かのベストセラー「ダヴィンチ・コード」の作者 ダン・ブラウンの「旧作」が文庫版で出たので読んだ。
なんじゃそれ、と思われる方もいるだろうが、つまり、「ダヴィンチ・コード」が当たったので、日本では未出版だった古い作品を出しちゃったと言う奴である。
最初、ハードカバーで出たときにも知っていたのだが、その頃は、猫も杓子も「ダヴィンチ・コード」で食傷気味だったので、まあ、ハードカバーでわざわざ高い金出して読むほどでもないか、と、買い控えていた。
以下、内容には触れないけれど、先入観を持ちたくない人は、読み飛ばしてください。
読み終わって、予想よりも面白い事に驚いた。
大体、売れた作品の前の作品は、なるほど、これじゃダメだな、という作品が多いのだけれど、テンポがよい分、個人的にはこちらの方が好きかも知れない。
ただし、謎解きやストーリー運びは、圧倒的にダビンチコードの方が上手で、その意味では確かに前作、今一歩だなとも思うのだが、テンポがよいと言うことは、こちらの作品の方が、映画化には向いているのかもと思った。
あまり深く考えず、電車等で読んで時間をつぶすには十分な作品だし、読むことでちょっと映画のできばえも楽しみになる。
二匹目のドジョウにしては、まずまずと言うところか?
と言うことで、おいらの評価は★三つです。
★★★☆☆
やや厳しめだけれど、完成度の高かったダヴィンチ・コードに敬意を表しました。
※ちなみ、扉の画像は、映画版に出るのでは?と噂があったが結局出ていないジゼル・ブンチェン
・・・つまり、全然関係ないのだが、「天使と悪魔」で画像検索したらひっかかったので。
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