ささやき・つぶやき・備忘録

木漏れ日の下で~安らぎをもとめて~
花風景館 ~自然を求めて~
SNOW&み~♪の備忘録です。

ぎゅーちち

2009-03-28 | 折々の京ことば(yahoo blog)
牛乳。
「毎朝ギューチチ飲んでます」。
ミルクやギューニューという前、昭和初期には京都ではギューチチであった。
幕末の「英和對譯袖珍辭書(たいやくしゅうちんじしょ)」にはmilkは「乳汁」と訳してある。
コーヒーは京の店ではコーヒと書かれることが多かった。

うどんの名称も東京とは違っていた。具を入れないうどんは東京ではカケであるが、
京ではスウドンである。ツルツルはうどんの幼児語である。

                (京都新聞 折々の京ことばより)



SNOWの時代は牛乳は牛乳です。 ぎゅーちちは初めて聞きました。
コーヒーに入れるミルクはフレッシュです。
すうどんは今でもすうどんですね。

おひなる

2009-03-27 | 折々の京ことば(yahoo blog)
起きるの尊敬語。御所ことば。
「御前オヒナッテいただかされ(起きてください)」。

江戸時代の京ことばを記した「片言」には「おひなれはお昼なれという心歟」とある。
「おかみがオヒナリましゃりまして」。公家ことばで「もうオヒナレや(おきなさいよ)」という。
宮中の朝の起床を知らせる「おひる触れ」では「もうしょうー、オヒルでおじゃーと申させたもー」という。

(京都新聞 折々の京ことばより)

ひらのはっこーあれじまい

2009-03-26 | 折々の京ことば(yahoo blog)
比良の八講 荒れ終(じま)い。

3月下旬、比良山から吹く冬の風も荒れ終わりで、それからの京都は暖かくなる。
「もうそろそろヒラノハッコーアレジマイやし、京の底冷えもしまい(終わり)どすな」

比良八講は、平安時代、比叡山延暦寺の僧侶たちが比良山中で始めた法会。
今でも大津市内では3月26日に比叡山の僧侶や山伏たちがほら貝を吹き、練り歩く行事がある。
                    (京都新聞 折々の京ことばより)



伏見に住んでいたSNOWは比良の八講より奈良のお水取りがすまんとぬくうならへんと言われてきました。 お水取りが終わってもまだ寒かったらお彼岸さんがすまなあかんなあ~ 暑さ寒さも彼岸までとゆうし。。。と。。。それでもまだ寒かったらやっぱり比良の八講荒れじまいがこんと。。。っていわれてきました。

滋賀に住んでからは聞かなくなりました。このコラムをみて懐かしく感じたのは私だけでしょうか。


比良山と菜の花です。





(2012.3.27の新聞の切り抜き)



(2018.3.27の新聞の切り抜き)

あて

2009-03-25 | 折々の京ことば(yahoo blog)
私。女性の高齢者がいう。「アテこれからどないしょ」。
複数形はアテラ。ワタシが変化してワタイ・アタイとなり、アテになった。
ワテとも。洛北の大原ではワチを用いる。アテカテは「私だって」の意味。
ウチカテということが多い。カテは「だって」の意味の「かとて」から。
ワタシはワタクシから。「私」はもと名詞であった。
江戸初期の尼門跡日記には「御わたくし」と記され高級女官を指した。

              (京都新聞 折々の京ことばより)