闇に病まれぬ光に惹かれぬ

かつては闇ばかりだと思っていた世界に
思いがけず光が差して
意外と光に溢れてるんじゃないかって思ったこともあったけれど
それすらも伏線だったのか見事に暗転
気がつけば辺りはやっぱり闇に覆われている

冗談めかして言った言葉が
如実に真実を貫いていたりしてびっくり
そういうことは珍しいことでもなくて

粘りのある闇にとらわれてるわ
すっかりとりかこまれてるわ
それを気に入らないというわけではなくて
それがわかりましたというだけのことで

たぶん誰かのさじ加減で
時折、光が差すこともあるのでしょうが
恐らく世界の基本要素は闇で構成されているんだろう

どうせ夢も現実もどちらがどちらか定かではないし
闇も光も似たようなもんだといえば似たようなもんだ