「リラック・・・ま？」

　「冗談から駒」というのは、おやぢギャグ的にも今ひとつだが、まあ、そうとしか言いようのない成り行きで、金曜に職場の忘年会を温泉でやった。

　・・・と書くと、すんげー景気良さそうだが、実は「温泉」とは言っても朝までやっている「温泉」センター。
　最初は、箱根当たりにしけこむか？という話が、会社の保養所になり、都内の某人工島の温泉センターになり、終いには地元でもちょいと引っ込んだところの、温泉センターにになったのだが、それでも財布と仕事の折り合いを付けて、何とか温泉が残っただけでもたいしたモンである。

　大体、当初の目論見は、こんな感じ。
・仕事後にセンターに集合
・大宴会（飲み放題付き）
・温泉三昧（＋１２００円）
・施設に併設のボーリング場でボーリング三昧（別料金）
・温泉三昧（深夜料金１２００円）
・施設に併設のカラオケ三昧（時間９００円）
・仮眠室で爆睡（無料）
・朝湯三昧（深夜料金に含み済み）
・笑顔で解散

　最初に、がーっと飲むのではあるが、後は温泉とスポーツとカラオケという非常に健康的（？）な忘年会の筈だった。

　が。まあ、しかして現実は、やや厳しく。
　下調べ不足もあって、以下の変更が出た。
・ボーリングは別施設なので、出ると再入場不可
・なので、ボーリング後にひとっ風呂は無理。
・カラオケも超小さなボックス（３人用）なので、みんなでは無理。
・すぐ側に、某チェーンのカラオケもあるが、それはボーリングと同様、出ちゃうと再入場不可。

　よって、結局、２時間ほど風呂につかりまくった後は、だらだらと施設内にある２４時間営業の居酒屋で飲んだくれていた。
　
　まあ、それでもね馬鹿話を含めて、普段、じっくり話せない連中と長話が出来たのは、楽しかったが、冷静にヨーク考えると、私は実は土曜にいっぱい用事があるのを、忘年会に参加することに懸命になりすぎて、忘れていたのである。

　で、それを思い出したのが、もう、寝ようかなぁ、と思っていた明け方４時半過ぎ。
　しかも、用事のうち、一番早い奴は、８時半に家から出かけないとダメだった。
　このまま、仮眠して７時に起きてここを出れば、何とか間に合うのではあったが、いま、この結構飲んだくれて、しかも久しぶりの明け方までの徹夜では、７時に起きられる自信がない。

　で、ふと館内にあった、最寄り駅の時刻表を見れば、５時過ぎに始発である。
　うう、あと３０分ほどだ。
　つー訳で、私は慌てて大浴場にざっと漬かって酒臭さを消した。
　着替えて居るときに、丁度、夜遊びせずに先に眠った連れの一団に出会ったので、幹事に先に帰る旨を伝えてくれと伝言し、電車に飛び乗った。

　その後、家で２時間ほど寝たものの、それ以降はなんだかんだで夜９時頃までは、ゆっくりと横になれない程忙しい一日となった。

　もちろん、前日の温泉は、すんげー気持ちよかったのではあるが、いまとなっては、もう１週間も前のことのような気がしているのである。

　みなさんも、温泉での宴会のご利用は、計画的に。