「朗読CD」が売れているらしい。
種類も、純文学作品だけでなく、「ハリーポッター」の様に新しいものも出ているようだ。
しかし、主な理由は、
「読むことが面倒なので」
であるという記事を見かけて、ガッカリした覚えがある。
私は、「朗読」とは、当然「語り」であると思っている。
郷土に伝わる昔語りを、囲炉裏端で老婆が語る「語り」と同じである。
そして、「語り」は以前書いた「ラジオドラマの話」にも共通して、「本」と「映像」の中間の特性を持っていると感じている。
つまり「映像」が、話のテンポから情景描写まで、「全て強制」されるのに対し、「語り」は、物語のテンポや緊迫感は伝えるが、最終的な情景の描写は「聞き手」に委ねられるからである。
勘違いしないで欲しいのは、「強制」と書いたことが、全て悪いわけではない。
それは「演出」や「演技」「効果」であり、優れた「演出」「演技」「効果」は、自分で本を読む以上の感動を与えてくれるという事は、良質の映画を見れば解るとおりである。
同様に、優れた「演出」「演技」「効果」の「朗読」は、物語の内容を、より一層、受け入れやすくしてくれる、と思うのである。
そして。
先日、私がスノーさんこと、「これい~な Non Stop Music Station」の深雪美里さんに送った物語を、なんと! スノーさん自身が「朗読」して送ってくれたのである。
折角なので、公開したいとお願いしたところ、快く応じてくださったので、皆さんに御紹介する。
ちなみに、私の書いた文言とは、若干異なっているが、これは、より自然に聞こえるようにするためのスノーさんの「演出」「演技」「効果」であり、実際、私もこの方がより心に染み入ると思うのだ。
折角なので、お玉さんの書いてくれた絵にも少し背景を入れて雰囲気を出してみた。
それでは、聞いてください。
※注意!
ブラウザにより、ページを開くと直ちにMP3のダウンロードが始まります。
大きなファイルが見難い環境の方は、御注意ください!
「朗読:雪便り」
MP3ファイル 2.01Mbyte
Va :深雪美里
挿絵:お玉 & ぷよぱぱ
それでは、どうぞ!
★素敵な朗読を送ってくれたスノーさんと、絵の二次使用を認めてくれたお玉さんに感謝!!
本文にも書きましたが、言い換えてもらって良かったと思っていますよ。
「生活で使う言葉」で「語る」ほうが、自然に聞こえるだけでなく、内容も深くなる気がします。
本当に、有難うございました。
虎有難うございました。
先に、お返しお送りしました。
後ほど、お伺いします。
スノーさんから送られたファイルを開いたのは夜中だったんですけど、寝ぼけ眼がぱっちりでしたよ。
日頃、刺激的「映像」に押し流されているので、こういう「留め絵」で「朗読」という世界は新鮮で、癒されますよね。
言い回し、勝手に変えててごめんなさい。
これが、かなり素の広島弁です。
ただ、同じ広島でも、所によって若干違うんですけど。
例えば、私の出身・県北と、私が今住んでいる広島市とでも、
通じない言葉があったりするんですよ。
面白いですよね、方言って。
「朗読したい」
そう思って、即行動に移せたのは。
ぷよさんの物語に惹かれたからに他なりません。
本当に、ありがとうございました。
よろしぅ。
優しい語りと絵ですね。