ささやき・つぶやき・備忘録

木漏れ日の下で~安らぎをもとめて~
花風景館 ~自然を求めて~
SNOW&み~♪の備忘録です。

きょうへいく

2008-10-30 | 折々の京ことば(yahoo blog)
京都市内の中心部へ行く。
昭和4(1929)年以前の京都市は上京区と下京区の二区だけであった。 同年に中京区ができ、もと愛宕郡であったところに左京区と東山区が編入された。
6年には右京区と伏見区が加わる。 そのころ「京へ行く」といえば、市内の中心部へ行くことであった。 京言葉の範囲は旧京都市内で使用される言葉であり、「上ル・下ル」「東入ル・西入ル」の表示の地域であった。 
         (京都新聞 折々の京ことばより)



伏見区は元は伏見市でした。 

昭和49年ごろでしょうか。右京区の一部に西京区が出来ました。桂あたりです。
友達の年賀状の住所の訂正をやった覚えがあります。


京都タワーの横、烏丸通りです。 まっすぐまっすぐあがって行くと御所にいきます。


(2006年撮影なので近鉄プラッツの建物が写っています。)

べんちゃら

2008-10-30 | 折々の京ことば(yahoo blog)
お世辞。口先だけでうまく言い、誠実でないこと。
「あいつはベンチャラ使うので、信用ならんわ」。
「オベンチャラ言うてんのか」とオを付けると、相手にいくらか親愛感をもつ。
ベンは弁の意味で、弁舌巧みなチャラということ。
チャラは擬態語で、デタラメ、冗談の意。
うそだったことにするから、帳消しの意味になった。
「こんだけ返すさかいチャラにしといてんか」と。

           (京都新聞 折々の京ことばより)

ほうらく

2008-10-29 | 折々の京ことば(yahoo blog)
物を炒るのに用いる平たくて浅い素焼きの土鍋。
筆者も子どもの時、文久生まれの祖母に大きいホウラクで、あられを炒ってもらって食べた。
ホウロクの訛り。壬生狂言の演目に「焙烙割り」がある。
焙烙を売る者と羯鼓を売る者との間でいさかいが起こり、
羯鼓売りが焙烙売りの並べたホウラクをすべて割ってしまう。
狂言中にそのホウラクが割られると、厄除け開運のご利益があるという。

              (京都新聞 折々の京ことばより)





信楽焼きです。
昔、信楽に行って泊まった民宿のご主人が焼かはったものです。

わりかし

2008-10-28 | 折々の京ことば(yahoo blog)
わりに。わりあいに。
「ワリカシましな品物どすな」。カシは「さぞかし」のカシのように
念を押すときの助詞。平安時代には「笑はれ給ひけむかし」のように用いた。
カシは、詠嘆の助詞カと強調の助詞シとの複合形。
比較的、思いのほかの意味で用い、「昨日よりもワリカシぬくおす(暖かいです)な」と言う。
ワリニのくだけた言い方で、ワリトとも。「ワリトよう勉強できるのや」。

                (京都新聞 折々の京ことばより)