IT営業をやっている人が考えてること

●日本の株が中心の投資。ルール決めずにテキトーにやって、テキトーに儲けるスタイル。

横浜マンションの杭打ちデータ偽装とIT業界の共通点

2015-10-29 23:28:54 | IT営業(BtoB)
多重請負が当たり前のIT業界。その構造はゼネコンと一緒とよく言われる。

今回の横浜マンションが、売主は三井不動産レジデンシャル、でその発注元は三井住友建設、でそこの下請けの日立ハイテクノロジーズがあり、でさらにそこの下請けの旭化成建材が今回は過去の類似案件を流用して杭のスペックを決めたということ。

IT業界でも同じような事がある。すごく似てるなと思ったのが、アプリからインフラからネットワークまでSI的に受注した時のHWスペックの決め方。本当はきちっとインフラ要件定義して、設計して構築して検証して、はじめて顧客に納品すべき。ところが顧客から予算を削られたりするとどうしてもコストは厳しくなるので、前に同じようなアプリ基盤でやったし、顧客の規模もだいたい一緒ぐらいだから、それを踏まえると「これぐらいでいっかな」なんて見積をする。その過去の類似例をもってきてこれぐらいで大丈夫だろうという考え方は旭化成建材さんと考え方の根本は一緒。

ITの場合だとオンプレだと大体大き目のスペックにしてるしクラウドだと拡張できるから概ね大丈夫なんだけど、そういうやり方をしていると同じアプリを同じような規模で使うけど、使い方が全然違うからユーザー数が違ってメモリやCPU、またはサーバーそのものが足りなかったり、データの管理メッシュが全然違ってディスクが足りなくなったりという事態になる。

今回の杭打ちに関するデータ流用のニュースを見て、まっさきに思ったのはIT業界におけるサーバースペックの決め方のこと、でした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 受注案件と失注案件の比較 | トップ | つまらないプレゼン キック... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

IT営業(BtoB)」カテゴリの最新記事