を見るのでしょうか?何か代価を払わないといけないようで怖いです」と疑問を感じ、「あなたの気持ちを晴らしてあげるためにあなたのそばに来たのでしょうか?」と言って、その枯れている古い樹をさわります。

④庭園の枯れていた樹をチャンソンがさわると、不思議なことにすぐに枝から新しい芽が出て緑の葉が咲きはじめました。枯れた樹木に変化をもたらしたチャンソンは特別な人間かもしれないとマンウォルは驚きます。
ところがこれは強情なマンウォルの心を少し開いてあげるためにマゴ神(ソ・イスク)がチャンソンを送ったのでした・・・そして、その樹を大切に育てほしいとチャンソンに伝えます。
ところが古い樹木の変化にこれは大きな災難が起きる兆候だと従業員たちは戸惑い気味で、なんとチャンソンをホテルから追放しようとします。それはマンウォルがこの古い樹に捕まって罰を受けているのに樹が生まれ変わったということはマンウォルの罪が終わったということになるからです・・・
そんな時、チャンソンは初めて担当する目が悪い女性の幽霊が最後に会いたい人捜しを手伝い始め、その恋する男性がいるパン屋さんを見つけてあげます。これでやっとあの世に行けるお手伝いができたとチャンソンは思っていましたが、なんとその男性が目が悪い女性をバイクでひき逃げしていたのです。チャンソンはそのひき逃げ犯人を警察に連れて行き罪を償うように諭します。
その後、「ホテルデルーナ」に来て初めて担当した目が悪い女性は「あの世にいくトンネル」の前にいます。チャンソルはその女性に優しく声をかけ、深く礼をし、あの世に送るのでした。

⑤ウエディングドレスを着た若い独身女性スミンが亡くなり幽霊となってホテルデルーナを訪ねてきます。寂しくないようにと、両親は強い願いの込められた赤い袋をランタンにつけて夜空に飛ばします。それを拾った者は幽霊のスミンと赤い糸で結ばれてしまうのですが、それをチャンソンの唯一の友人のサンチェス(チョ・ヒョンチョル)が拾ってしまい霊に取り付かれて寝込んでしまいます。そこでチャンソンはホテルの幽霊とスミンを結婚させる方法を見つけます。
ところが幽霊のスミンは一人であの世に行きたいので、人間であるチャンソンに結婚式を挙げてほしいと頼みます。しかし結婚に反対するマンウォルは幽霊スミンの本当の気持ちをチャンソンに伝えるのでした・・・
マンウォルは幽霊スミンが本当に結婚したい新郎を連れてきます。
実は結婚式を依頼したのは新郎の両親で、スミンが自分の余命少ない息子を一緒にあの世に連れていくと思い、別の男と結婚させたがっていたのです。
式場で再会した二人は「僕たちずっと一緒にいよう」と言う新郎に対してスミンは「愛しています」と言って無理やり愛する彼を追い返します。スミンはチャンソンに「ありがとうございます」といって一人であの世に旅立つのです。
その後もチャンソンはマンウォルの昔の夢を次から次と見ていきます。夢の中でマンウォルと護衛隊長チョンミョンの二人に淡い恋心が生まれはじめます。
マンウォルは「夢の中で私のことがよくわかってきたようね、私があんたの最後のお客様になってあげる、私はあんたが気に入ったから、でも私をあの世に見送るときは寂しがらないでね」と言って、真剣な眼差しをチャンソンに見せます。

⑥そんな時、ホテルに朝鮮王朝時代の王様がやってきます。王様が来て興奮するマンウォルたちは最高のサービスを提供しようと張り切るのです。ところがこの王様は王の役を演じている俳優で出演する前に突然心肺停止になって亡くなっていたのです。そして、誰もが騙されるくらい王に成りきっている俳優に最後の魂をこめた演技のシーンを作ってあげるマンウォルです。
王様役の俳優に乗り移った幽霊俳優は素晴らしい演技力でドラマの最後まで出演することになります・・・(笑)
また一方、アメリカ留学時代の友人で初恋の相手だったミラ(パク・ユナ)がチャンソンを訪ねてきて二人が会っていることを知ったマンウォルはなぜか寂しい気持ちになります。

