いつも寝不足 (blog版)

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右翼と農業問題はどうなっているのだろう?

2005年07月25日 | 読書
鈴木邦男『新右翼 ―民族派の歴史と現在』改訂増補版(彩流社、2005年)を「へぇ、右翼が環境問題を取り上げるのが新しかったんだ、30年前は」(※)なんて思いながら読んでいて、ふと思った。
※経団連事件の檄文など参照のこと。

山紫水明、秀麗なる山河ということで右翼が環境問題というのは分かった。じゃぁ、農業問題はどうなっているのだろう。豊葦原瑞穂の国なんてことを言うまでもなく、日本の伝統文化の中で農業の果たす役割は大きい。右翼が伝統・文化を守ることを目的とするならば農業問題は避けて通れないはず。

そもそも、日本人が持つ自然に関する観念とはほぼ農村のそれ(※)と合致すると思うのだが、どうだろう。もし、そうならば、環境や自然保護を考える際、農業問題は不可分の要素だろう。
※ただし、50年以上も前の。既に存在しない類の。

三里塚闘争なんかで左翼が援農に行っていたのは知っているが右翼がそういう活動をした(orしている)というのは私の不勉強の故だとは思うが、知らない。また、元左翼活動家が自然農法やらに走ったなんて話はちらほら聞くが、元右翼活動家がそういうことをしているというのも聞いたことがない。まぁ、人数が圧倒的に違うから取り上げられる度合いが違うせいもあるだろう。

新右翼―民族派の歴史と現在

彩流社

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