風蘭よれよれ栽培日記

風蘭・富貴蘭の成長記録

金牡丹

2009-10-08 09:36:13 | 虎斑・牡丹芸

 この金牡丹、まだまだ登録銘鑑の上位品種欄を夢のごとくに眺め
ていたかけだし当時に和歌山市内の専門店さんで購入したもので、
牡丹錦を生んだ根が比較的太いよく伸びるタイプのものではなく、本
当にミズゴケに少し根先が触れただけでもその伸長が止まってしま
うのではないかと心配するくらいに根が細く非常に伸びにくいタイプの
方の系統のようです。

 この金牡丹の親木は、ブログ立ち上げの当初に何例かの失敗談を
とりあげた中の一例にある今はもう御臨終の金牡丹です。今思えば
まだまだ小さい子でしたが、金策にとその親から無理に割子して先輩
の店先に陳列してもらっていたものです。しかし中々購入者が現れず
日が過る一方で、そうこうしている間に木姿が乱れてきたこともあり作
り直そうと我家に連れ帰っていたものですが、もし、金策の必要なく
割子せずにそのまま親木につけていれば、この金牡丹も今頃はどう
なっていたものか今思えば本当に結果良かったと喜んでいます。
 あわてて株分けすれば、後の作に悪影響を及ぼすとはいえ、このよ
うなことも起こり得ますので、株立ちを目だす前に1本位は外しておく
のも良いのではと思います。

 しかしこの金牡丹、人間で言えば相当気難しいタイプらしく、作るのに
かなりの苦労を要します。表向きは葉を重ねそこそこのサイズになった
ところで根下ろし悪く簡単には外せません。ようやく外したところで、今
度は成長鈍く中々親木サイズにもなってくれません。この子を外すに至
るまで約6年を要しており、今、この木に子がついたとしても成長に要
する時間を思うとため息ものです。どうせため息をつくならと、今なら
稚葉を含めると8枚の葉があるので、この金牡丹も来シーズン当初に
は、下葉数枚をむしることにしようと思います。(勇気を振り絞っても2枚
が限度かな

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