⑦「ホテルデルーナ」の13号室から逃亡した女性の霊が、男たちが見ている違法な動画の画面から飛び出して次々とその男たちを襲っていきます。13号室の霊は、5年前に男子学生に自分の恥ずかしい姿を盗撮され、チャットに映像が載ったことに苦悩し自殺した女性だったのです。
チャットグループのメンバーの中に映像を撮って売っていた悪い奴がいますが、その人物は今一流企業の代表となり裕福に暮らしています。その人物の元へチャンソンと共に訪れたマンウォルは、ホテルデルーナへの招待状を手渡します。
その後、4番目のマゴ神(ソ・イスク)は人間を殺し悪鬼となった13号室の幽霊を消滅させます。
幽霊は生きている人間を殺そうとすると悪鬼になり、消滅する決まりがあるようです。
そして、導かれるように「ホテルデルーナ」にやってきた悪い奴は、13号室に連れていかれ、その後、列車事故で亡くなります。

⑧マンウォルはミラ(パク・ユナ)に出会い、ヨンジ城のお姫様ソンファ姫の生まれ変わりだと気付きます。前世でマンウォルは敵だったソンファ姫を殺しますが、その彼女がまた自分の前でチャンソンに声をかけながら微笑んでいる姿が許せないマンウォルです。
その夜、チャンソンはホテルに戻りますが、従業員から新たな秘密を聞かされます。
怨霊樹がマンウォル自身であり怨霊樹の力がこのホテルを作っているので彼女はホテルから逃れられない運命にあることを知ります。
でも、どうして彼女をどこへも行けないようにこのホテルに閉じ込めたのでしょうか?それは人間を殺そうとする悪鬼にならないようにマゴ神(ソ・イスク)が安全な場所を用意したのです。チャンソンはここがどんな場所であろうと、これからもずっとマンウォルと一緒にいると彼女に伝えます。
マンウォルはミラに招待状を送り、ホテルデルーナに招き入れます。そして、前世の恨みを晴らそうとミラを世界一不幸な女に作り上げるのですが、そこにチャンソンが現れて阻止します。

高句麗時代、マンウォルは護衛隊長のチョンミョン(イ・ドヒョン)から、「城に来い、俺がお前を守るから」と告白されますが、「仲間を捨てて、あなたのところに行けない」と苦しい気持ちを伝えます。「恋しくなるな・・・」と言って去っていくチョンミョン・・・
二人は切ない別れをしなければならなかったのです。
ところが、はじめからソンファ姫と護衛隊長のチョンミョンに騙されていたマンウォルは、仲間を殺害されてしまいます。殺したいほどチョンミョン(イ・ドヒョン)を憎むマンウォル・・・
ところが、マンウォルを生かすためにチョンミョンは仕方なく裏切者になった悲しい過去がありました・・・






⑨前世からの悪縁でチャンソルと一緒に地獄を見たくないマンウォルは「ホテルデルーナ」の移転を決め、従業員やお客様たちと姿を消します。
バーテンダーのソンビから「チャンソンを通してあの世に行くチャンスを逃してもいいのか?」と問われるマンウォルは「私は静かにあの世にいけない運命だから・・・」と話します。
ところが、クビになったチャンソンは悩んだ末に、新しいホテルデルーナの移転先へと向かうのですがマンウォルは一緒に働くことは出来ないと言います。
一方、ベルボーイのヒョンジュンとインターンのユナはホテルへの移動中、女性の霊が乗った車を見かけて後を追ったところ、山の中に埋められていた多くの霊を発見し、ホテルデルーナに連れてきます。そして、ヒョンジュンが警察に通報して死体が発見され連続殺人事件としてニュースになります。

⑩ホテルデルーナを訪れた幽霊の会長はチャンソンの人柄を気に入り、孫娘ジウンの結婚相手にしようと考えています。ところがチャンソンはジウンとのデートで「僕には好きな人がいます」と正直に伝えるのです。
また、ある日チャンソンは幽霊が出ると話題になっている図書館で実の母の幽霊に会いますが、父子で育ったチャンソンはこの時、自分は産まれてきてはいけない子供だったことを知り、はじめてお母さんに会っても喜ぶことができないこの状況を悲しむのです。
そしてその夜、ミラはパク・ヨンスという刑事をサンチェスのピザ店に連れてきますが、パク・ヨンスは高句麗時代にお姫様だったミラに殺されたヨヌだったのです。
すぐにマンウォルに会いに行ったチャンソンは「あなたが一番胸を痛める人に会いました」と話し、二人で警察までパク・ヨンスを見に行きます。マンウォルとヨヌは高句麗時代に兄弟のように育った大切な人でした。元気に過ごしている姿をみて「良かった」と涙を流します。チャンソンはまた過去の人物であるミラやヨヌの縁をマンウォルに引き合わせたのです。

