も、鼻詰まりで、思考能力ゼロですが、あまりに更新しなくてお叱りを受けているので、思い立ったまま。
リリコって知ってますか?
漢字で書けば、「凜々子」
実は、カゴメが70年の歳月をかけて進化させてきたジュース専用トマトで、高い栄養と酸味の少ないほんのりとした甘さが特長なのだそうだ。
コメでも「コシヒカリ」や「ササニシキ」などの品種があり、それぞれが産地や味の特徴を活かして、品種改良されている事を考えてみれば、ジュース専用に品種改良、と言うのもありえることである。
だけど、個人的に、このカゴメのトマトジュースは、好きになれない。
なんというか、あっさりしすぎていて、トマトらしさが無い様に思えるのだ。
今時のハウス野菜と同じである。
まだ、デルモンテのトマトジュースの方が、トマトらしい味を残しているような期がする。
なんだか、世の中の野菜や果物が、どんどん食べやすい、飲みやすいように品種改良されていく。
癖が無くなり、これまで苦手だった人も食べたり飲んだり出来るようになる。
それはそれで、いい事なのだろう。
だけど、野菜本来の持つ、苦味やえぐみ(?)も、その野菜を食べて「おいしい」と思える一因だった気がする。
朝露に濡れたトマトを、畑からもぎ取って、そのまま齧り付いた時の酸味やちょっとした青臭さも、「美味しさ」だったのではなかろうか?
それが、全て、「飲みやすい、食べやすい」の名の下に無くなっていくのは、ちょっと、「本当に美味しい」のかどうか、わからないような気がする。
・・・なんて、愚痴をグダグダ書いているが、全然、本題である「リリコの謎」には、到達していない。
一体、どこが謎なのか?
それは、先ほど、リンクを張った「凛々子」のページにある。
まず、もう一度確認するが、上に書いた「凛々子」の能書きは、ジュースの缶にも書いてあることである。
しかも、「凛々子」でぐぐると、各所で「凛々子の苗をもらいました」というページに出くわす。
にも拘らず、カゴメさんは、さらっと、こう書いているのだ。
「「凛々子」とは、ひとつの品種名ではありません。カゴメのジュース専用トマトの 総称なのです。」
えええっ?
品種じゃないの?
じゃあ、各地で配られている「凛々子」の苗ってなに?
何より、結局、なんという品種のトマトを材料にしているのか、わからないの?
各所で、食品の「表示」の問題が取り上げられている昨今である。
「無添加」と書いてあっても、添加されている天然材料が無害かどうかわからないのに、「無添加」と書いただけで、消費者は騙されてしまう。
いや、もちろん、この話とはレベルの違う話であはあるが。
それでも、「総称です」で逃げてしまっているという事は、その時々で、都合のいい品種を「凛々子です!」と言って使っているイメージが拭えない気がする。
やっぱり、最後は家庭菜園なのか?と考えてしまう今日この頃であった。
あー、鼻が辛い。
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