その後、マンウォルは図書館に行きチャンソルの母の霊をホテルデルーナに連れていき、チャンソルにあの世に送るチャンスを与えるのです。愛するチャンソンが思い残すことのないように助けたいのですね。
マンウォルはチャンソンに「あんたが送るべきお客様が待っているわ、復職して」と電話します。ホテルデルーナはまた明洞に戻り、復職の許可をもらったチャンソンはホテルデルーナでマンウォルを守ることを誓うのです。
また、マンウォルも「実は私があんたに来てほしいと思っていたのよ」と言い、「私は利用するわ、ミラもヨヌも私の前に連れてきた、次はあの人も連れてくるはずだから、そして私は絶対に彼が無事に通り過ぎるようにさせないから・・・だから何があっても、そばにいてほしい」と真剣に伝えます。チャンソンも僕を信じてと言って、そっと抱きしめるのです。

⑪古い怨霊樹に綺麗な青い花がたくさん咲きました。それはマゴ神がマンウォルをあの世に連れて行こうとしているのです。花が咲いたのは散るためなのです。従業員たちはマンウォルがあの世に行く前に自分たちも行くことになるので心の準備が必要だと思いはじめています。

また一方、サンチェスの恋人ベロニカが外国で事故死したことを知ったチャンソンは二人をホテルデルーナで引き合わせてあげます。月食の奇跡で二人は幽霊と人間で再会しますが、ベロニカは「素敵な私の愛する人、さようなら」と告げて消えていきます。泣き崩れるサンチェスですが、チャンソンは彼の恋人ベロニカをあの世に送ってあげるのです。このような突然の死は残った人に大きな悲しみを残します。

そんな中、連続殺人事件を探るインターンのユナは殺された幽霊たちから犯人の特徴を聞いてモンタージュ写真を作ります。真犯人らしき人物を見つけたとの連絡を受け、チャンソンはとあるカフェへ向かうのですが、そこにいたのは留学時代の友人ソル・ジウォンだったのです。
すでに警察を呼んでいたので、ジウォンは殺人事件の容疑者として緊急逮捕されます。
チャンソンと親友サンチェスとソル・ジウォンの3人はボストンの留学時代の友人でした。
その時サンチェスの悪い噂を流したのがソル・ジウォンでそれを助けたのがチャンソンでした。

⑫チャンソンと犯人のジウォンが乱闘になり怪我したチャンソンを心から心配するマンウォル。
そして、二人はしみじみと痛切に思いやる感情が湧き出てきます。それは、怨霊樹の花が咲いたからでしょうか?と言うチャンソン・・・ところがマンウォルは「花が散ろうとしているからかしら」と告げるのです。 チャンソンが送ってあげる最後のお客様のマンウォルの死が近づいているのでしょうか・・・
マンウォルが残された者の悲しみに恐れを抱きはじめたとき、花が散り始めました・・・
チャンソルは「僕を置いていくときは怖がらないでください。これが弱い人間の僕が思いっきり今できる恋です」と語りかけます・・・

また一方、犯人のジウォンは病院の屋上から飛び降りて、チャンソンを強い怨霊となって呪います。そして恨みがあるチャンソンが同じように死ぬことを望んでいます。
マゴ神からチャンソンを失うことになると言われ、マンウォルは激しく動揺します。
チャンソンに悪縁だった怨霊が付いたのは自分のせいだと思うマンウォルは危険が迫るチャンソンのためにマンウォルは死神と取引を行います。それは手相の生命線をつなぎ合わせ延命治療で生き延びている医者の息子を迎えに行く仕事だったのです。

⑬名家のユン一族の最後の息子ユン・スンボムが霊となってホテルデルーナにやってきます。ホテルのチェ・ソヒ客室長はかつてユン家によって娘を殺され、悔しさからユン家の断絶を望んできました。ユン・スンボムは独身なので宗家では孫の顔も見られず悲しんでいるはずです。そしてチェ・ソヒ客室長は ユン家の涙をこの目でみるため、お葬式に行き200年の恨みを晴らそうとします。ところがユン・スンボムの恋人スジンが子供を妊娠していて、ユン家の子孫がまだ残っていたのです。ところがチェ・ソヒ客室長の心が揺らぎはじめ、流産しそうになったスジンを放置できなくて、彼女を助けるのです。

また一方、ホテルの庭園の怨霊樹の花が散り始めますが、マンウォルはチャンソンを思う気持ちを抑えられずにいたのです。 マンウォルはチャンソンに昔の話をします「恋人も憎い人も愛する護衛隊長チョンミョンだった、あの日彼を殺す約束を守るために満月と書かれた剣で彼と戦った、彼はまたマンウォルに会えて嬉しかったと言って、自分からマンウォルの剣を自分の胸に突き刺したのです。俺はマンウォルを包み込んで消えない月になって見守るだろう」と最後の言葉を残して息を引き取りました。その後マンウォルは城に火をつけ多くの人を殺し血で染まった自分をみて涙を流します。
そして、「今も私の罪は重く怨恨もとても深く、これが私の本当の姿なの、千年と言う長い間あの人を待ちながら、あの人が来たら、地獄へ落とし消滅させるつもりだった」とチャンソンに話します。そして「代わりに僕が来ました」と言ってそっとマンウォルを抱きしめます。

その後、ある夜に人間の男の子がお母さんに会いに来たと言ってホテルデルーナにやってきます、ところがお母さんは昨日あの世に行ったのです。ホテル内で迷子になった男の子を追いかけたチャンソンはあの世へ通じる長いトンネルに閉じ込められてしまいます。子供はあの世行きのトンネル前で見つかりますが、人間のチャンソンはあの世のトンネルで道を失うと二度と戻れなくなってしまうのです。

⑭チャンソンがトンネルから戻りホットするマンウォルですがチャンソンの変化に気付くマンウォルは「あんたは誰?」と驚くように訴えかけます。まさか、チャンソンが一番憎いあいつのはずがない・・・?と心中が揺れ動いています。
そしてチャンソンから夢で見たあの人・チョンミョンの話を聞かされ、「あの人は一人で湖の前であなたを待っていました。手にはあなたの月の形をした髪飾りを持っていました。」と聞かされます。
また護衛隊長チョンミョンは処刑された高句麗人の遺品を集めお葬式ができるように生き残った村人に渡していたのです。

ホテルの庭園の怨霊樹の前でマンウォルはマゴ神から血で染まった月の形をした髪飾りを受け取ります。そして「ク・チャンソンがあの者か?」と強く問い詰めます。
マゴ神は「千年以上も待っていた人が現れたのに嬉しくないようだね、あいつが現れたら殺して自ら消滅すると偉そうに言っていたのに、迷っているようね。チョンミョンによって消滅するか?チャンソンによって救いを得るのか?それはマンウォルの選択だよ」と言って去っていきます。

自分からチャンソンを殺せないマンウォルは、連続殺人犯の怨霊ジウォンを悪鬼にするために血で染まった月の形をした髪飾りを渡します。怨霊が悪鬼になれば力を与えたマンウォルも一緒に消滅するからです。結局マンウォルはチャンソンを利用しますが、こんな愛があるなんてとても悲しいことです。
チャンソンはマゴ神がいる薬局を訪れ、「僕がマンウォルが憎んでいる過去のチョンミョンですか?」と尋ねますがそれは違うと言います。そして、まだあの世に行っていないホテルデルーナに来た最初のお客様の「小さな光」に出会います。マゴ神はこの最初のお客様が大事だといいましたが、それが憎んでいた過去のチョンミョンだったのです。
マゴ神はマンウォルが悪鬼に渡した髪飾りを持ってくるようにチャンソンに言います。
髪飾りを取り戻したチャンソンはマンウォルと一緒にヨヌの生まれ変わりの刑事ヨンスをホテルデルーナに招待します。そして昔マンウォルが助かったのはヨヌとチョンミョンの約束だったことを知ります。そして、最初のお客様だった護衛隊長チョンミョンもこのホテルデルーナでマンウォルと同じく「小さな光」となって罪を償っていたのです。
そして、マンウォルの前にチョンミョンが現れます。「これが本当に俺たちの最後なんだな」と涙を流しながら髪飾りと一緒にマンウォルの力であの世に旅立ちました。
そして、ホテルの庭園の怨霊樹の花も葉もすべて散り死んでいきました。


  


⑮護衛隊長チョンミョンをあの世に送りにトンネルに入り、マンウォルがホテルを留守にして1か月が経とうとしています。
その間にホテルでは新しい主人を迎えるために飲ませるお酒をマゴ神が作ることになりますが、重要な材料の怨霊草がありません。
そして、その怨霊草を200年前の庭園に咲いているのを見たというマゴ神はチャンソンに薬草を取りに行くように頼みます。
チャンソンはマゴ神の頼みで怨霊草を取りに200年前の時代にタイムスリップして当時のホテルである満月堂でマンウォルたちに出会います。
その後、現代のホテルデルーナに戻ったチャンソンはマンウォルも戻ってきたことを知り彼女を抱きしめるのです。
また一方、ベルボーイのヒョンジュンは自分を銃で殺した友人と70年ぶりに対面し、友人はずっとヒョンジュンの病気の妹の面倒を見ながら罪を償う気持ちで生きてきたと言い、過去を清算するのです。
マンウォルも新しい主人が来る前に3人の従業員たちを自分がいる間に送ってあげたいと思っています。でも時間が足りるでしょうか? 次のホテルの主人はマゴ神が決めるのです。
そしてインターンのユナは、お酒を盗んでマンウォルに飲ませようとします。マンウォルがそのまま主人でいれば、ユナもヒョンジュンと一緒にいられます。またチャンソンもマンウォルと一緒にいられるわけです。
マンウォルはチャンソンに「このお酒飲もうかしら・・・」と聞きます。
チャンソンは「飲まないでください」と答えます。
二人はお互いに「愛しています」と微笑みながらうなずくのです。

最終回、
バーテンダーのキム士人(シン・ジョングン)は、自身の過去の朝鮮時代の名前キム・シイクの話を歪曲した小説「淫乱書生 キム・シイク」が出版されると聞きます。朝鮮時代に首席合格を取り消されたキム士人は自分は淫乱書生 キム・シイクではないと500年もの間恨みを持ち続けていたのです。そして、その名誉を回復するためにマンウォルとチャンソンは出版会社を訪れます。
また、「春香伝」「沈清伝」などの現在まで伝わる作者不明の有名なハングル小説がキム・シイク、キム士人の作品だと知ったマンウォルたちは「淫乱書生 キム・シイク」の小説を「鶴の歌」という題名で書き直し出版させます。この本は大ヒットし、恨みを晴らし名誉挽回したキム士人は「みんな、ありがとう」とお礼を言ってあの世に旅立ちました。

ベルボーイのヒョンジュンも妹のヒョンミと一緒にここを離れる準備をし、ユナはそんな彼の姿に涙を流しますが、ユナは自分は留学すると伝えます。

客室長のソヒは自分が救った名家ユン一族のスンボムの子供を妊娠しているスジンを訪ねますがスジンは「自分の子供は自分の籍にいれます」と勇気ある彼女の言葉に感動します。ホテルを離れるソヒに、マンウォルは「客室長のおかげで大事なことを悟ったわ、ありがとう」と感謝の挨拶を伝え、二人はずっと抱き合い、ありがとうと涙を流します。

マンウォルは皆を見届けたホテルデルーナを見ながら皆のことを思い出しています。
一人残った最後のお客様のマンウォルを見送りにチャンソンがホテルにやってきます
そして、大きな満月が見えたときホテルデルーナが消滅するのです。
そしてすべて消えたあとにマンウォルはあの世に行くことになるのですが、チャンソンは月の夢を見る花が残した最後の夢を見ることになります。
チャンソンはマゴ神に「お願いがあります、時間を遡らせて下さい、一緒に雪を見られるようにしてください」と真剣に頼みます。二人は怨霊樹の下で雪をみながら「あなたの願い通り二人が一緒に過ごす冬です」と言い、本当に二人は長い時間が過ぎて、また出会う縁でした・・・

とうとう、マンウォルを送るためにトンネルの前に来た二人ですが、なかなかお別れが出来ないまま抱き合っています。
マンウォルは「私があなたに言える言葉はこれしかないわ、私たち次の人生でも必ず必ずまた会いましょう」と告げて、泣きながら、さよならをします・・・

その後、月日が経ち、幽霊が見えなくなる薬を飲まなかったチャンソンはマンウォルと再会します。 「早かったな、もっと遅くなるかと思っていたよ」「あなたが待っているから早く来たの」と言って、二人は当然のように寄り添います。
これからの人生はお互いの隣で幸せに生きていくことでしょう・・・
「ホテルデルーナ」は無くなり、新しいホテルと新しい主人がやってきました・・・










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2 コメント

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Unknown (hama 27)
2021-07-01 13:04:50
お邪魔します。ホテリア役のヨジングさんがすっかり大人になって驚きました。よくある幽霊のお話しですが、IUさんの女社長の幽霊はハマり役だと思いました。
返信する
Unknown (rabu722)
2021-07-01 21:57:32
hama 27さん、こんばんは^^
本当にヨ・ジングさんは子役から大人の
俳優へと急成長されていますね!
特に横顔がドキッとするくらい
男らしくなりました。
物語はファンタジックで夢のような幽霊の
世界ですが、お二人とも幅広い演技で
魅力的なカップルでした。
返信する

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